その後、
こういうところに来るのは初めてなんですが、見寄りのない子どもたちや幼児達の施設でもあるようで。。。
不幸にもこの施設にたどり着いた子供たちを哀れに思う気持と同時に、なぜ、僕のようなシングルファーザーとして子供たちにとって良かれと思いながらしたことを憶測から疑われ行かなければならなくなった自分に虚しさと悔しさが溢れてきました
到着すると個室に案内されました。
3人の職員からそれぞれ色々な質問をされる前に、僕の方から話をはじめました。
麦「はじめに、僕の方から話をさせていただきます。まず、今回ありもしない状況からこのような自体になってしまって、僕自身としては非常に悔しいと思ったと同時になぜ、あんたらは僕の子供に事情聴衆する前に、僕の方に来てくれなかったのかという事です
おかげで学校や保育園の先生達に疑われる対象になってしまったと思っています。
特に子供のオマタってよく痒がるんですよ!
そういうときにかぶれていないかどうかをみてあげるとティッシュがくっついていたり、しっかり洗われていない事がしょっちゅうあったので、これをしっかり洗ってあげることが普通ですよね?
それを別の切り口から考えて卑猥な事をしてるんじゃないかって推測から学校や保育園にお越しいただいたということなのでしょうか?」
児相「そうですね。児相っていうのは…最近も可愛そうな子供の事件がありましたが、少しでも疑いのある情報が入ったら、まず守る対象の子供さんから事情を聞く事になっています。これは先に保護者側からの事情聴衆によってそのお子様へのさらなる虐待や真実と異なる回答をするように手を打たれるのを防ぐためなんです。あくまでも確認、というだけで学校側もなぜ児相が来たのかは知ることはできませんし、内容も話しません」
麦「では、子供の本人に確認する際には小学校の先生は基本同席出来ないということでしょうか?」
児相「…そうですね。」
麦「では小学校で僕の子供達と話をした際には児相の職員だけだったんですね?」
児相「…そうです。」
麦「あのね、嘘つくんじゃないよ
副校長が同席していなかったか?子供から聞いてるんだけど?これはどういうこと?」
児相「学校側から一人だと緊張してしまうので一緒に話をしてほしいと麦さんの子供さんが副校長に話をしたそうなので、今回は同席の上話をさせてもらいました」
麦「副校長って女のオバハンだろ?それを聞かれたら”あらやだっあそこのオヤジは…”ってなるのが見え見えじゃないか!!そもそも秘守義務があるんじゃないの?」
児相「そうです。だから今回は子供さんの気持が怖がっていたようなので同席しましたが、学校側も言うことはないです」
麦「うちの子供って度胸あるからそう言うことは言わないと思うんですがねあとで確認しますが。それから…」
児相「あの、話の途中ですが精査の結果、麦さんには全く問題ことがわかりました。児相側としても何か起こる前に子供さんから事情を聞かせていただき、その時点で問題ないということは担当員はすべて理解していました。ところが児相という機関の手順としてそれを個人判断で問題ないっていうの事ができないんです。それをさらに別の担当員と精査をして初めて問題ないという結論を出します。ですからそれを今日ここにおいて話をさせていただきました」
麦「とりあえずそれはよかった…」
今まで張り詰めていた気持が一気に開放された瞬間だった。それを聞いたあとは児相に対してはもうどうでもよくなってしまった…
児相「ただ、この精査の結果は学校保育園には連絡しない決まりになっています」
麦「おぃちょっと待て!って事は疑いがあったからオタクらは学校まで来たのに、問題ないっていうの結果が学校側知り得なければ副校長も含めて噂になりかねないじゃないか」
児相「そういう手順になっているので。必要があればご自身で学校に行かれて説明されればいいと思います」
また時間を割いて僕は学校側に説明しに行かない限り疑われるような気がして…
ただ、疑いが晴れたのでもうこれ以上ここにいる意味もないし、ひとまずここから引き上げることにした。
麦「ではもう帰っていいですね?もう二度と来ないでくださいよ」
児相「もちろん大丈夫ですよ」
家に帰って姫に確認することがあった。
麦「姫さぁ、昨日おじさんたちと話ししたときに副校長いたよね?」
姫「そうそういたよ〜」
麦「それって姫から、不安だから一緒に話をしてとかっていったの?」
姫「そんなこと言うわけ無いじゃん。あのおばさん嫌いだし確か、副校長が知らないおじさんたちにボソボソ何か話をしてて、おじさんたちが”そういうことなら一緒にどうぞ”っていうのを聞いたよ」
やっぱりそうか
学校側はどうして児相が来たのかを知りたくて、児相職員に嘘をついてまで同席したことがわかったのだ
はやりあのオバハン副校長、興味津々でただ聞きたかっただけじゃないか
怒りの矛先が今度は学校側に向きました。
いずれにせよ、誤解を解くためにも学校には行こうと思ってたので副校長にはしっかりと誤解を解くと同時に興味本意で聞いた理由を僕が確認する必要があると思いました
翌日今度は学校側に行くのでした。
つづく