道路(どうろ)で野球(やきゅう)の練習(れんしゅう)や走り込みをしてはいけないのには、みんなの「命(いのち)」
を守るためと、まわりの人への「優(やさ)しさ」に関わる、とても大切(たいせつ)な理由(りゆう)が3つあります。
分かりやすいように説明(せつめい)しますね。
1. 金属バットや硬いボールは「武器(ぶき)」と同じくらい危ないから
プロ野球(やきゅう)の選手(せんしゅ)も、バットを振(ふ)るときやキャッチボールをするときは、まわりに人がいないか絶対に確かめます。
- バットの素振り:金属バットはとても固(かた)くて重(おも)いです。もしバットを振っているときに、後ろから小さな子供が走ってきたり、自転車が通ったりして頭(あたま)
- に当たったら、命に関わる大怪我(おおけが)
- になります。また、手がすべってバットが飛(と)んでいったら、よその家の窓ガラスや車を粉々(こなごな)に壊してしまいます。
- キャッチボール:どんなに野球が上手な人でも、ときにはボールを取り損(そこ)ねたり、暴投(ぼうとう:変な方向に投げること)したりします。
- 野球のボールがよその人の顔に当たったり、走っている車にぶつかったりしたら、大事故(だいじこ)になってしまいます。
2. 走り込みをしていると「まわり」が見えなくなるから
道路で一生懸命(いっしょうけんめい)ダッシュや走り込みをしていると、自分の足元(あしもと)や前しか見えなくなります。
- 住宅街(じゅうたくがい)の道路では、角(かど)から急(きゅう)
- に車や自転車、お散歩(さんぽ)をしているおじいちゃん・おばあちゃんが飛び出してくることがあります。
- 猛スピードで走っているみなさんと、歩いている人がぶつかったら、お互(たがい)いに大怪我をします。
- とくに車は急には止まれないので、みなさんが車にねねられてしまう危険(きけん)がとても高いです。
3. バットの音や声が、まわりの人を困らせるから
お家(うち)の中で静(しず)かに過ごしたい人にとって、外から聞こえる音はとてもストレスになります。
- バットをビュン!と振る音、ボールがグローブに収(おさ)まる「バシッ!」という音、走るときの足音(あしおと)
- は、家の中にいる人には「怒(おこ)ったような怖い音」に聞こえることがあります。
- 道路は、車や人が安全(あんぜん)に通るための場所であって、「野球のグラウンド」ではありません。
- 法律(ほうりつ)という国のルールでも、道路で他人の迷惑になるような遊び方をすることは禁止(きんし)されています。
野球が上手になりたい、体力をつけたいという気持ちは、ものすごくカッコいいことです!
だからこそ、そのカッコいい力を道路で使うのではなく、野球ができる広い公園や、学校のグラウンド、バッティングセンターなどで、思いきり100%の力で練習してくださいね。