塗櫛のブログ

塗櫛のブログ

そしてYJ連載中の「テラフォーマーズ」に夢中。
テラフォーマーズ感想についてはほぼ初見の勢いで書いてますので、
文章が荒ぶっています点をご了承の上お読みください。

今更ながらお勧め過ぎるお勧めです。


なんだかおもしろい様
→私がテラフォの感想ブログを書くきっかけとなったサイト様です!!
このブログでテラフォを見なければここまでハマることもなく、感想ブログを始めることもなかったサイト様。
テラフォのみならず、漫画、アニメ、イベント等多彩な記事とその更新頻度は頭が下がるばかり。
テラフォ好きの方は既にチェック済みとは思いますが、許可をいただいたので嬉々としてリンク貼ります!!!!

前回勢いでブログを書いたもののこれしばらく恥ずかしくて読み返せないなあ!という気持ちでいます。
5年以上なんというか「文章」を書いていなかったのに変に手癖だけはあるから手直しするにしても開き直った頃じゃないとむず痒いw
手直しするにしても開き直れるぐらいの日数が経ってからになりそうですうひー。




 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※以下本誌ネタばれですのでご注意願います。
 
 
 
 
 
 
 
 
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・連鎖する死!!
にらみ合いとは言いつつ実際に互いに物理的な手出しをしていることは間違いがないわけで、だからこそ戦争というこの事態に対しての早急かつ有効な対応が必要となる。
今まで一警護という組織でのみ通用していたジャパンランキングという(特性を曖昧ながらも数値化、視覚化した)ものの適用範囲を広げ、火星帰還組との統合を測りより激化するだろう戦争へと備えなければならない。
その戦争の相手はかつて地球から火星へと放たれた虫。
本来は異様な変化をするはずではなかった。
既に撒かれていたラハブの遺産。
それが意図的なものであったのか、それともただ打ち捨てていったものなのかはわからないが、遺産があったがゆえに人類が想像していたものとは全く違う方向へと進化した。
言語を、文化を取得し統治者が生まれ、そしてそれは人間への憎悪に明確な統一性を持たせた。
小吉との因縁を抱えたまま。
という5ページでわかるこれまでのテラフォーマーズ。
いや本当にこのページ数で今までの読者に全てを思い出させる話の運び方は凄いなと。
逆に未読の人は興味が出るんだろうかと思ったけれど、未読の人はここから読むことはあまりない気もする。
個人的には一気に読んでしまっている印象があるけれど、単行本22巻分の量はなかなかだと思うので……。
あと無料期間も終わってしまったので……。

・〈祈る者〉
眼球が同時に左右別の向きを捉えられる描写は火星編の110話でジョセフにも同じ描写があった。
両方右手だと色々と不便もありそうだし、何なら人為変態したままの手はタッチパッドというかパネルに反応するものなのだろうか?
個人的にタッチパネルが使用できる条件は静電気での反応だと思っていたので外骨格の手である右手(形状としては左手でもある)での反応はするのだろうかと疑問に思っていたのだけれど、調べたらタッチパネルの認識にも種類があるらしいので「抵抗膜方式」であれば圧迫という手段(古いスマホや多分DSなど)が使われているタイプのものであれば対応できるかもしれない。
一応スマホや大型のモニターなどで反応の種類は違うものらしい。
そもそも600年後なわけだし、タッチパネルについてもより細かい進歩があるのかもしれないと読み返していたらページ?を捲るのに本来の肉体である左手しか使っていないので、結局のところ外骨格に覆われている右手は使えないということなのかもしれない。
右手で使えなくてしぶしぶ左手を使っているのだとしたらそれはちょっと微笑ましい。
もしくは単に左利きの可能性。
<祈る者>にも利き手があるのかと思うと妙に人間臭いというか、ある種の同族嫌悪のようなものを抱いてしまう。

・神
エジプトアンクに似ている十字架……というよりA.E.ウィルスも同じ形をしていたことを考えればこれが奴らにとっての神の象徴、ひいてはラハブの象徴なのだろう。
それを祀るということは火星に、奴らにとって神という概念が存在しているということ。
そしてその神には捧げ物をするという行為が伴っているということ。
祭壇の内容を見ると判明しているものでは牛(の首)、深海魚(リュウグウノツカイ?)、あとは食料的なものとは思うが、プロテインが入っているのが。
シュールといえばその通りではあるが、それ以上に「何を信仰としているか」ということに対する象徴なのかもしれないとも思う。
より強い身体を作りあげる事が出来るもの、火星では蚕を食べることで一部の素質を持った個体のみに動物性たんぱく質を積極的に摂取させていたが、地球にはより効率の良いものが存在している。
奴らにすれば効率の良さに特化した補助機能食品というのはそれこそ神に捧げるだけの価値があるものなのだろう。
それだけのものだからこそ、蟲を守り導く身体を作り上げるためのものだからこそ食に関するものが神に捧げるに相応しいものとして認識され、実際に祀られている。
以前書いたことがあるような気もするが、民意に指向性を持たせる際に一番効率がいいのは宗教だろうと思っている。
ただ、奴らは神を持たずとも蟲として統一されているので神という存在を作り上げる必要も無いのではないか。
この神は〈祈る者〉の為だけに存在しているのではないか。
蟲としてではなく種として生きることが当たり前の真社会性生物の中で自我を持つ異端な存在が崇める神は、唯一の信者に何をもたらすのだろう。

