料理の世界を目指している息子(二男)君が一週間前に予約したフレンチレストラン
「JOJO/Ron Gallo Chef de Cuisine」・・・はマンハッタンのE 64thにあるこじんまりとした佇まいのザガートとミュシュランの星を持つ名店である。
通りの向かい側には、日本の芸能人、スポーツ選手の好きなブランド
「クロムハーツ」の本店がこれまたこじんまりと鎮座している。
・・・静かな通りである。秋になると通り並木の枯れ葉散るロマンチックな情景が目に浮かんでくる。
店に入る。・・・12時閉店と同時に次々と予約客が押し寄せて来る。
小さなエントランスは入り切れず・・・まるで巣穴の前で固まる蟻の様だ。
小さなテーブル・・・水とワイングラスとフォークとナイフ、パン皿
にバーター皿だけでテーブルの上はいっぱい。
アントレやメインの皿は置けるのかなぁ?
不安を他所に・・・笑み絶やさないスタッフ達は気遣いを忘れない。
水は飲みきるまえん注ぎに来る。料理を運ぶ手順は完ぺきだ。客の食すペースに合わせて絶妙なタイミングで食べ終えた皿と新しい料理の皿が入れ替わって行く。
デリケートな置き方・・・皿やグラスを余分な音を立てずにさり気なく速やかに配置する。決してお客に気を使わせる事はない。
ランチメニュー・・・コースはアントレとメインの中から二つ選び、それにデザートが付いて24ドル。…本格的なフレンチの名店の味がこの値段だ。予約で席が埋まるのも納得出来る。
今回の僕のメニュー・・・アントレにラビオリ、メインにエビ、デザートはチョコレートケーキとアイスクリーム。
更に追加で・・・12ドル出してアスパラガスとアボカドのサラダ、ワインはカベルネソーヴィニヨン(ナパバレー)、コーヒー
総括・・・料理一品一品にこの店のシェフの品性とあくなき追及心を感じてしまう。
丁寧かつ繊細な仕事ぶりが舌の上で踊る。・・・本当に美味しかった。