「お守りは長生きの長い木」
先日の木曜日、仕事の途中に寄った、昔から馴染の喫茶店は、もうかれこれ27年位の付き合いである。
今は、住まいが離れてしまったので、頻繁には来れないが、ひと月に一度位、仕事の途中に寄っている。
昔から変わらぬマスターやママさんの顔を見ると、ホッとする。安定感のある安らぎを覚えるのだ。20代前半からの付き合いである。客と店の主との関係からもう一歩内側の関係だ。良い距離感だと思う。
いつもの様にカウンターに座り、何でもない話をする。・・・マスターが洗い物をしている間に、香りを楽しみながら、珈琲をゆっくりと口に含む。
マスターの手元を見ると、なにやら木の皮の様なものを、丁寧に洗っている。・・・
「何ですか? それは、。」/「あぁ、これ、実家の大分の近くの楠木の樹皮だよ、。」
/「へぇ、何に使うの?」/「子供が小さい時に樹皮を拾って、お守りにしてたんだよ。」、。「この楠木は樹齢600年以上経っているんだよ、きっと凄いエネルギーが沢山満ちていると思ってね、。」/「凄いですね。僕も大きな長生きの木には特別な力があると思ってますよ。」/「子供が大病を患った時に助かったのも、このお守りのお蔭だと、。・・・思い出して、先日、近くまで行ったので、木の幹に落ちているの拾って来たんだよ。」/「良かったら少し頂けませんか?」/「良いよ、。」/「有り難う御座います。」・・・
樹皮の剥がれ落ちたものだけど、不思議と生命力を感じてしまう。
生命の不思議を感じる事がある。僕たちが生きてる事も不思議だけど、森や大きな木は漲る生命力を持っていると思う。僕たち生命が生きていく為の酸素を生み出してくれてるし、それ以上に木の気のエネルギーのオーラを発してるよね。
大事な人のお守りにさせて頂きました。