・祭壇
左上のものが雑誌の印刷だと荒くてわかりにくいなとアプリでも確認したのだけれど、アプリはアプリで拡大すると画質が落ちるという。
個人的には火星の苔が祭壇に祀られていたら面白いというか色々と思うところがあるなと。
人間側にすればそれさえなければテラフォーマーは生まれずに火星への移住はスムーズに行われただろうし、テラフォーマー側からすればそれがなければ進化することはできず、自分たちを打ち捨てた人間への復讐をすることもできなかった。
これで実際に単行本クオリティの印刷で見たら全然違うものだったという可能性は大いにある。
あるんかい。

・完結させる
マルコスと染矢、意気投合が速いな……と思ったけれど多分これはなんとなく互いに似ているものを感じ取った故の意気投合な気がする。
育ってきた環境が違うものとはいえ、根っこにある真っ直ぐさというかブレのない芯の強さのようなものが似通っているというか、ある意味非常にエンターテイメントとして正しい「理想的な体育会系」の要素を2人とも持っていると個人的には思っている。
もちろんそれだけで語れるほどキャラが薄いわけではなく、そこに染矢は染矢の、マルコスはマルコスとしてのキャラクター性を確立させるだけの背景が描かれた上での話ではあるのだけれど。

・それ以外
一警護の人間である以上、神奸達の存在については相当早くから気付いていただろうし、だからこそテラフォーマーと同時に奴らに対する警戒も決して怠ってはいなかった。
一郎が襲撃されたことに関しては警戒の上を行かれた感はあるが、それでも一郎が一郎であるが故に挽回は早くに出来た。
そして奴らの存在に、その意図に気付いていたからこそ知ることが出来た。
誰を叩くべきなのか、その為に誰を送り込めばいいのかをわかっていた。
最も真に彼らが何を望んでいるのかはジョセフ本人以外はわからないのではないか。
ジョセフが「ニュートン一族の長として」掲げている目的、世界を征服するという言葉はあっても、その裏にあるミッシェルさんへの欲というか人の持つ感情に対しての歪んだ認識までは理解出来ていないのでは、と思ったけれどあの一族はおおよそ常人の感性からかけ離れているのでむしろ言わずとも知れたものとして扱われるか、理解は出来ないがそれに関してはどうでもいいと思っていそうだ。
ニュートン一族に関しては一般的(と自分が思っている)感性を基準にしたところで当てはまらないからこそニュートン一族であり続けられるのだから。

・復讐のために
サムライソードさんとの接点──という言い方をするのは彼女にとってあまりにも不本意な物言いだろうし、望んで作られた接点ではないがあえて端的な言い方をするならば「接点があった」という事で許されたいのだが、それがあったからこそ彼女は乗り込み、それに対してはなんの疑念も抱かずにそういうものだろう、と思っていた。
彼女が復讐の為に情報を集めることも、今回船に乗り込んだことも、サムライソードがハンニバルに対してその過去を踏まえた上でそうすることは当然だろうと。
それは個人の感情であり、独断であり、会社が理解を示したとしても援助はしないだろうと。
復讐の為に接点を保ち、そして繋ぎ、接触した。
そしてそれを会社は、一警護はすべて容認していた。
一個人の復讐を、会社が。
だが彼女が一応正当?な手段を持って船に乗り込み、その際に七星が『成果』と言っていた事が全てを物語っていた。
これはこの話を通して読んでから書いているけれど、本当にこの演出というか話の振り方が上手いなあと思ってしまう。
サムライソードがあくまでも復讐の為に単身乗り込んだということを主軸に、ただしそれを会社が容認しているという時点で「それだけではない」だろことを読者にほのめかせつつ、対決の最中に答えを出してくる展開が好きで連載再開後も安定の構成力で嬉しい。

・仲間
音としては「ヤツ」ではあれど、彼女の真意が仲間というその文字に現れているのは、漫画として特権ともいえる表現方法。
アニメだと音が来てしまって同時に文字として視覚的な面で同時に意味を持たせることは難しいので……。


・PHENOMENON
このナレーションの2ページに「ああ、テラフォだ!」という気持ちになったのは私だけではないと思う。
ナレーションというか状況説明で2ページ使うというのは週刊連載において贅沢な使い方だなとおそらく以前にも書いたと思うのだけれど、テラフォーマーズという作品の場合、それが次のシーンへ引き込むための、カタルシスに近い動への予備動作としての静。
内容自体がまた、「既に我々が知っている現象」であるというのもページを捲る手に期待を込めさせるものでもある。
私たちは知っているから。
キャビテーションというこの現象そのものを。
それを誰が、誰の特性となった生物が起こしていたのかを。
個人的にはこのナレーションがあるからこそ『PHENOMENON』という、『現象』という言葉のタイトルにしたのもテラフォーマーズらしいなと。
彼の起こしたものは直接的な攻撃手段ではなく、あくまでも現象に過ぎない。
船が推進力を得る際に避けては通れないキャビテーションという現象。
推進力を上げれば気泡が増え、スクリューやタービンの寿命が減る。けれど気泡を減らすようにすれば今度は推進力が上がらない。
おそらく船の設計において、頭を悩ませる部分の一つなのだろう。
そしてその気泡が、その現象が外部からの衝撃となった場合、それは船を止める事になる。
気泡が船を止める。
人が水を進もうとする時に付きまとう仇敵。

