マッサージを上達するには、やはり練習が不可欠です。
技術を修得するには、当たり前の事です。
髪の毛を着るのも、お習字で綺麗な字を書くのも、
ボールをストライクゾーンに投げるのも、
マッサージと同じように誰でも出来ることですが、
それを常に一定の水準でキープしたり、
誰でも出来る以上の事をする為には
練習が必要ですよね。
そして、練習するにもアイデアが必要だったりもします。
全て100%いい状態が整っている訳ではないはずです。
私は日本の大学では初等教育を専攻していましたので、
ピアノが必須科目でした。
中学生までピアノを習っていたのですが、
本当に全く練習しない生徒で、
いつもピアノの先生に小言を言われていました。
そのツケが回って、大学のピアノのテストではとっても苦労しました。
もちろん、下宿にピアノがあるわけではないですから、
練習はピアノ室を時間予約して、練習していました。
それだけでは全く追いつかず、紙の鍵盤を作って、
こたつの上で指運びだけでも練習していました。
単位落としたくないから、必死でしたよ~。
懐かしい思い出です。
アメリカでマッサージを学んでいる時も、
場所的にも金銭的にも余裕が無くて、
マッサージベッドは持っていませんでした。
なので、マッサージの練習をする時も
友達の家か、自宅の普通の寝具としてのベッドか、
床にタオルケットを敷いて練習していました。
膝を付くと痛いので、膝にバレーボールで使うニーバットを付けたり、
練習相手が捕まらない時は、クッション相手にしたり、
エアーで架空やイメージトレーニング、
自分自身の体の部位やポイントなどで
どんな風に体感するか?も試してみました。
時には友達の家で飼っている猫にも、ポイントの練習。
(動物虐待ではないですよ。相手の様子を見ながらやってました。)
工夫次第で何とかなるものです。
そして、そういった状況も楽しんでいました。
せっかく学ぶチャンスですから、
その時間を大切にしたいですよね。
FLOWボディセラピースクールの生徒さんも、
色々と工夫されて練習されています。
ご家族やお友達を施術の練習相手に、
それぞれの環境の下、頑張っています。
そういった事を聞くと、私も本当に嬉しく、
私自身ももっと努力して行かなきゃと感じます。
生徒さんにとっても限られた時間であるように、
教える私にとっても限られた時間ですから、
一瞬一瞬を大事にしていこうと思っています。