#57 LIVE AND VITAL 生活と生存(本誌ネタバレあり) | 塗櫛のブログ

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そしてYJ連載中の「テラフォーマーズ」に夢中。
テラフォーマーズ感想についてはほぼ初見の勢いで書いてますので、
文章が荒ぶっています点をご了承の上お読みください。

久しぶりのテラフォだ!

私も久しぶりだ!

連載再開のすぐ後(11/19)にはコミックスの発売ですよお忘れなく!
























※以下本誌ネタばれですのでご注意願います。








--------------------------キリトリ----------------------

二人はよく似ていて、けれど対極的なるものだった。

『少女が戦士になった過去(ワケ)。』

姉は生きていくという事に彩を求める事を願い、妹は生きていくという事に一切の無駄を排除したいと願っていた。

姉の「無駄な買い物」は妹にとって不要なものであるというその主張は、姉にすれば生きることが「生きるだけ」になるのではないかという懸念にもなる。

ただ生きるだけならば、生存するだけならば、存在するだけならばそれは無機物と変わらない。

姉の考えは妹にとって決して理解できないものではない。

それを許容できるものでもない。

だからといって互いを否定するわけではない。

二人はよく似ていて、けれど対極的なるものであり、それでも決して不仲ではなかった。

『無意味で

不気味な存在感

その魚は……

何だ!?』

少なくとも就職が決まった姉への祝福として、共に旅行へ行こうと計画を立て、それを実行するぐらいには互いの存在を当たり前のものと思い、そして大切であると認識している程度には。

それ故に二人が共に理不尽な運命に巻き込まれてしまったとしても。

誘拐ビジネスというまるで映画のような、けれど世界の何処かにあるビジネス。

戸籍の無い人間が誘拐されるのではなく、その為に育てられた人間が売られるのでもなく、ごく普通に生活していた人間が誘拐され、売られるビジネス。

双子という付加価値のついた彼女たちは、祝福として旅立ったその先でビジネスの対象となった。

売り飛ばされたその先がハンニバル・フォン・ヴィンランドという、世界を支配する一族の一人であったことは、今の彼女にとって決して不幸中の幸いなどと言えるものではなかっただろう。

たとえその部屋が華美な芸術品で埋められていたとしても。

たとえかつての『御主人様』がまるで自分と同じような、生きていく事への彩を不要と思い、ただその数字だけを見ている存在だったとしても。

本当にその価値がわかるのは妹である自分でも、そのご主人様でもなく、この場に居ない、そしてかつてのあの場所にも居なかった姉だったろう。

それは高価なものだからという理由ではない。

人生に、生きることに彩を求めていた姉ならば、その美しさを心の底から愛することが出来た。

そしてようやくハンニバルは思い出す。

今目の前にいる彼女が何者なのかを。

この部屋まで単身辿り着いた彼女が何者なのかを。

無駄を排除したいと願いながら生きてきた妹は、無駄と損失を積み重ねてこの場所に立っている。

権力も、金も、力も縁も無い彼女が、この場所に立っているという事が意味するもの。

何の変哲もない人生を送り、そしてその先も送るはずだった市井の1人であったはずの彼女がここに居るという事実が意味するもの。

彼女がここに来るために、何を得て何を捨ててきたのか。

それはハンニバルにすれば無駄なものに過ぎない。

女性の尊厳を失ったというのであれば忘れてしまえばよかった。

失ったものを、損失をいつまでも嘆いたところで前には進めないというその言葉は、決して間違ったものではないだろう。

その言葉を発した者がハンニバルでなければ。

その言葉を聞いた者が彼女でなければ。

生きることに対して彩など不要と思っていた彼女が、無駄を省いて生きていきたいと願っていた彼女が、隠れていたはずの彼女が姉を助けるために出てきたあの時から、彩も、無駄も彼女の人生と共にあった。

『今度は、私が全てを簒奪(うば)う番だ。』

数字で全ての価値を計るというのであれば、数字をただ数えていれば良い。

妹の、サムライソードの手によって己の手足の指が切り落とされていくであろうその数字を。

 

