光文社
辻健一監修
「ハチドリのひとしずく」
いま、私にできること
これは ちいさな力の大切さを教えてくれる
南米アンデスの 古くて新しいお話――
森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、
森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。
ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。
絵本のようなこの本は、
上記した内容の、
本当に短い文章だけのお話しです。
そこには、森の火が消えた!
みんな助かった!
という後日談やハッピーエンドがありません。
そこが本当に私は好きな本なのです。
ただ、「私は私にできることをしているだけ。」
それだけのお話しです。
日々の行いとは、ただの積み重ねに過ぎないと思います。
そこにたくさんの願いや望みや欲望もあるかも知れません。
でも、ただ、できることを重ねていく。
私もそんな日々であればいいなと思います。
経営者として、もしかして、あまりいい例ではないでしょう。
私は結局、職人であり、そして、ちょっとだけアーティストで、
ただ、どこにも属さず自由を選択して、
一人経営をしているだけなのです。
そこに、信頼を寄せてくださるクライアントさんがいて、
セラピストとしての私の知識や技術を学びに来る仲間がいる。
そうする小さな毎日が
こころとからだが健康で楽しく自分らしい毎日を送る人達を増やしていけたら、
きっと良い世界になるんではないかと
そんな妄想があります。
人は波動を受け、波動を出しているので、
幸せや平和は波動で繋がっていく。
体が元気であれば、心も元気になり、
心が元気であれば、体も元気になります。
そして、パーフェクトである必要もない。
誰かと常に比べ続ける必要もない。
人それぞれであっていい。
と、この本を読むたびに、
強く、そして、優しいきもちになります。
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