・残念
私はアプリで日付が変わった瞬間に読んでいるタイプなのですが、この見開きを見たときは夜中なのにまあまあの声量で叫びましたご近所さんに申し訳ない。
いやでもこれはよくわからない声が出ても仕方がないと思うんですよ。
慶次はどこに行っていたんだろうという疑問も当然あったし、そういう意味でもこのタイミングでの再登場は当然ながらあまりにも格好良い登場で変な声が出るのは仕方がないと思う。
仕方がないと思う(強調)。
そしてそれ以上に元々ジェットは中国の人間ではなく劉さん個人に対してついていくことを決めていたキャラであり、燈に対するアンチテーゼ的な書かれ方をしてたこと、地球編が始まった時に巻頭カラーのイラストにいた事を踏まえて何らかのタイミングで確実に出番はあるだろうと思ってたけれど、燈のピンチではなくここで来た早めの再登場に変な声が出るのは仕方がないと思う。
仕方がないと思う(再強調)。
当たり前のように上着を差し出す慶次も、落ちてくるシャンデリアが当たらないようにもう一度キャビテーションで吹っ飛ばすジェットも戦況把握が素晴らしい。

・上着
朝太郎さんの上着は突き返したのに慶次の上着は黙って着るんだな……。
いやあの時はまだサムライソードも人生に余裕はなかったし、牙をむいていないと生きていけないぐらいに追い詰められていたのだろうという理由があったに違いない。
と思わないと朝太郎さんが切ないことになるので。
今のところの朝太郎さんの状況については一度目を背けるものとする。

はっきりと描かれない限り生存している可能性は当然あるわけでシュレディンガーの朝太郎さん。

・ジャパン・ランキング
見出しに中点使ってると字面が良くないな。
『本日付けで』の順位変動ということは、火星帰還組がランキングに含まれたことを彼らにもリアルタイムで伝わっているということか。
そうなると何らかの形で彼らはこの状態で連絡を取る手段を得ているということになる。
一見通信手段を持っているようには見えないが、まあその辺りは一警護にいる人材の特性のことを考えればある程度対応は出来るのかもしれない。
高橋とか。
海というか水に囲まれた状態だからこそあえて出番が今無い彼が更に後ろに控えている可能性も捨てられないかなと。
そして彼らの順位、ジェットの方が慶次より上なのかと思ったが今回は捕獲という条件が無く、純粋にテラフォーマーを殲滅させるだけの戦闘能力を考えると範囲攻撃が出来るだろうジェットの方がランキングが上になるのだろう。
あくまでも慶次は1対1の戦闘に関して圧倒的な強さを誇るが、テラフォーマーの数を考えれば点で制圧するのではなく面で制圧出来るジェットの方が戦闘力が高いという判断になるのは至極当然。
ところで変動がある前は6位が本郷だったのだけれど、彼の順位は上がったのか下がったのか……。

・塵(ダスト)
慶次の神眼(ブルーアイズ)を見ると反射的に遊戯王のブルーアイズホワイトドラゴンを思い出してしまうタイプのオタクです。
あれは青眼の白龍なのでこうして漢字で見るとわかるけど似てないな。
しかし慶次にしろジェットにしろ、この二つ名(この言い方が正しいのかもわからないが)は一体誰が付けているのだろうか。
自己申告制だったらだいぶ恥ずかしいな。
ただジェットの二つ名については本人の立場というか「客観的に見た自己評価」のような感があって、私個人としては好きではある。
彼は未だ自分の立ち位置というか、自分の命を軽いものとして見ているような気がする。
だからこそ塵と名乗ることに抵抗が無い、自虐的なものを含んだ上での言葉なのだろうかと。
まあ実際名乗ることについては色々葛藤があるというか文句の一つも言いそうな気がしないでもないが。
慶次はあまりそういうの気にして無さそうというか普通に「格好良いな」って納得しそうで、多分厨二を通ってないというかそういうものへの耐性も無いが偏見も無いというか……。
という偏見(妄想)。

・数字
一目で慶次とジェットの特性を当て、その専用武器も把握している。
今ジェットが手にしているのはあくまでも人為変態の為の薬であり、武器とみなすには難しい。
中国班に所属していた時の彼の武器は『具足型パーソナル全方位ソナー・「銀河蝦虎魚」』。
それがあったからこそスムーズにこの船に辿り着けたという可能性はある。そしてジェットが上着を脱いでいないのも、その武器を身に着けている(具足型なので)からというのであれば納得もいく。
ただ、火星編において中国班以外は知ることも無かった専用武器の存在をハンニバルが知っていたのは彼がローマ連邦の人間であり、あのジョセフの兄であるというその特異性もあるだろうとは思う。
だからこそマーズ・ランキングのことは把握している。
だが、ジャパン・ランキングについては把握していない、もしくは把握していたとしてもそこまで重要視をしていないというところだろうか。
それならば今の順位の変動についても(些末なものとして認識してるが故に)知らないし気にしてもいないのだろう。
だからこそ、その順位が、その数字が如何ほどのものかを己に対して見せてみるが良いという圧倒的なまでに強者としての言葉。
テストという言葉を使っているのも、自分がこの三人の攻撃を受けきる自信がある、なんなら遊びの範疇に過ぎないという自信があるからこそだろう。

