「セブ~香港へ」②
日本に活況たる未来はあるのだろうか?
他の先進国も同様である。EU諸国やアメリカなど・・・
僕たちはモノや情報が溢れ、便利になる事で大事なモノを失って来たのではないだろうか?
フィリッピンのセブ・・・マクタン島内を歩く、トタン屋根に重石代わりの古タイヤを載せているバラックが続く、窓にガラスはない、もちろん空調もない。トイレはその辺、水道は共用、表通りを外れると舗装はない。雨季のこの時期、スコールが降れば、アチコチに大きな水たまりが出来る。
雨が止むとお日様は容赦なく、リヤカーを引っ張るおじさんにも、野菜籠を背負ったおばさんにも、水たまりで無邪気に遊ぶ子供たちにも、学校帰りの制服の学生君たちにも、サングラスを決めた兄やん達も、ショートパンツのおねえちゃんたちにも、走り廻る鶏にも、ヨタヨタ歩くやせ細った犬にも・・・直射日光を浴びせる。
・・・無邪気・屈託がない・笑顔が溢れている・・・
埃だらけの焼けた肌、高価な身なりは視る限り一人もいない。
何だろう?・・・感じる!感じる!エネルギー・・・
彼らの持つ未来への「夢」を感じる!出来る出来ないは関係ないだろう。今の現状を飛び出すエネルギーを強く感じる。
間違いに気付くべきだ! 後進国は成長国で先進国は後退国になっている。
いつの間にかBRICsやVISTA諸国に追い越されてしまう。先進国を気取る国々、過去のGDPランキングにこだわる限り未来はないのだ!