・サムライソードへと至る道

恐らく一般人よりは多少裕福な、けれどその程度しか差異の無い彼女がその名を捨ててサムライソードという戦士として生きることになったその経緯。

ただの女子大生であった彼女が、双子の姉との区別をつけるためなのかまだ髪の長かった彼女が今の姿になるまでに如何なる経緯があったのか。

今週の話を全て読んだ上でこのコマを見ると、あえてナレーションで『髪が長かったころの記憶』と描かれている事が姉への弔いというか、姉を忘れぬために双子の妹である自分がその姿になったことを示しているのではないかと思う。

彼女が髪を切ったその時から、きっとかつての平凡な女子大生であったその存在は、その人生と決別したのだろうなと。

 

・洗濯機

洗濯機の概念が崩壊するレベル。

ただ個人的には欲しい。

というかこの洗濯機はこの形である必要はあるのか。

あとごく普通のメガマウスのオブジェとは。

メガマウスはごく普通のオブジェなどでは断じてないし、こんなものが置いてあるのは水族館レベルだろう。

水道はどこに繋がっているんだとか排水はどうするのかとか水が入った時の重量はそのフックとワイヤーだけで支え切れるのかとかツッコミどころしかないけれど個人的には欲しい(二回目)。

ただ35kgまでって何人家族を想定しているのかというよりむしろこれは業務用なのでは?

 

・お買い得品

いや絶対嘘だ。

というか基準が服を一枚も脱がずに買えたという言葉はどうなのか。

そして速攻でオークションに出す妹の容赦のなさ。

いや好きですけど。

 

・要らないもの

3D壁紙ってなんだ。

張ると3Dの何かが浮き出るのか、あのこう、目を寄せると3Dの絵が見える壁紙なのか後者だったらダサいとかそういうレベルではなく家がうるさい。

視覚的にうるさい。

メガサイズのハンモックも間違いなく2人暮らしの家では邪魔だし、そもそもメガサイズの大きさが気になるというか乗るまでに悪戦苦闘することは間違いない。

あと多分大きすぎてハンモックの醍醐味は何一つ味わえないような気がする。

というか家紋入りのトーテムポールとは。

家紋という発想が日本的だなとは思うけれど恐らくいい所のお嬢様だから貴族の紋章的なものだと思えば何とか。

何が何とかなのか。

とりあえずトーテムポールにする発想がもう意味が解らない。

意味が解らないし恐らく特注なのではと思うと本当に要らないもの過ぎる。

こればかりは妹の『一番この空間に不要』という言葉に諸手を挙げて賛成するしかない。

 

・服のセンス

#38で初めて誘拐されるシーンを見た時に某ファミレス的な服を着ているなと思っていたけれど、あれがサムライソードさん本人ではなく姉の服であること、そして今の姉の服のセンスを見るとむしろ納得してしまう。

 

・生活感のない部屋

ミニマリスト的な生活を理想としているのだろうけれど、生きている限り生活感を排除するのは難しいだろう。

ただ、理想とする先は何となくわかる。

恐らくモデルハウスのような、言うなれば「生活感の無い部屋」のようなものが求める先なのではないかと。

けれど生活感の無さというのは生活をしていないからこそ成り立つものであり、自分達が生活している家という場所においてそれを排除するのは難しい。

姉が言いたい事はわかるし、それに対してだからといってメガマウスの洗濯機を買っていいものかという事は別問題であるという妹の言いたいこともわかる。

ただ生活に、生きることに対して彩というか妹の言う「無駄」なものこそが、生きるという事に対して必要だと姉は思っている。

その無駄を徹底的に省こうとする妹の考えは生きるという事そのものに対する意義を省いてしまうのではないかと心配している。

そして結果、その心配は的中してしまう。

彼女たちが意図せぬ事件に、ビジネスに巻き込まれた結果最終的にただ生存するだけの存在になってしまったのだから。

復讐心だけを宿し、その為に生きている存在になってしまったのだから。

 

・遺産

恐らく両親は既に他界しているのだろう。

父親の遺産で何の不自由もない生活を送っているという事、そしてその遺産が彼女たちに直に入っているという事は既に母親も他界していると思われる。

そういう意味で彼女たちは2人だけの家族として生活しているのだろうし、それは何かあった時に頼れる身内が居ないことを意味する。

もし彼女たちが何らかの事件に巻き込まれてしまったとしても、その結果行方不明の扱いとなってしまったとしても、親族や友人がどこまで真剣にその行方を気にしてくれるのか。