・弟
ハンニバルは勝敗に関わらず「自分が楽しかったら報酬を与える」ような気もする。
確かに売られた喧嘩ではあるけれど、ここでジョセフの情報を餌にする必要も無いというか、彼らの目的に対して本来付き合う義理も無いはず。
この状況は彼にとって本当に暇つぶしであり、その暇つぶしの添え物程度のノリで弟の情報を、ジョセフという実質今世界を支配しているともいえる男の情報を与えようとしている。
それに対して家族愛という感情があることを前提に、自分が負けることなどありえない=弟の情報を与えることなどないというニュアンスなのか、弟の情報を与えるつもりがないのか、たいした情報を与えるつもりがないのか。
それとも家族的な感情が希薄で、本当に弟の情報を渡しても本人には呵責が無い、どうでも良いと思っているのか。
ニュートン一族自体は「一族として」の結束というか、同族意識は一般的な感覚よりもその特異性故に強いとは思っているが、それでも個々の感情としてはあまり関心が無さそうな。
だからこそこの暇つぶしが楽しいものであれば、その対価として弟の情報を与えることに罪悪感が無いのではと。

・人類の先
これは今回の内容とは関係が無い話になるのだけれど、ハンニバルは享楽主義ではあれど、それ故に無邪気な一面があるような。
ただその無邪気さは人間とは違う存在であるが故の何か、という見方もできる気がする。
戯れに人に牙を剥く無邪気さ。
彼らは人でありながら己を改良し続け、そして人ではない何かへと到達したのだから。
今はまだ『人類の』到達点だが、その先を当然視野に入れているだろう。
だが人類の先とは何なのだろう。
それはもはや人ではないものになるのではないのか。
人類を超えてしまえばそれはもう人類の枠から外れている。
いくらそれが種として進化したものだとしても、その個体だけが特異な存在になるということは、それは<祈る者>と同じ存在なのではないか。
彼らの「完成」はどこにあるのだろうか。

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自分で書いておいてなんだけど文章がとっ散らかってるなあというか思い付きを並べるとこうなりますみたいな。

まあリハビリですからね、長い時間をかけるつもりで(元気な言い訳)。

 

しかし今回の見開きの慶次とジェットはあまりにもテラフォ的展開というか登場で、本編にも書いたけれど本当夜中に結構な声が出ましたねえ。

いやあれは結構な声が出ると思うんですよ。

周りがキラキラしててなんだこれイケメンに許されし何かの演出か?って思ったらシャンデリアの破片じゃんっていうぐらいにはテンションが上がりまくってましたね……w

まああの二つ名、漫画だからこそかっこいい~!ってなるけどリアルで考えると微妙いやリアルで考えるな二次元やぞ!

 

前回よりは早めに書き上げられたので、次回はさらにもうちょっと早めに頑張りたいという目標。

次の更新は5/23だそうですね楽しみー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 














そういえば巻末コメントって無くなったの?
 

祝!

連載再開!!

 

お待ちしてましたありがとうございます!

でもくれぐれも無理なさらず……不定期連載でもいいので……。

 

 

 

連載再開が5年半ぶりということは、このブログを書くのも5年半ぶりということで今までどうやって書いてたっけ?と自分のブログを読み返すところからスタートしました。

 

というかブログの色々な埋め込み機能その他も変更がありすぎて色々と不慣れもあるとは思いますが改めましてこちらもよろしくお願いします。




 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※以下本誌ネタばれですのでご注意願います。
 
 
 
 
 
 
 
 
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・巻頭カラー
連載再開ボーナス巻頭カラーありがとうございます!
とはいえカワイイ女の子のグラビアから前振り無しのテラフォーマーのアップはいかがなものだろうかという気はしないでもない。

・死闘、再び──。
死ぬほど嫌い、というよりは殺したいほど嫌い、という方が正しい気もする。
テラフォーマーが人間に対して向けるのは嫌悪というよりも憎悪、それを通り越した殺意という言葉の方が相応しいかもしれない。
その発端は火星という地に人間が住めるようにするという、己の種族の為だけの利己的な動機であり、そのためにゴキブリという他種を過酷な環境へ送り込み更にはその星に置き去りにした。
今抱いている憎悪が純粋にそれに起因しているのかといえば決してそれだけではないだろうが、少なくともそこに端を発していることは間違いない。
おおよそ生物の生存のは不向きなその環境の中で生き残るために短期間での進化という、種を存続させるための唯一の手段を成し遂げ、ラハブが捨てていった文明の残り火からようやく温もりを得たところで自分たちを置き去りにした人間たちが現れた上にそれを否定し、破壊する存在であれは憎むことは必然だろう。
人間側とすれば己の首をただ絞めただけだとも言えるが、そこには失われたとラハブの意図も噛んでいることを考えればたがいにとって不幸な再会だったという言い方もできるだろう。
それが偶発的なものなのか、必然的なものなのかはわからないが。

・魂は再び戦場へ…!!
小吉『自身が』闘うというその言葉、今までも彼自身が最前線に立つことはあったし、実際にその身を削って戦っていたことは間違いない。
ただ、火星での戦いはバグズ編において人生を取り戻すためのものであり、アネックス編においてはかつて失った何かを、火星に置き去りにした思い出を、その欠片を見つけに行くものだった面があったことは否めない。
もしかしたら己が失ったものがまだあるのかもしれない、わずかな欠片を持ち帰ることができるかもしれない。
そんな淡い期待を、感傷的なエゴが根底にあり、その想いに他人を巻き込んでしまったという自責の念もまた心の中にとどまり続けていたのではないだろうか。
生きろ、というかつての仲間の願いは呪縛にも等しく、それ故に自己判断という自我の根幹を他人に委ねることすら受け入れてしまう程には。
それでも燈と闘うことで、かつて追い求めた欠片は残っているのだと、己の目の前で今なおその光を絶やさずにいるのだという事を文字通り「叩き込まれ」、そして新たに得た決意。
自分を生かすためにかつて巻き込んだとも言える仲間たちが全力を尽くし、生きることを願ってくれた。
きっと、それは呪縛ではない。
生きて欲しいと願うことは純然たる願いなのだ。
小町小吉という男は、ようやく20年に渡る願いを受け入れることが出来たのではないだろうか。
だからこそ、その魂は戦場へ向かうことを厭いはしない。

