冥王星の褐色領域はカロンを形成した巨大天体衝突で出来た

水星・金星・地球・火星は岩石惑星で、木星・土星は気体惑星で、天王星・海王星は氷惑星ですが、冥王星も氷惑星です。しかし、冥王星は天王星・海王星の様に均一な青白色をしておらず、赤道付近に褐色の部分と白色の部分があります。また、冥王星には地球と同じ様に大き過ぎる衛星があります。月の直径は地球の4分の1ですが、カロンの直径は冥王星の半分もあります。
この謎を解明したのが、東大の関根教授と東工大の玄田特任教授です。また、月が誕生したジャイアントインパクト説を決定的にしました。大き過ぎる衛星を持った地球は太陽系の中で異端児だったのですが、太陽系の一番外側にジャイアントインパクトで出来た同じ仲間が居たのです。
アンモニア水+メタン+ホルムアルデヒドがプラズマ状態になるとアミノ酸(透明)になり、50℃以上になるとアミノ酸(褐色)になります。
NH3H2OCH4COH2NH2CH2COOH3H2
アミノ酸は味噌の熟成と同じで熟成温度が高く、熟成期間が長いほど褐色になります。又、ニューホライズンズの分光データから褐色のアミノ酸だと分かっています。
彼らは巨大天体衝突で冥王星の赤道付近が50℃以上になることをシミュレーションで証明しました。冥王星の表面温度はマイナス220℃なので、そのまま冷凍保存されています。→ジャイアントインパクト説の生きた証拠
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