既に彼女たちはターゲットとして目を付けられている。

両親のいない郊外の住宅、そしてSNSやネットオークションにて明かされている個人情報。

購入者の顔まで写すという、オークション的には有利なのかもしれないけれどある意味これが彼女の、彼女たちの情報を誰にでも見られるところへと放出してしまう事となる。

この辺りはネットリテラシーの問題とも言えるだろうけれど、匿名性というものに対して気にかけない、広大なネットの中からリアルの自分が特定されと思っていない。

不運にもそういう目に遭ってしまう、特定されてしまう人間が居るという事はわかっていても、それもまたネットの向こうでの出来事と思っているのかもしれない。

そして家に仕掛けられた盗聴器、卒業シーズンといううってつけの時期。

きっと思いもしないだろう。

平凡な人生を送り続けていた自分達が、あまりにも黒いビジネスの商品として扱われることなど。

ネットの向こうの事だと思っていた出来事が、リアルの自分達に忍び寄りつつあることなど。

その魔の手が自分達を捕らえるなど。

きっと思いもしなかった。

 

・卒業シーズン

そこまで重要な言葉ではないかもしれないけれど、誘拐ビジネスを生業にするものとしては確かに幸いとする時期だろう。

学生というカテゴリからの逸脱をするこの時期は、旅行をするものが多いというのもそうだけれど、それ以上に今までの人間関係が強制的にリセットされる環境というのもあるだろう。

卒業を期に連絡を取れなくなった、連絡を取らなくなった相手がいるという心当たりは誰しもがあるのではないか。

連絡が取れなくなったとしても気にすることは無い、気にすることのないその相手が彼女たちだとしたら。

だからこそ幸いな時期なのだろう。

 

・誘拐ビジネス

2015年のに実際あった事件として、「ブラック・デス」というインターネット上に存在する組織により英国人の女性が誘拐され、その後4000万円(36万ドル)で販売されそうになったというものがある。

その組織が運営する人身売買のサイトで1700万円(15.5万ドル)を開始価格としたオークションが開催されており、彼女もその商品として誘拐されたのではないかという事件。

実際のところ彼女は2歳の娘がいたという事が組織のポリシーに反するという理由で解放されたという事だけれど、これについては英国人女性がモデルという職業でありその後の活動などから自作自演だったのではという説もある。

結局のところ捜査はそれ以上進展しているという情報が見られるわけでもなく(海外の事件であることを考えれば単に日本で情報が無いだけであり、実際は進展があるのかもしれないが)、果たして本当にその組織は存在しているのかという疑念すらある。

そういう意味では存在が曖昧である事もまた彼らにとっては有利に働くだろうし、都市伝説のような存在であるからこそ人々はその脅威を普段から気に掛けることが無い。

自分がそんな事件に巻き込まれることがあるなどとは思わない。

だからこそ彼らは暗躍できるのだろう。

 

・姉妹

こっちが姉だったのか。

彼女が誘拐されるシーンを今のサムライソードさんと重ねていた、サムライソードさん自身が姉の面影に重なるようにその髪を切ったからこそのミスリードだったのだろうけれど、まさかあのシーンが本人ではなく双子の姉の方だったっとは。

誘拐をビジネスとする者達は元々2人をまとめて商品として扱う事を目的としてたのだから、妹である彼女が隠れていたままであれば商品としての価値は半減する。

隠れていればよかったのだ。

彼女は、妹は、サムライソードさんは隠れていればよかった。

そうすればもしかしたら価値が半減どころか双子であることに価値を見出す顧客からは商品として認められないという可能性もあったかもしれない。

けれどそれは既に潰えた未来。

彼女は姉を助ける為にその身を晒してしまったのだから。

 