・酒
多分それはジョッキで、しかもストレートで飲む酒ではないと思いますミッシェルさん。
M.O.手術を受けた人間は細胞の入れ替えというか代謝が情人よりも良い(良すぎる)からこそアルコールの分解が速いといあそういうことがあるのだろうかと思ったけれど、単にミッシェルさんがお酒に強いだけな気もする。


・戦時中
おそらく戦火に晒されているのは日本という地だけなのだろう。
もちろん中国やロシアにもテラフォーマーの存在はあるが、〈祈る者〉が軍事拠点を日本に構えた以上、そこが決戦の地になることは必然。
ミッシェルさんからすれば地球の裏側とでもいうべき距離は実感がわかないのかもしれない。
ましてや本来であれば己もそこにいただろうことを考えれば。
彼女が今戦いに参加していないその理由は、一郎が小吉を取り戻しに行くその時、彼女に話をしたことが要因であることは確かだろう。
そうでなければ国の、地球という惑星の、人類という種の存続をかけた戦いとも言えるこの状況で彼女がいまだ戦地にすら赴いていないのは、保護というその名目を彼女が受け入れざるを得ない程の何かがなければ、その手で確実に己の魂にかけて敵を、テラフォーマーを彫屠り、そして仲間を守るために闘うことは間違いないのだから。
これに関しては一郎しか知り得ないこと、それは一国の首相として知りえたことなのか、それとも本多博士と手を組み彼女の父親を裏切ったあの時から何かを知り得ていたのか、そしておそらく彼女だけに伝えたのだろうその内容を伺い知ることはまだできない。
今ある事実は、彼女はその特性を振るうことが無いということだけ。


・連合軍
国旗を確認するだけでもアメリカ、日本、(モノクロではあるがおそらく)イタリア、ベトナム、ブラジル、チェコ、トルコ、オーストラリア、チリ。
文字通り連合軍ではあるけれど、2つほど実在していない国旗がある気がする。
まあ600年後の世界だし、新しい国の1つや2つあってもおかしくないだろう。
ジョセフのいるローマ連合も新たな国旗が作られていることだし。
一番下の横十字に月が付いている国旗、デザイン的には東欧系っぽいデザインに見えるが、調べた限りでは国旗を有している国の中でこのデザインのものは見つからなかった。
あえて架空の物を混ぜることで逆にリアリティが増しているように個人的には受け取れるし、もしこれがイワンのデザ共和国のものだとしたら個人的には嬉しい。
(これで単に調べる内容が不足していて、普通にある国旗だったらだいぶ恥ずかしい)
ロシアと戦争を続けていた以上国力の疲弊があることは否めないとしても、戦争をしていたからこそ有事の際の初動を早くすることができるという利点はあるだろう。
それを利点というには余りのも悲しい事ではあるが。
地、海、空と全てにおいてあらゆる最新鋭だろう兵器が終結している状態だが、日本という国は四方が海に囲まれているが故に侵略されにくいという島国ならではの地の利があるが、それは兵士の輸送手段という枷があってこそのもの。
テラフォーマーの様に「兵士が自ら飛んでくる」状態では島国としての利点はあまり活かせないとは思う。
それでも陸路で物陰に隠れて侵入されるよりは幾分かマシなのかもしれないという気もするし、逆にすべての海岸線を監視することなど不可能なことを考えれば逆に島国こそ不利な気もする。
ただ陸路での侵入は人間が引いた国境線という概念があってこそ監視も阻止もできるわけで、国という概念がない相手にはそれは意味をなさない物でもあり。
この辺りは#40でも描かれているが、日本という地が戦禍の中心に選ばれたのはテラフォーマーに、〈祈る者〉にとって必然性があったからであり、だからこそ遠い。

・遠い
物理的な距離も、そこに己が関われないという心の距離も。
一警護と彼らが内包する事情を含め全てを把握している日本側としてはミッシェルさんを火星からの帰還組として当然戦闘員の頭数として入れてはいるものの、肝心の本人はいまだ戦場へと向かう事はない。
#49で一郎から話を聞いてから燈曰く『大人は色々ある』感で多くを語ることもなくアメリカ軍の保護下にいることを是としているが、一郎の話を聞いたからこそ迷っているのだろう。
その内容を伺い知ることはまだ出来ないが、彼女が迷うだけの何かを聞かされた(一郎自身は単に誇張もなく必要な伝達をしただけとは思うが)となればそれは世界の命運に関わることは間違いがないとは思う。
一個人の意志を優先すべきではないという判断をするほどの何かが。

