中身の無いバンド | BFN Iceオフィシャルブログ「愛Screaming Voice」Powered by Ameba

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ちょっと遅くなったけど先日のAREAについて書きます。

2014年11月1日 高田馬場AREA 三周年記念そして廃憶のdanceツアー初日ありがとうございました。

空間の作り方もまだまだで…反省も多いのですが、良いLIVEでした。君が楽しんでくれた。君の心が動いてくれた、というのが大きい。

3年間バンドが続くというのは、なかなかに素晴らしい事だと思います。

活動する中で僕は時に『BFNは続かないんじゃないか』とか『もうバンドをやめた方がいいかもしれない』

と思うことが何度もありました。

MCで少し触れたんですけど、僕らは本当に中学生・高校生バンドのような思考の集まりで、BFNというバンドは極端な表現をするとバンドではないと思っています。(若いバンドを馬鹿にしているわけではなく、僕らがそれではダメなんですよって話です)

これは、来年話そうと思っていたことなんですが、もしも来年にこの言葉を伝える術が無くなってしまったなんて事があったら後悔するかもしれないと思ったので、先に話しておきます。

バンドではないと言うと反感を買いそうですが、別に僕が感じてしまったことなのでそこは放っておいて欲しいのです。
この感覚に気付いたのは最近なんです。
たぶん、ミニアルバムの制作途中か、終わったあたりか。
なので、それまではちゃんとしたバンドをやっているものだと思っていました。

ずっと、このままではいけない、と3年前から思っていました。
このままではいけない内容というのは常に移り変わっていくのですが、来年こそは今僕が思う不満の全てを解消するくらいのバンドを作り上げよう、とメンバーと話し合う時間を増やしました。
よくよく考えたら、『なぜ今までこの話を追求しなかったのか』『なぜ疑問に思わなかったのか』恥ずかしながら、そんなんバンド始めたての人達でもやってますよというようなレベルの低いミーティング内容も多々ありました。
僕は今まで、無理矢理バンドやっているなって思いが強かったんです。
日程を詰めて詰めて、なんとか人気を獲得していくというやり方が、どうにも肌に合わないというか。
いつも時間に追われて、ミスのフォローに後手後手で、どうも戦略的ではなく知恵を絞っていない感じがとても気に食わなかった。
そもそも僕が少しでも頭が悪いと感じてしまったことは、それに面白味が無い限り激しい嫌悪感を覚えます。人であれ、方法であれ、それは変わらないし、そんな想いをいつも歌にしていました。

いつも自信半分、自分やバンドへの不信感が半分で生きていました。

僕はいつもステージに上がる時『自分が世界で一番人の心を震わすことができる存在で、それは間違ってはいない』という信念を持っていきます。失敗をすればその思いの分だけ悔しさや怒りが僕を成長へと突き動かしました。
しかし、バンドというものになった時、ほんの僅かな不安が生まれるんです。

この身体が知っている筈の『自分がやっている音楽が最強で最高だ』って思いを持てずにいた部分が、確かにありました。

だから、ずっと周りのバンドが羨ましくて妬ましくて仕様がなかった。

心の底から自分達に自信を持ち、メンバーの心が一つとなってバンドをやっていることが、とても羨ましかった。
少なくとも僕の眼には周りがそのようにしか映らなくて、いつも悔しい思いをした。

この原因は、やはりバンドの組み方にあったのは間違いありません。

ラメさんがやってみたいメンバーとやってみた。

理由はこれしか無いのだから。

それが悪いのではなく、そこからしっかりとバンドを構築していくという事が出来なかったメンバー全員の怠慢であります。

方向性や音楽性なんてあってないようなもので、何よりも人ありきで仲良く楽しくやろうね~という生温いスタンスが、僕に違和感を与えていた。
多くのバンドが一定の決まりというか、どのようなバンドの形を作り上げていくか目標を作って、それをメンバーが理解して活動していくものだと思っているのだけど、僕らにはそれがない。
だから写真見ても、音を聴いても、BFNというのは何をやりたいバンドなのか、僕自身全然わからなかった。まさに今あってはならない若気の至り。
これが僕がBFNをバンドではないと思ってしまう理由、バンドへの不信感だった。

それでも好んでくれる存在がいたし、自分がこだわり過ぎなのかもしれないけど、そんなこだわりを貫くのが人前で音楽をやるということだと僕は思っているので、やはりどのような見られ方をしたとしても、もっと“バンド”を作り上げなくては。と思うんです。

曲ごとにとか、個人がカッコイイとか、お客さんがついてくる営業?とか、どことタイバンしたら客とれる?とかさ
そんな事ばかり突き詰める前に本当のバンドやろうぜって思ったんです。
バンドやろうぜって集まった僕等が改めてバンドとは何かという事を追求しなければならなかった。
Black Gene For the Next Sceneにしか出せない世界観がある筈だから。
そして好きになってくれるファンの皆がもっと満足できるサービスだって、スタッフと一丸になって作り上げていきたい。結構インフォメーションや物販の不備とかチェックするしさ、本当怒ってばかりだよ。

どうしたら自分を満たすことができるのか?
どうしたら君の期待に応えられるのか?


