「変るもんだ!・・・スカイプ」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「変るもんだ!・・・スカイプ」


 今から30年前、僕はイタリアはフィレンツエに遊学していた。

旅先で知り合ったイタリア人の女の子を追いかけて、留学生ビザを取得してイタリアの学校に進んだのだ。・・・勉強よりも女の子が優先していた。

 当時、日本の両親との通信手段は市内にある中央郵便局に併設された電話局の国際ブースにて、ダイレクトかコレクトコールを選び、申し込み・・・繋げて貰う。2~3分の通話の為に、早くて30分から1時間近く待って漸く繋がる。なんで?そんなに?時間がかかるのか?分からなかった?・・・通信料も手数料を取られて3,000円位かかった様な・・・曖昧な記憶だが、。貧乏バックパッカーにとっては痛い出費だった。


 ・・・30年後、僕の息子はニューヨークへ留学の為、旅立った。・・・正式に5年間のアメリカ留学生ビザを取得してCIAカリナリー大学(世界で唯一の料理大学)に行くため、その予備段階で、今、ニューヨークにあるELSに在籍中である。


 彼との連絡は無料(インターネット回線料は別として)のスカイプを利用。文字だけのチャット機能、音声だけの通信、ムービーもシンクロしたテレビ電話以上の機能が使えて基本的にタダ、。音声も映像もPCのスペックにもよるがクリアーな音と鮮明な映像を瞬時に移してくれる。

 ニューヨークに居る息子が隣の部屋にでもいるようだ。声をかければ「今」の姿がPCのモニターに映し出されるのだ。もちろん此方の声も姿も息子にも見えているし、聞こえているのだ。また、福岡の自宅と東京の自宅とニューヨークの寮に住む息子との3地点同時テレビ通話も可能だ。もちろん映像も音声も記憶することも可能である。未来の彼の息子の為に・・・30年前の僕の残像はセピアに変色した写真だけが物語る。