・にらみ合い
にらみ合いというよりは消耗戦。
相手が基本ゲリラ戦とも言える手法をとっており、しかも個の戦闘能力だけならば銃を持った兵士1人では太刀打ちは無理だろう。最低でも陸軍における分隊の人数でなければ相手にならない(陸軍では10名程度、海軍では最大150名程度と差が大きい)。
冒頭でも書かれていた通り、その身体能力は腕の一振りで人間の頭を容易に叩き割る、もしくは吹き飛ばすレベルのものなのだから。
そんなものがゲリラ戦を、しかもゴキブリと同じように、いや同じようにというか同じ存在ではあるのだけれど、どこからでも入り込みそして何のためらいもなく命を奪っていく。
互いに大きく部隊を動かさないから『にらみ合い』という言葉が使えているだけであり、小競り合いは前線で当たり前のように起こっている上に、テラフォ―マー1体を倒すのにおそらく1.5人は戦闘能力が奪われるレベルと思われる。
それは個々の消耗戦というべきだろう。
ましてやまだ戦争は始まってすらおらず、そしてその戦争が始まったところでいつ終わるのか、何を持って終わりとするのかすらわからない。
始まる前から消耗しているのだ。
物資も、人も、人の心も。

・仕方ない
戦況に対して一番冷静で、一番的確な見方をしているのが最年少のイワンであるという事実。
もちろん火星に行った他の面々も当然闘いを経験してはいるものの、実際に「戦争」を体感しているのは彼だけといってもいいだろう。
もちろんナスチャさんもデザ共和国の相手国の人間として、そして軍人として戦争を体感していることもまた事実ではあれど、国力の差は安全性に現れると思っている(あくまでも個人の感覚であり別段統計データなどがあるわけではない)のと、彼女は後方支援部隊に所属していたという事を踏まえれば「戦争体験」という点においてはイワンとは別の立場にあるのではないかと。
そして戦争を知っているからこそ、まだ軍としてテラフォーマーが動いているわけではないということ、そしてそれに対して複数の要因の可能性を示唆しつつ、動かないことに関しては奴らなりの理由があるだろう事も推測してる。
彼の言う『アタマがくっつく』は一度は〈祈る者〉を#44と#45で倒し、頭部を切断し捕獲したものを取り返されたことについて言っているのだろうが、待っているのだとしたらその全てのような気がしてならない。

・産んでほしい
何を、と安易に問えない言葉。

むしろ誰を、とすら問えない気がするのはジョセフの言葉だからか。
ジョセフがミッシェルさんに対して執着を抱いていたことは確かだけれど、だからと言ってジョセフが自分の子供をミッシェルさんに産んでほしいと思っているとは安易に考えられないのがジョセフなわけで。
誰との子なのか、そもそも相手は人なのかという所から疑ってしまうのはジョセフだからとしか言いようがない。
ミッシェルさんが奇跡の存在であればこそ、子供を産むという過程で新たな進化の形を、その道筋を産みだしたいと思っているのだろうか。
燈の存在を考えれば、生まれつきM.O.手術に適合する人間は理論上は「造れる」世界である以上、だからこそ人の手を加えることなく産まれたミッシェルさんは対称的であり、ある意味ジョセフにすれば信仰の対象に等しいものなのかもしれない。
そして信仰というのは相手を自分と同じステージに見ていない、上位の存在であるとはいえだからこそ欲や願望を一方的に押し付けてしまうことも多々あるわけで。
ジョセフがなにを目的としているのか、その目的は果たして人知の及ぶところなのかもわからないけれど、それは多くの人間にとって共感が得られるかどうかは難しい物なのだろうなということはわかる。
そもそもジョセフがミッシェルさんに抱いている感情は恋愛なのだろうか?
ジョセフが育ってきた境遇を考えると恋愛という物に対しての感覚が一般人とかけ離れているだろうことは間違いないし、恋愛的な熱情を向けているというのであれば小町小吉という人間に対する憧憬を含めそれが一番近かったような気がする。
欲ではなく情という点においては圧倒的なまでに。

だからこそ、いったい「何を」産んでほしいと思っているのかが怖いと思ってしまうのだ。

・俺たち
燈の希望と決意の表情とは対照的なジョセフの浮かない、というよりも心ここにあらずとでもいうべき表情よ。
艦長だったころの小吉と今の小吉が書かれているのに対して、ミッシェルさんは副長だったころの姿としてしか描かれていないのが気になるけれど多分気にしすぎなだけだとも思う。
小吉自身は敵の手に囚われていたこと、そして自分の為にかつての仲間が危険に晒されることを懸念して突き放していたものの、皆は艦長の為に戦うことを厭わず、そしてこれからも共に戦うことが出来るというその言葉。
小吉にとっては心強いものであり、彼の止まっていた時が再び動く際の門出に相応しいものだろう。
ただ、時計を動かさなければならなかったこの状況を考えれば決して手放しで喜べるようなものではないが、この状況でなければ彼が再び歩めることもまた無かったかもしれない。
平穏に満ちた中で、自分だけが安らぎを感じられるその中で、新たな生を見つけることはきっと難しかったろう。
自分を慕う者たちが、自分と未来を共にしてくれるという後進の者たちが背中を押してくれるからこそ彼はまた歩き始めることが出来るのではないだろうか。
再び歩くその道が例え平坦なものではなかったとしても、きっと独りで想い出だけを連れて歩くよりはずっといい。