今、このツアーの成功を目指しつつ、生まれ変わる為の準備をしています。
少しずつ変わろうと、必死にもがいています。
準備といっても、打ち合わせを沢山したりするくらいなんだけど。

来年の目標は既にあり、本当の意味でバンドになるという事。これだけです。

しかし、これが実現すればBFNはもっと飛躍できると思っています。

三周年のAREAでは、こんな未熟な僕らについてきてくれてありがとう という気持ちが込み上げてきました。


先日は、少しだけかもしれないけど、そんなBFNの様を見せられたと思います。

僕はとにかく、このままが嫌だ。変わらない事が嫌だ。進歩しない事が嫌だ。

全ての人がついてこなくても、僕の思想についてくる覚悟のある人間を全力で守っていきたいから。


僕には途中でやめるという選択も出来たし、間違いなくやめるという選択をしそうになった時もあった。
『そんな自信の無いものを私たちに見せないでください。そんな事で私たちの時間を奪わないでください』
『不満があるまま続けられても迷惑なのでやめてください』
こんな事をいう人がいるかもしれない。
結構です。どうぞ好きに言ってください。僕はそういった言葉を糧にして歌にしましょう。

僕がそれでもバンドをやるのは、ラメさんを大きな舞台へ連れて行かなくては。というある種の使命感的なものに縛られているからです。応援してくれる君に救われていたのもかなり大きい。

そして、もしもメンバー・スタッフが僕の提案に賛同してくれるのなら、気持ちを新たに頑張っていきたいという思いが強いからです。
せっかく三年間皆が守ってくれたバンドですから。中途半端に終わらせたくないのです。


たぶん、僕という人間は本当にどうしようもないクズなんです。
すぐに人を見下すし口は悪いし短気だしブログもMCも長いし何よりバンドマンだし(バンドマンはクズでないと成立しない職業だと思っているからです。そうでないものは見せかけ・まやかしだ。)、上辺だけの優しさに何の魅力も感じていない僕はそんな人格にもそれなりに満足して変えようとはしないでしょう。
コミュ力を勘違いした社交性あります風の人にもなりたくないから人に冷たい人間と思われるかしれない。
そう、吐き気がする事ばかり。バンドの方針にもすぐに悪態をつくし。

よくやれてるなってたまにビックリしては、ついてきてくれる君には深く感謝しています。

一見ネガティブな事ばかり書いてしまったのですが、自分の中ではバンドをもっと良くしようという思いが強いからこそ、書きました。
そこは理解していただきたい。でなければこんなにもブログに時間をかけたくはないものです。


僕が抱えていた問題を知り、ショックを受ける君もいるのかもなって思います。離れたくなるかもしれない。
一つ信じてほしいのは、僕はいつも全力でステージに臨んでいたこと。
そして僕が君と真剣に向き合った事実は絶対に変わりません。
君が僕の中身を知っても、このブログをどのように解釈しても、この事実だけは絶対に変わらないので。
もしも違うんだとしたら馬鹿です。勝手に自分の都合よく記憶を書き換えたらいい。

廃憶のdanceパレードが完成したことによって、バンドがバンドになろうとしています。

まだまだやれる事が沢山ありますから、この世界観に触れてBFNは良いバンドかもしれないと感じとってくれたらいいな。

BFNという歴史に、BFNという存在を構成する要素に君も入ってくれたら素敵だと思います。

BFNが歩んでいく道程に君もついてきてくれたら嬉しい。


好きになってよかったと思ってもらえるように。

僕らがその時信じた事を発信していく、それに運よく君がついてきてくれて…ずっとそれの繰り返し。

そんな事が君と僕の幸せとして成立したら本当にありがたいなぁと思う。


中身の無いようだったバンドに、少しづづ価値ある中身が生まれてきました。

今はファンという要素ばかり。

これから、少し遠慮していたというリミッターを外したり、バンドがバンドらしくなっていく様すらも良い中身にしていけたらと思います。

このツアーでも、きっと育まれます。


MCで、『ライブでお客さんが集まらなくて解散するバンドが沢山いる』と話しました。

よくわかります。

僕もそれは解散した方がいいと思う。

だって商売にならないんだもん。夢も希望もないなら夢を売る事なんて出来ないよ。

一部の例外を除いて、会社は守ってくれないし、プライドは傷つくし、バンドで出た赤字を補填する為バイトばかりで練習する時間もないよって人もいるかも。

だから皆、頭を使ったり、音楽以外の事にまで必死に頑張ってお客さんを集めようとする。

それでも人が集まらなかったら悲しいです。

しかし

『ワンマン全然動員ないし売れないから解散しよう!!』

このような思考なら、そもそも問題は動員にあらずだと思うんです。

メンバーの信頼関係やバンドの信念が確固たるものでは無かった。と僕は思ってしまいます。

信念があったら、失敗(ここで言う動員がないという事)でやめたりしないですから。


僕はそういう終わり方が怖いから、確固たるバンドの信念が欲しい。

ちょっと強気に言うと、失敗は怖くないです。

ワンマンツアーで全箇所全然お客さんがいなかったら、悲しいし悔しいしなんかもう爆発するかもしれないけど、別にやめはしないです。

信念が折れたり、確固たるものにならないのなら、それはその時点で終わっているのと同じ。
なので僕にとっての最悪の終着点はそこです。


僕は最終的に成功します。それも周りは思いもしないような結構な大成功をする予定です。

何故なら僕は成功するまで失敗し続けるから。

成功するまでやればいいだけなんで、方法としてはめっちゃシンプルなんですよ。


成功するまでやめない。ただそれだけの事を君が確信に変えてくれたのだから、きっと辿り着けるでしょう。


AREAワンマンの最後にbelieve inをやりました。これは作詞した時からゴシカルトランスとか関係なく本当に衝動って感じです。
これが今までの君に対する言葉であり、これからの君へ贈る言葉であったらいいなと思います。

本当に君の想いを連れていける日が来るのを心待ちにしています。


長くなってすみません。以上です。
夜に書き出したのに気付けば朝です。
結構馬鹿かなって思います。


3周年の感謝と、これからも君と歩んでいける未来に強い想いを込めて。







三周年で良いLIVEをしたいと思うあいす





贈られた花ととりたかったんだけど自分一人では上手くいかなかったあいす