・数字と美しさ

昔彼女に与えられていた部屋も、今彼女が居る部屋も芸術品で埋められている。

それは一般人には手の届かない、美しくそして芸術的価値の高い高価なものであることは間違いないが、それを収集し飾っている男はその美しさを理解してはいないだろう。

いや、理解はしている。

ただそれは知性と知識で価値を理解しているにすぎず、感性でその価値を、美しさを受け入れているわけではない。

芸術を数字で測ろうとするハンニバルの思考は多くの芸術品をビジネスの対象として見ているに過ぎず、投資をする価値があるのかどうか。

彼が愛しているのは数字であり、芸術品に付随する情報という知識はその数字をより高めていくもの故に愛する対象になるに過ぎない。

きっと姉ならば、その芸術品の価値を、芸術としての価値を理解しただろう。

生きていくことに彩を求めていた彼女ならば、その値段ではなく美しさに心を震わせただろう。

たとえ生きていくことに無駄を排除したいと願っていた妹であっても、妹であったからこそ。

姉の考えは妹にとって決して理解できないものではない。

それを許容できるものでもない。

だからといって互いを否定するわけではない。

二人はよく似ていて、けれど対極的なるものであり、それでも決して不仲ではなかったのだから。

 

・糸

自分の糸で自分の破れたドレスを修復するサムライソードさんの格好良さ。

こういうところもまたミッシェルさんに似ているというか、激昂しつつも次の戦いの準備をしている冷静さともいえるその強さが。

 

・同族嫌悪

きっと、根幹は似ているのだろう。

機能的に生きていきたいと願うその心と、感情を揺らされること無く知識と数字で物事を判断して生きてきたその心は。

機能的に生きていきたいと願っていた彼女は犯罪に巻き込まれ、無駄なものを得なければならなかった。

復讐すべき相手であるハンニバル・フォン・ヴィンランドに会うために彼女が持ち得ていた唯一のものを、その肉体を使い多くの無駄な過程を経てここにいる。

M.O.手術を受けた事、その為に彼女が支払った代償、捨てなければならなかったもの、本来であれば得る必要のなかったもの。

全てを積み重ねて和はこの場に立っている。

そうなるまでにどれほどの感情を踏みにじられ、自分で踏みにじり、飲み込んできたのか。

ただ彼女がサムライソードになる前、ハンニバルに買われる前、生活感の無い機能美を求めていたその心情は、ハンニバルが芸術品に対して数字と知識を求める事と根幹は似ているのではないかと思う。

生活感のない部屋で暮らしたい、生活に対する彩を無駄なものではないかと思う彼女と、そもそも生活における彩を数字でしか計ることのないハンニバル。

ただ、それでも芸術品を飾るという点においては一見すれば生活に対して彩を求めているという事になるだろうけれど、あくまでも「価値があるから手に入れ、置き場所がないから飾っている」に過ぎない。

芸術品に価値が無ければ彼は部屋に置くどころか、それに対して見向きもしないだろう。

個人的にサムライソードさんがハンニバルに対して抱く感情の中には同族嫌悪というべきものが含まれているのではないだろうか。

彼女がどこか憧れていた生活に対し、それを実行できるだけの権力と金と、そして突き詰めた結果欠落した感情の成れの果てがこの男であると思えば、それは過去の自分の面影というか、未熟な理想を見せつけられているような錯覚を感じるのではないだろうかと。

 

・新墾家

今となっては日本国の総理大臣の座を得ているのが新墾家の人間の新墾ジェイソンであり、彼はニュートン家の関係者であるはずだが、サムライソードさんを一警護に入るように何らかの手を回したのだろうか。

彼女の目的を考えれば敵に塩を送るようなものだけれど、サムライソードさんの目的を知らぬままに手配をしたのかもしれない……とは考えにくいか。

彼女がその目的を、ハンニバルへの復讐心を隠すとは思えないしもしかしたらハンニバルが自分でも本家の人間が手を焼く存在であると豪語している以上、あわよくば彼女を使って始末する、どういう形であれその行動に抑制を掛けようとしたのか。

 

・死んだ?人

未だサムライソードさんとマリークレアの類似性について捨てきれない自分だけれど、むしろこのハンニバルの言葉はサムライソードさん自身ではなくその姉こそが、という妄想をしてしまう。

記憶をなくした存在は肉体的には同一であったとしても、周りの人間と共有すべき経験や思い出が無ければ同一とは認識されないだろう。

だからこそハンニバルは死んだ、という言葉をあえて疑問形にしたのではないかと。

もちろんサムライソードさんの事をハンニバル自身が覚えていなかった、既に捨てたものの事など気にかけていなかったことを踏まえれば、自分の手を離れた以上真っ当に生きられるわけがない、彼女がここに1人でいる以上姉の存在は死んだのだろうと考えはしたものの、確証は持てないからあえて疑問形にしたという可能性も十二分にある。