・ジャパン・ランキング
マルコス、そういうこと言わない!!
でもそういうことをいうのは大事!!
確かに火星に行く際は各国からの精鋭という意味で世界を基準にしたランキングであり、それが日本という国に限定された点についてはM.O.手術という技術を本多博士の存在を通して自国のものとしていたこと、そしてテラフォーマーの存在を政府が正しく把握しており、かつそれへの対策方針を明確にしていたこと。
見つけたら速やかに「駆除」する必要性があるということを一警護という存在に徹底させていた、というよりも徹底することに長けた組織を軍とは違うところに作り上げていたというのは遊軍的な意味も含めての戦略の一環だったのだろう。
一郎の存在があればこその備え。
日本にしかできなかった備えであることを考えれば『ジャパン・ランキング』という名称になったことも当然というか、仕方のない事というか。
まあそれでも多国籍から一国のみの名称になればスケールダウン感は否めないから結局マルコスが正しい。

正直ランキングにする必要はあるのか?というレベルで人数も微妙であることは(仕方のない事とはいえ)間違いないので……。

・際疾い
ルビでは「やばい」となっているけれどもこの感じは本来「きわどい」と読むもの。
事態が不安定、危険な状態であることを指す言葉だけれどあえて七星に「やばい」と言わせているのは土竜連合の連中と知り合ったゆえに多少の感化あったのかもしれないなどと。
個人的に七星から見て斉藤くんたちのような存在は住む世界の違う人間であり、今まで関与したことのないタイプの人間だからこそ新鮮な影響を与えている可能性があるのでは?
まあ言い方を変えると今まで自分の中になかった語彙を使ってみたいとかそういう感情もあるかもしれない。
だとしたらちょっと可愛いな。

・全員
他国の人間を加えることに対する権限が果たして日本にあるのかという疑問はあるが、この戦争の中心がどこにあるのか、そしてその為に世界中からの軍が集結している現状であれば、特定の戦力を持った存在を一つの指揮系統にまとめる事に関して特に異を唱えるような存在も無いという判断だろう。
ただここにいない人間が少々気になる。
サムライソードに関しては今ハンニバルの元で闘っていることを闘っていることを考えればここにいないのは当然として、マーズ・ランキング8位の鬼塚慶次、ジャパン・ランキング4位の高橋舜という高位者二人がいないというには理由があるのだろう。
一番可能性が高いのはサムライソードへのバックアップ。
慶次の個に対する戦闘能力の高さは火星でも実証済みだし、高橋に関してはベースとなる生物がマッコウクジラであることを考えれば海水に囲まれている状況に対して何らかの有利性を発揮できるのではないかと。
もちろんサムライソード自身は独りですべてを済ませるつもりだろうし、もし慶次と高橋がついて行っているのであれば、彼女には知られないようにしているだろう。
そういう意味も含めてここに表記されていないだけなのだと信じたい。

というか#58の感想を書いていた時に「答え合わせは先になるとは思うけれど、それもまた楽しみにして待っています」と思っていたんですが、5年半待ったので、連載が再開したというだけで幸せ過ぎて答えを待つぐらいどうということも無い、というより答えが待てる状況というだけで最高だなという心持ちになっています。

メンタルは強くなるもの。

・軍神アレスと地母神ガイア
アレスは軍神であり闘いの神でありギリシャ神話において火星を司る神、ローマ神話でマルス(Mars、火星のマーズの語源)と言われている。
火星に神はいないと言われ続けていたこの世界で、火星を司る神を描写すること、そしてそこに燈が重ねられているということ。
彼の出自を考えれば「誰かの手で造られたもの」として火星に位置付けられるものなのかもしれない。
彼自身は闘いを望むわけではなくとも、彼が戦禍(タイトルでは戦火となっているがこの状況はむしろ戦禍という方が適切な気がするので)の中心の一つとして捉えられることは必然であり、そしてミッシェルさんもまた同様だろう。
2人がその生い立ちは違えど奇跡の遺伝子を持っているという点では同等なのだから。
だからこそミッシェルさんがガイア(大地、土、地球を意味する女神)に例えられ、そして対比として並べられている。
これは本来の神話に基づくものというよりは互いの持つ立場を象徴化したものと捉える方がしっくりくるだろう。
個人的にミッシェルさん自身のイメージでギリシャ神話の神に例えるのであれば、どちらかといえばアテナの方が似合うような気もするので。
闘いと知恵の女神の方が彼女らしいと思うんだよなあ。

・戦争の為の大地
火星編ではA.E.ウィルスのサンプルを採取するという名目と共に、各国の代理戦争の地という意味合いで火星という星がその地に選ばれた一面があったけれど、今回は異種族との戦争という状況で日本が選ばれている。
ただ『日本にしか無い』という言葉の真意はどこにあるのか。
#40でルークが言っていた『自分の味方を住ませてやりたい』という土地の一つに日本があげられており、当然その他の地名もありはしたものの最終的に日本という地に奴らは居を構えた。
他国ではダメだったその理由は単に多くの人間がすでに住んでいるからという単純な理由だけではないだろう。
それならば日本も条件としては同じはずだ。
テラフォーマーにとって日本を選ぶだけの理由、島国という海に囲まれたその環境と、多くの離島が存在することなどもあるだろうが、それだけであれば他の島国でも何ら問題はない。
国が栄えてきた場所を聖地という不確定な要素を含んだ言葉で説明するのであれば、確かに日本は一つの王朝(天皇制度を王朝として捉えるのであればだが)が統治し続けているという点において他国と比較して圧倒的な長さを誇る。
その安寧さが聖地の価値を高めているという評価になるのかはわからないが、もし何かを感じることがあるというのであれば要因の一つとしてもおかしくはない。
多少オカルトじみた事ではあるが、〈祈る者〉という人知の外にある存在であればこそ、そこに何らかの価値を見出したのだろうか。
正直いい迷惑だとしか言いようがないのもまた事実なのだけれど。

・BLUE for RED
タイトルでは日本語表記が「と」になっているが英語表記だとfor、青から赤へという意味合いになるがその辺はまあ言い回しの良さというのもあるのかもしれない。
地球から火星へ、という意味合いとして言葉の通り捉えるのであれば、それはテラフォーマー側の言葉とも、人間側の言葉とも取れる。
青き地球から赤き火星へ生命を送り込んだことが全ての始まりなのだから。
そしてそれは還ってくる。
かつては赤く、そして今は緑を持った星から、いまだ青く、けれど赤く染まるだろう星へ。
漆黒の眼に見定められながら。

--------------------------キリトリ----------------------

 

大丈夫?

