2015年4月29日(水)祝日
13:00~17:00
場所 板橋区上板橋七軒家公園集会所1階
東京都板橋区上板橋2-38-3
13:00-17:00
無事終了しました。
大人10人、小学生14人、合計24人の参加となりました。
レポートが遅くなりましてすいません。
前回の経験から、今回は大人の参加者を増やしていきたいと思い
知り合いの方に強くお誘いしていきました。
おかげさまで何人もの大人の方に参加して頂きました。
ありがとうございます。
そんな感じで万全の態勢で臨んだのですが
開始時に子どもの参加者が2名という事であれれ?
まあそんな時もあるからと、のんびりスタートとなりました。
しばらくは、少人数ゲーム会だったので
あー、今回はまったりで終わるんだろうと思い
普段なら絶対にゲームに入って遊んだりしないんですが
うかつにもズーロレットの卓に、ルール説明からの流れで入ってしまいまして
ゲーム終盤盛り上がってきたところで
どーっと小学生の固まりが参加
あれよあれよと大忙しとなりまして、まああれです
油断大敵ですね。
嬉しい悲鳴ですが。
それと今回は全体遊びに「ウミガメのスープ」というクイズゲームを用意しました。
こちらはチーム戦にして、相談しながら遊ぶというやり方でコミュニケーションを活用した遊びにしてみました。
詳しくは後半のレポートで記しますが、なかなかに盛り上がりました。
それでは今回のゲームの様子を個別にレポートしていきたいと思います。

「いかさまゴキブリ」
見つからずにいかさまができるかどうかが試されるトリッキーなゲーム
基本的にはUNO的な手持ちのカードを出していくゲームなのですが
ここに「いかさまをして良い」という、とんでもないルールがぶっこまれています。
カードを隠したり
カードを重ねて出したり
隙をついてやりたい放題です。
だからといって、好き放題できるってわけではなくて
監視者にいかさまが見つかってしまうと重い罰則があります。
いかに監視を潜り抜けて悪さをするかが試されるわけです。
このゲームのルールを聞いた子どもたちは
空いた口がふさがらないといった表情でした。
まあ子どもだけでなく大人も口アングリでしたけどね。
ほとんどのゲームはゲームの盤上やカードのやりとりの枠内で行われるものですが
たまにこういったイレギュラーな発想のゲームが出てきますね。
デジタルなゲームに変換できないアイデアです。
また、このイカサマをするという、ちょっとした悪事をする背徳感は魅力です。
前回のレポートでも書きましたが
それだけで引っ張ってしまうのは怖いのですが
ロールプレイの一つとして普段できないことをやりきってしまう解放感は楽しいです。
今後も一風変わったゲームとして遊んでいきたいですね。

「ミスターダイアモンド」
視覚と記憶の度胸ゲーム
土台にくっついているのか、いないのか見極めて取る度胸ゲーム
小学生低学年ではかなり受けるゲームです。
わかりやすいルールと
わかりやすいビジュアル
そしてこの「おもちゃ」感。
食いつかない訳がないです。
毎回思うのが、くっついてるダイヤの配置がいやらしいって事。
絶妙なんですよねコレ。
均等に配置されてるわけじゃなく、固まりがあったり、微妙な距離感だったりで、記憶しにくい。
傍で見てると、何度も同じところをつまんで失敗してるのをよく見ます。
あれを見ちゃうと、脳の癖みたいのがあって
それを相当数試して、配置したんだろうなって思っちゃいますね。
ゲーム終わった後にくっついてるダイヤの配置をみんなに見せると
「ああ、やらしいねえコレ」って溜息ですよ。
今回も子どもたちが何回も遊んでいました。
他の卓で遊んでいるのを見ると、どうしてもやりたくなるらしいです。
まあ見た目が全てなゲームなのでその気持ちもわかります。
子ども達が配置を完全記憶するまではまだまだ出番があるかなって感じです。

「ブロックス」
ブロックを使った図形陣取りゲーム
当ゲーム会の定番として不動のゲームです。
もうほとんど書くことはないんですけどね。
まあ、あえて書くならば
初めてでもセンスで勝ちに行けるってのがすごいゲームですね。
このゲームのように完全公開情報ゲームというのは、
たいていの場合、経験の差が大きく出ます。
なんですけども、このゲームの場合
そんなに経験の差が出ないというか
まあセオリーとかあるにはあるんですが
状況とセンスで切り込める余地が多分にある感じです。
初めてでも勝てる。
経験者でも手を抜かないで良い。
それって結構、子どもたちが「安心」して遊べる条件なんじゃないかなと思います。
常に遊ばれている理由ってそういう所なのかもしれません。
あと法則として
経験者の子どもが、得意げにルール説明すると、その子はボロ負けするってのがあります。
慢心なんでしょうな。

「ワニに乗る?」
可愛い積み木を使ったバランスゲーム
まあ安定ですよね。
初めての子に勧めやすいゲームです。
見たまんまなバランスゲームなので深さも何もないんですが
初めてのみならず、結構ボードゲームを遊んでる子も
誘われれば遊んでたりします。
慣れてくると色々と新しい乗せ方も思いつくようです。
乗せるときに、軸を少しずらして乗せるとか
90度角度を変えて乗せようとしたり、いろいろ編み出します。
ルール内で遊んでいますが、より意地悪な乗せ方を考えてきますね。
毎回、彼らの新しい「悪意ある」乗せ方を見て勉強してます。
あと表情が良いんですよね。
してやったり顔がね。

