看取り込みの保護を決めたきっかけをくれた、片耳の黒猫アリちゃん
私がこの活動を始めたのは
4〜5年前ですが、
活動を始めた初期の頃に
保護して1ヶ月で亡くなった子がいました。
右耳が完全にない、黒猫さんでした。
(写真だとわかりませんが、左耳はちゃんとあります)
TNR活動を始めたばかりで、
地域で1番迷惑な餌やりさんの場所をTNRしており、
(区をまたいで餌やりしていて、何箇所も全て 未手術……おかげで、かなり経験を積めました笑)
あっぷあっぷしていた時期でした。
片耳しかないこの子を見つけ
保護したかったのですが、
「今は無理だ…」と思ってしまいました。
ご年配の餌さんが夜の早い時間に餌やりしていたのですが、
真夏なのに水は忘れるし
地面にべちゃっと缶詰めを直置きするので
5分後にはアリさんたちがいっぱいでした![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
(アリさんは冬に向けて、自分たちの仕事をしてるだけで悪くなくて
悪いのはリテラシーが低い餌やりさん)
![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
心配で、毎晩深夜に、
栄養のあるごはんとお水をあげに通いました。
「保護したいな……」と思いながらも
保護を見送っていました……
ですが夏から冬になり、
痩せた体で外に居るのが可哀想で。
出会って半年後の2020年12月に、
うちにお迎えしました。
浪速区を中心に勢力的にTNR活動されている
「なにわ猫クラブ」さんご協力のもと、
保護することができました![おねだり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/646.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![おねだり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/646.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
1週間、2週間では無理で、
時間がかかりました。
当時の私はまだ経験が少なく
(今もまだ十分とは言えません)
成猫だと、人との環境に慣れるのに
1ヶ月は全然かかることを、知りませんでした。
2週間経ったころかな、
ずっとケージ生活が可哀想に思い
一度、お部屋デビューしたのですが、
この子にはまだ早すぎて![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
ケージ生活に戻ってもらいました![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
![赤ちゃん泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/606.png)
幸いにも、食欲はしっかりありました。
お水も沢山飲んでいました……
保護して1ヶ月経ち、
まだケージ生活でしたが、
少しは人の環境になれたかなと思ったので、
近くの動物病院で診て頂きました![病院](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/092.gif)
![病院](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/092.gif)
エイズと白血病は陰性でした。
血液検査もしたのですが、
非常に腎臓が悪い状態でした……
毎週点滴が必要な状態でした。
腎臓病のハナちゃんを看取った今なら分かるのですが、
高齢で腎臓が駄目になっていたか、
もしくは腎臓病の末期でした。
病院の結果をショックは感じていたものの、
その時の私は、本当の深刻さが分かっていませんでした……
「来週から1週間に1回は点滴だ
」など悩みながら帰宅したのですが、
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
数日後に最期の時が始まってしまい、
アリちゃんは翌週の点滴に連れて行くことなく、天国へ旅立ちました。
初めての看取りでした。
必死に「どうか復活してほしい」と祈りながら、
猫に詳しいお友達に相談し
お看取りを対応しましたが、
今思うと、ホッカイロをいくつも入れて悪かったな等、色々後悔があります。
(亡くなる子は冷たい場所に居たい気持ちになります)
アリちゃんは体調が急変し、
2日で亡くなりました……
つい数日前に、病院へ連れて行ったばかりでした。
あと1ヶ月早く保護していれば、
きっとこの子は人馴れできたのに、
ケージ生活のまま亡くなりました。
保護の決意が遅かったことを、今でも後悔しています。
(なので、保護を迷っている方にお伝えしたいのは、私みたいな後悔をしないように。早く保護した方がいいです
その方が、ご自身が後悔しなくて済みます)
![お願い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/517.png)
アリちゃんは、苦しんで苦しんで亡くなりました。
最期は水だけになり、
その後、水も飲めなくなり
何時間も苦しんで亡くなりました……
私はその時、初めて
猫は亡くなる時に、長い時間苦しんで亡くなることを知りました。
酷い痙攣も起こす子も多くいます。
アリちゃんを看取らせて頂き、
どんなに苦しんで亡くなるかを知りました。
最期の苦しむ時間は、決して短くはないです。
そんな時に、
水を飲みたい間は、水を飲ませてあげたい。
せめて静かな環境で、車や人に左右されず、
自分のタイミングで天国に行かせてあげたい。
そんな想いが生まれました。
それから、微力ではありますが、看取りのために保護することを決めました。
もし、このブログを読んで下さっている方で、
餌やりしている子の保護を迷っている方がいらっしゃれば、
私みたいな後悔がないように、
早く保護することをお勧めしたいです。
辛くても看取れてお葬式ができた方が、
「ある日から姿がない……」よりも、
胸に残る後悔は少ないです。
ちょっと長くなりましたが、
私が看取りをするきっかけをくれた
1番最初に看取らせて頂いた
大切なアリちゃんの想い出でした。
読んで下さり、
本当にありがとうございます![桜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/095.gif)
![桜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/095.gif)
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猫エイズの誤解をといて、
読んでくださる方が保護に直面したときに
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