19年前の2001年9月11日はマンハッタンの自宅で迎えました。

 

45丁目のタイムズスクエアの近く、ヘルズキッチンという地域のアパート。

 

当時学生だった私は、

 

9月にマッサージカレッジの最後のセメスターが始まり、

 

いつものように朝から机に向かって勉強していました。

 

ウォールストリートで働いていたルームメイトから電話があり、

 

「テレビつけてみて!」とのことで、

 

NY1(NYのローカルチャンネル)に合わせると、

 

飛行機がワールドトレードセンターにぶつかったというニュースが

 

流れていました。

 

「すごいなあ〜〜。確かに今まで飛行機がぶつからなかったのが不思議なくらい。」

 

と、のんきにルームメイトとちょっと話をして電話を切りました。

 

そのまま、ニュースから目が話せなくなってしまい、

 

勉強そっちのけでニュースにかじりついていました。

 

そして、次にもう一つのツインタワーがいきなり煙をあげたのです。

 

えええ???何が起こったの?

 

テレビのレポーターが興奮しきった声で何が起こったのかがわからない様子。

 

他のチャンネルを回しても、どこも混乱状態。

 

えええええええ????

 

数分は混乱。

 

様々な角度から映像を検証して2機目がワールドトレードセンターに

 

激突したことがわかり、

 

そして、その数分後

 

映像が真っ黒に。

 

何が起こった????

 

「。。。。。。。。。。。」

 

ワールドトレードセンターだけでなく

 

ウォールストリートからロウアーマンハッタン全てが煙の中に。

 

何が起こったのかさっぱりわからず、

 

あの地域全部が爆破されたの?

 

ツインタワー(ワールドトレードセンター)が崩れ落ちた!!!

 

ルームメイトの携帯に電話しても、

 

会社に電話してももちろん、通じない。

 

友達からも「大丈夫?」と電話がかかってくるけど、

 

大丈夫かどうかもわからない。

 

空白の時間が流れ、何をしたらいいのかわからず、

 

ひとまず、学校が休校になったことを確かめ、

 

テレビをぼ〜っと見ているだけの時間。

 

午後遅くにやっとルームメイトが帰ってきた。

 

靴は灰だらけ。

 

無事で良かった。

 

image

 

この日からNYの街が一変してしまった。

 

街中にMISSING PERSON(探し人)の張り紙が溢れ

 

あちこちでのビルで避難勧告が出て、

 

ビルから人たちが追い出されて、、、、

 

 

TVや新聞ではAMERICA UNITE(アメリカ一致団結しよう)

 

という内容にどんどん変わっていきました。

 

窓ガラスにはアメリカ国旗が貼られ、

 

パールハーバー以来の襲撃と言われ。。。

 

 

誰もの心に恐怖が巣食っていて、

 

悲しみがあり、

 

こんな事をするなんてひどい人間がいるという怒りを内在して。

 

 

国中が戦争へと向かっている。

 

戦前ってこんな感じだったのかもしれないと。

 

 

悲しみや、恐怖、正義感は、何よりも人を残酷にしていくんだと

 

肌で感じました。

 

結局アメリカはイラン・イラク戦争へと突入していくのですが、

 

アメリカ国内はそれ以来さして攻撃されることもなく、

 

戦争が起こっていても、

 

周りの様子は対岸の火事だったように記憶しています。

 

 

今までもこの日が来るごとに911の事を書いていますが、

 

コロナの状況は私が911を体験したのと同じくらい

 

もしかしたら、それ以上に特別な体験だと感じています。

 

いろいろな情報が出回っていて、

 

感情もいろいろと揺れ動きます。

 

 

でも、流されていくのではなく、自分の視点を大事にしよう。

 

自分の感覚を信じることを優先していこう。

 

また、新たに今日それを感じています。