「ズーロレット」
動物園マネジメントゲーム
前回から、どうしてもコレやりたかった子がいて
早くやろう早くやろうと、せがまれました。
当ゲーム会では毎回軽いゲームから始めて、だんだんと時間のかかるゲームに移行していくのですが
毎回来てる子には、そういうウォーミングアップはいらないのかもと思い始めました。
1時間級のガッツリしたゲームが遊びたいなら初めから出していこうかなと。
チケットトゥライド、ズーロレット、カルカソンヌ、アルハンブラ
このあたりをガッツリと遊ぶのも充実感があって良いんですよね。
その時の参加者にもよるのでケースバイケースではありますが
メンツが同じにならないようにシャッフルしながら、やっていこうかなと思います。
で、ズーロレットですが。
当ゲーム会では一番ルールの多いゲームです。
まあ多いとは言っても1時間級のゲーム。
小学校5、6年生くらいにちょうどいい感じではあります。
このあたりのゲームからマネージメント要素が大きくなり
長期的な視点でゲームをコントロールする感覚が重要になってきます。
充実感がドッと増えていきますね。
この辺を遊んでくるとボードゲームの沼にズッとはまっていくんですね。
今回遊んだ子たちも、かなり充実した表情をしていました。
ゲームが終わった後も
「あそこでこうしていれば」とか「最後の選択が」とか
唸りながら、感想戦を行っていました。
人がゲーム沼にはまっていく瞬間をリアルタイムで見るのは良いものですね。

「にわとりのしっぽ」
記憶力をでレースする40代にはきついゲーム
このゲームが遊ばれていたのはゲーム会後半くらいで
子ども達が一気になだれ込んだ時間帯です。
小学校低学年の子も多く来たので
この「にわとりのしっぽ」や「ワニに乗る」、「ぴっぐテン」「ドブル」
などが多く遊ばれていました。
この辺の低学年にもばっちり遊べるゲームを用意していて本当に良かったなと思います。
特にこの4つのゲームは無理なく遊べるルール量で
必ず遊びきれます。
「遊びきる」って結構、大切なことです。
ルールが多いとちょっとモヤっとしたまま終わってしまうこともあります。
理解が追い付かないと
遊びきることができないんですよね。
ルールを掌握して、駆け引きや、戦略を立てられて、ようやく楽しさが満ちてくる。
やりきった感ってとても大事。
ちょっと背伸びをすればいくつも遊べるゲームはありますが、
出来る限り、低学年には遊びきれるゲームを多く遊んで
満足してから次のステップへ行けたらと考えてます。
先ほどの4つのゲームは
非常に面白い低学年向けゲームなので強くお勧めです。

「ウボンゴ」
隙間に図形を埋めるパズルゲーム
写真はウボンゴなんですが、
ここではちょっとドブルの話を書きますね。
ウボンゴはクリアした時ウボンゴって叫ぶのがメイン。
以上
さてドブルはリアルタイム図形かるたです。
早い者勝ちのアクションゲームですね。
で、そのドブルで今回遊んだ時の話です。
今回、初めての友達を連れてきた子がいたんですが
その子達がなかなかフリーダムな子達でした。
ルール説明は聞かない
ふざける
大声をだす。
ゲームが成立しにくい状況でした。
そこでドブルです。
ルール説明は勢いで乗り切りすぐにスタートです。
リアルタイムの競争ゲームなので考える暇はないです。
すぐにふざける子たちも負けるのは嫌いです
集中しないと負けます。
次から次に進めていきます。
ちょっとでも余暇があるとワチャワチャとするので
ハイハイハイとテンポよくすすめました。
そんな感じで、勢いに押されて遊びきることが出来ました。
ゲームは面白いものです。
ルールを守りその中で力を尽くすからこそ面白さは大きくなります。
そしてあそびには段階があり
スキンシップや無秩序なコミュニケーションが面白い所から
一緒に何かをやったり、作ったりする段階に上がっていくと思います。
一度その段階を経験すれば
無秩序なあそびの状況には物足りなさを感じると思います。
今回はチカラワザで押し切って遊びに引っ張り込みましたが
そこでゲームの面白さを体感してもらえたと感じました。
その後は結構落ち着いて他のゲームも遊べたので
こういった「卓を囲んだ遊び」の経験になったのではないかと思います。
何が言いたいかというと
「ドブル」すごいなと。
そんな感じです。

最後に全体遊びです。
「ウミガメのスープ」というクイズの本があります。
これは平行思考クイズというもので
問題の出題者と、回答者との間で話をして
真相にたどり着くというゲームです。
問題に対して質問できるのですが
回答はイエス、ノー、関係ありませんの3つしか言えません。
上手い質問には、それは良い質問ですねといいます。
問題は、基本的に質問ありきです。
質問のやり取りを行わないと何がなんだかわからない状況ばかりです。
この出題者とのやり取りが面白いゲームです。
今回は全体遊びにするのに少しルールを加えました。
グループ対抗ゲームにしたのです。
各グループで話し合って
質問や回答を考えます。
なかなかに盛り上がりました。
話し合うことで、出題に対する理解が深まり
一人では絶対に出てこないアイデアが生まれて
真相に向かって突き進むのです。
結構難しい問題も多いのですが
グループで話し合うと
かなりの正解率になりました。
凄いですね。
これは本当に感心しました。
僕は出題にあたり一通り読んで考えてましたが
まあ正解にたどり着けるのは半分もなかったです。
三人寄れば文殊なんだなと。
さて今回のゲーム会レポートは以上です。
遅くなりましてすいません。
次回は6月7日になります。
よろしくお願いします。