今、ゆっくり歩く

 

 今、楽しく歩く

 

 今、嬉しく歩く

 

 今、落ち込んで歩く

 

 今、泣きながら歩く

 

 今、悲しく歩く

 

 

 どんな気持ちで歩こうが

 

 そこには

 

 いつも心がついている

 

 心はいつも一緒

 

心がなければ

 

 何もできない

 

 いつまでも穏やかな

 

 心でありますように・・・

 

暗い夜

 


光り輝く星の空の下で

 


ひっそりと立たづむ

 


一人の男が詩を書いている

 


彼は一灯の灯りを頼りに...

 


ただひたすら書いている

 


この自然を目の前に

 

 


この川の流れを感じながら

 

 


この星空を見ながら

 

 


ひたすらに

 

 


詩を書いている

 

 


時には動物の鳴き声

 

 


この自然の風を感じながら・・・

 

山奥のあるホテルに宿を取った

 


そこは自然があり、小鳥たちのさえずりや

 


風が吹くとサーサーと聞こえる

 


滝から流れる水しぶきが顔に付く

 


まるで顔が潤っているような...

 

 


若さが戻ったような気がした

 

 


野原を見ると親子連れのキタキツネがひょっこり顔を出している

 

 


宿に泊まる前に秘境である沼に行った


沼までたどり着くまで険しい道のり


岩の階段を登り、砂利道を下り、川を渡り


一時間ぐらい歩くと秘境のたどり着く


たどり着いた沼は、エメラルドグリーン色の沼


太陽の光が当たった所だけ、青々とした光が立ち込める


異様な光景を後にした

 

夕方、ホテルに戻り


チェックインを済ませて、露天風呂に


貸し切り露天風呂かーと思い入っていたらガラガラと扉を開ける音が聞こえた


誰か、入って来たのかな?と思い髪の長い女の人らしき者が露天風呂に入り込んだ


湯気で姿が見えない


突然、湯加減、、、どうですか?と聞かれたので振り返ると湯気は消えていた


誰も居なかった


気のせいかと呟いた


部屋に戻って夕食にした


夕食を後に寝床に入った


寝ていると足の方から寒気がしていた


肩に何か冷たさを感じた


壁に飾ってる人形がコツコツ動き出し、襖もぎぃぎぃ音を出している


驚いて、起き出したら


その人形が首にまとわりついて首を締めようとしている


苦しいながらも振り落として、慌てて電気を付けた


その人形を見たら、髪の長い女の人形だった

 

ようやく朝を迎えた

 

 

 

夜、ドライブをしていると鹿の群れを見る事ができる

 


その群は立派な角を持ちながら群れの先頭を走っている

 


その後ろを走っているのが角の短いメス

 


その後ろを小鹿が走っている

 


小鹿はぴょんぴょんと跳ねながら走っている...

 

 


車を停めて、その群が居なくなるまで見ていた

 

 


その群はなんか楽しそうでぴょんぴょん跳んでいた

 

 


中には、首と首を擦り付ける行為は謎である

 

 

 

鹿は走り去った

 

 

また車を走らせると今度は夜空が顔を見せた

 


車の中から見える夜空の星も美しく輝いてる

 


車を停めて、外に出ると360度の星が輝いてる

 


ジュースを飲みながら、星を見ているとなんか神秘的で幻想的な一時が味わえてしまう

 


この日本、この自然に生まれて良かったと思う

 

 

 

 

夜一人で気晴らしに歩いていると

 

涼しさと川の流れを聞きながら

 

一人で涼しんでました

 

...

ある程度、涼しさを感じながら

 

自宅へと歩きだした

 

前の方に一つの街灯が見える

 

その街灯へと近づき

 

おっ、スマホの通知が・・・

 

しばらくスマホを見ていると

 

突然、若い女の人が一人

 

「あら~、お子様連れでしたか~?」

 

えっ!!いや、息子はいないですけど

 

一人です!

 

「でも、見えますよ・・・子供が!」

 

ひょっとして、この女の人・・・霊感あるのかな?

 

頭、おかしいのかな?

 

突然話してくるのもおかしい

 

怖いので逃げてきた

 

自宅の前に止めてあった車に乗り

 

夜中、ドライブをしていると綺麗な星空を見て

 

全てを忘れるかのように心が落ち着きを取り戻してた

 

信号待ちをしていると子供連れのお母さんが

 

信号を渡ってた

 

信号が青に変わり、出発

 

いきなり、パパ~!と声が聞こえた

 

えっ!?とバックミラーを見ると何も写ってない

 

気のせいか!

 

貴方、息子に優しくして

 

何だ・・・この声は!?

 

もう一度、後ろを見るとあの女の人と子供らしきもの

 

その瞬間に体が動かない

 

何もできないまま、車ごと海へ海へと引き込まれていく

 

二人に捕まれたまま・・・

 

それ以来、そのカーブでは3人の親子の幽霊が出ると

 

噂されている