ただ、個人的にはそういう形である意味登場人物が互いに繋がりがある方が物語として自分の中でより深みが増すのではないかという主観があればこそ、マリークレアがサムライソードさんの姉であって欲しいと思ってしまう。

と、ここまで書いてサムライソードさんに双子の姉がいる話というのはいつ出てきたのだろうかと考えるも彼女に双子の姉がいるというのは今回が初出なわけで、そういう意味ではまだこの妄想を捨てなくてもよいのではと大事に抱え込もうとしている自分が。

 

・取捨選択

言っている事はある意味間違ってはいないのかもしれない。

過去の負債を抱え込んでいても前には進めない、失ってしまったものを嘆くよりは、新たに手に入れられるだろうものに向かって歩く方が良いというその言葉の真意だけであれば、それは励ましの言葉にも慰めの言葉にもなるかもしれない。

それを受け止める義務は決して彼女には無いけれど。

損失を振り切って進める人間もいるだろうし、逆にその損失をどういう形であれ、納得する形で埋めなければ前に進むことが出来ない人間もいるだろう。

そして彼女はただ、それを最も言ってはいけない人間が発している。

加害者であるハンニバルが言う事は、彼が言う事だけは許されない。

 

・少女漫画

この例えが妙に皮肉めいているというか、確かに一部の過激な少女漫画に関しては色々際どい描写も多いとは聞くけれど。

まあ、あくまでも感情が伴ったうえでの展開であるという前提の元とはいえ、割と成人漫画とは違うベクトルではないかと思ってはいるけれど実際のところどうなのだろう?

 

・どうして

隠れていればよかったのだろう。

そうすれば彼女だけでも、妹だけでも助かったのかもしれない。

見捨てる事など出来なかった。

自分だけが助かることなど出来なかった。

彼女は無駄を排除したいと思いながら捨てる事など出来なかったのだから。

自分が欲しがらぬものを欲し、愛している姉の気持ちを捨てる事など出来なかったのだから。

その気持ちを持つ姉を見捨てる事など出来なかったのだから。

 

・呪縛

ハンニバルに向かうこのシーン、彼の言葉に対する怒りのあまりむしろ動けない、というような描写なんだろうか。

それとも何らかの要因で彼女が動けなくなっているのか。

恐らく前者ではないかと思うし、己の呪縛を姉の言葉が解いてくれたように見えるのだけれど。

 

・20本

普通指の数というのは両手両足全てを合わせても20本なわけだけれど、20本では済まさないという辺り足の間にある21本目の指も斬り落とすという事ですかね。

足の間にあるというのに指のサイズという事ですかね。

それこそ足の小指のように糸で切り落とせるレベルという事ですかね。

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久しぶりのテラフォだ!

でも来週は休載です!

いや、確かに再開は嬉しいけれどそれ以上に本当無理だけはして欲しくないというか。

本当月一とかでもいいので……。

再来週を楽しみにしつつ、19日には単行本22巻が発売なのでそれもまた楽しみ。

DVD付きを予約しているので忘れず取りに行かねば。

恐らく特典は無いだろうけれど、また単行本発売についてまとめておこうと思います。

 

しかし今回サムソさんの双子の姉という存在が明確にされたけれど、本文にも書いた通り以前から書いていたマリークレアとの類似性といか、マリークレアが姉なのではと考えるとまた楽しい。

まあ#38の時点では妹がマリークレアなのではと予想していたけれど双子ですしその辺の差異は許されたい。

当たっているかどうかはさておきとして、そういう隙間を妄想するのが楽しくて始めたブログなので、その余地を与えてくれるテラフォという作品が改めて好きだなと。

まあサムソさんに死亡フラグが立っていないか不安で仕方がないという一面もありますが。

最近人死にが出てない(モブ的キャラは何人が死んでしまったけれど)なと思った頃にぶち込んでくるのがテラフォなので油断せず生きていきたい。

キャラは死ぬかもしれないが。

やめろ。












 

次回21本目の足がどう隠された形でバトルをしてくれるのか楽しみで仕方ない。