文章これで大丈夫??

さすがにブランクありすぎて何一つ安心できる要素がないですなんかこう、多めに見てください。

 

次回の更新は4/25発売分とのことでまずはゆっくり再開して欲しいですね。

無理だけはなさらずお願いします…!

言うてるうちにもうこのブログ書き終わった次の日が更新なんですけどね。

ちんたらやってるからだよ!

あらすじ書いてたら間に合わないなと思って今回省きました。

もうブログの書き方どころか文章の書き方を思いだすところからというかテラフォの読み方を思い出すところからでした。

あと一応こう、言い訳をするならこっちもほら5年半ぶりということであと「あれこのシーンどうだっけ?」って読み返して「うわーテラフォおもしれー!」って読みふけって帰ってくる、ってパターンが3週間続いたからです。

5歳児か。

でもほら、面白いから…仕方ないかなって……。

3週間て速いな!

 

5年半もあればみなさん色々変わることもあると思うんですけど、ライフスタイルとか色々。

私はとりあえずサッカー以外にプロレスとルチャを見るようになったんですけど、デイヴス親子の戦いの解像度が爆上がりしました(報告)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5年半前の私へ。

まだJ2だぞ。

 

なんで休止中のブログを更新するのかといえば橘先生の!

テラフォの!新規絵があったからです!!

先生のツイートがこちら

 

 

元々は今日あった「世界バンタム級4団体王座統一戦」に出場する井上選手の応援イラストを橘先生が書いたことからなんですが

 

 

その井上選手が本日の試合で11回KO勝ちをした結果、鬼塚慶次と重ねての新規絵だったと思われます。

いや本当……休載が4年続いている中、新規の絵が見られるだなんて……本当ありがとうございます……

 

再開を信じて待ってます!!

 

 

 

 

本日発売のグランドジャンプにて橘先生の新連載、「ジャイガンティス」が始まりましたねー!
まあ実はちょいちょい前から橘先生がアシスタントを募集しているらしいとか、それがグランドジャンプの新連載らしいとか色々情報はあったんですが、もしかしたら掲載誌を移したテラフォが新連載扱いされているのかもしれないとかこっそり思っていたりしたんですけど。
でも新連載はめちゃくちゃ面白いし、橘先生の画力が本領発揮してるな!ってテンション高く読みましたわ。
あと橘先生のこと言葉にすごく救われたというか、ああ、待っててもいいんだと改めて腹が座った心情。

 

 

お待ちしてます!!

ちなみに今回はテラフォみたいな勢いで感想を書くというよりは、もっとこう、ツイッターの延長みたいな感じでちょっとだけ書こうかなと久方ぶりにブログにログインしたんですけど、なんと最後の更新が2018年12月1日。
…2018年??

ブログ書くのにフォーマットとかどうしてたっけとか埋め込みどうすんだっけとかタグとかあらゆるものを忘れている……んですがすごく便利になっててありがとうございます。
あと読み返していたら「最下位の時期」などという恐ろしい誤字を見つけてしまい集英社の作品でその誤字は駄目だって。

ジャイガンティスは小説が原作とのことで、自分は未着手なのでこのままコミカライズ版を楽しもうと思っているのですが、今回は構成の人が入ってはいるもののネームに関しては橘先生自らが切っているのではないかと予想。
そういう意味では全体的にコマ割りがすごくスッキリしているというか、変形コマがあまりなくてページ自体は綺麗に整っている感じなんですよね。

ネズミがペストを運び、それがパンデミックを引き起こしたという授業内容が冒頭の変異した異形のネズミ、そしてそこから対馬に広がるパンデミックという構成もたまらないし、個人的には36ページからの時間経過の速さがすごく好きですね。

そこからの圧倒的絶望と死。
綺麗なコマ割りの中にこれでもかと詰められた絶望と死。
自衛隊が出動してからの撤退までの速さ(それでも4時間、戦ってくれたことはすごいと思う)からの見開きの異形の生き物。
絶望の整地が早い。
バグズ編もびっくりですよ。
しかしこれだけ人を食べる(取り込むと言った方がいいのか)と、最終的には対称性をもたない人に似た何かに収束したりするんだろうか……。

最初のネズミも猫を取り込み、人を取り込みと進化?しているわけですし。
異形の生き物たちもデザインが秀逸で、歯の部分が全部人の手になってるのとかもう最高ですね。
あと自衛隊の人が使っているのは89式小銃とかかなとかそういう。
あくまでも今回はプロローグでしょうし、これからあの兄妹が封鎖された対馬の中でどう生き抜いていくのかを楽しみにしつつ読みたいと思います。

なお次回も更新するかは全く決めておりません。

気が向いたらまた覗いていただければと思います。