「真実を伝える」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「真実を伝える」


 先日の日曜日の番組rkbラジオ「こだわりハーフタイム」 のゲストに”ボーン・上田記念国際記者賞”を受賞された毎日新聞のヨハネスブルグ支局の高尾具成(ともなり)記者にゲストとして電話にて番組に出演していただいた。

 彼は取材のためカメルーンに滞在中にも拘らずインタビューに応えて頂いたのだが、携帯への電話の為なのか?日本とアフリカは本当に遠過ぎるのか?電波状況が悪く雑音とレスポンスの時差はあったものの、誠実な人柄の彼の優しきメッセージはラジオを聴いて頂いた皆様にも十分に伝わったのではないだろうか。


 彼の受賞の理由は(毎日新聞報道)発表などによると、高尾記者は08年、2度にわたり独裁政権下のジンバブエに入り、他の欧米主要メディアが入国を拒否される中、大統領選を巡る混乱を伝え「政治暴力や超インフレに苦しむ市民の暮らしと独裁政治の非道を記事と写真で告発」した。さらに、オバマ米大統領の父の故郷ケニア西部を訪れ、大統領誕生に熱狂する人々の姿を取材、ルワンダでは、虐殺を乗り越えて和解を目指す人々の努力を伝えるなど「努めて現場に入って取材し、市民の息吹を伝えてきた積極的な姿勢」が評価された。・・・


 写真を見ると本人はいかつい感じに見えるのだが、スピーカーから聞こえてくる声は・・・心優しく誠実な人柄が伝わってくるのだ。柔らかくて暖かくて寛容な声?話し方?・・・どう、表現して良いか・・・難しい。でも、聞かれた方は誰もが僕と同じ感想を持ったのではないだろうか。


 真実を伝える事の難しさ・・・国際試合の第三国の審判の様に決して片方に肩入れしてはいけないのだ!! 常に公平なジャッジメントが求められる。


 取材も目線が違えば表現も違ってくるし、取材する側のポジション(立場)によっても変わってくるものだ。・・・高尾記者はそのままの姿をありのままに伝えるを貫いている。

 彼の心の奥底には人に対する人間(本能)としての優しさと痛みを知っているのだ。・・・だからこそ、人々の細かな小さな声も決して見逃す事はない。

 誰もが気にすることなく目をやり過ごしてしまう遠い国の小さな記事にも、本物の真実が記されているのだ。そこには彼のたくましき情熱溢れる“優しき人の目を持った”彼の姿が投影されているのだ。