昨日の夕方のニュースで岩井崎の「龍の松」が保存に向けて切断されているところが放送されました。
お祓いの後、輸送しやすい大きさに切られて、東京の業者に送られて長期保存できるように加工されて、来年の1月に岩井崎に戻されるそうです。
チェーンソーの音とともにサクサクと切られて行く様子に涙が溢れてきました…。
熊谷育美ちゃんのファーストアルバムのジャケット写真にも写っているこの松の木。
この写真は震災の2ヶ月後に撮影されたそうです。
私が最初に岩井崎に行ったのが2012年の9月でした。
頭から背中にかけて伸びていた細い枝は枯れてしまってなくなっていました。
次に行ったのが2013年の9月。
すでに枯死していると聞いていて、小枝などは心ない観光客に折り取られているのでは?と心配していましたが、1年経っても全く変わっていませんでした。
あれから何度か気仙沼には行っているのですが、岩井崎には足を延ばせていませんでした。
改めて番組の写真と見比べると…
鼻先から頭に向けて伸びていた枝が下を向いている以外、特に変わった様子はありません。
同じように長期保存用に加工されて元の場所に戻された陸前高田の一本松は、テロテロしたコーティングで、小枝は自然の木の枝とは全く似ても似つかない、オモチャのような枝ぶりになってしまっていました。
龍の松が保存加工される事になった時の報道では「可能な限り現物を使用した保存方法の検討を行う」「震災直後の外観の復元、質感や耐久性の確保、設置後の維持管理を考慮した最適な加工処理等を施す」とありました。
震災直後の微妙な枝ぶりが強化プラスチックで果たしてどこまで再現されて戻って来るのか、ぜひ見届けに行きたいと思っています。
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【追記】
翌朝の河北新報でも取り上げられていました。
気仙沼岩井崎の「龍の松」は「津波で折取られて龍の形になった神秘の松」と様々なメディアで紹介されましたが、さすがは河北新報、きちんとそれが人の手によって切られていた事にも触れています。
この作業をされた方にお話を伺った事があります。
他の被災松は根元から切り、この松も切ろうと思い、枝を払ったりしているうちに、何となく途中で気が変わり、そのままにしたそうです。
後に龍に似ていると話題になって、「あ、本当だ!」ってご本人も驚かれたそうです。
何の意図もなくあの状態で作業をやめたくなった、その事の方が神秘的に思えます。
河北オンラインニュースの記事はこちら から。
(8/12に過去投稿しました)











