今日のスウェディッシュマッサージクラスの生徒さんは、

富山県から北陸新幹線で来られました。

今後ヨーロッパに移住が決まっているので、

世界基準のマッサージを学びに来られています。

私がNYでセラピストをしていた時に、

本当にいろんな人種の方々に施術をしましたが、

骨格だけでなく、筋肉量や脂肪の厚みなど、

日本人とは桁違いな方も沢山いらっしゃいました。


日本人女性のクライアントさんは、

本当に筋肉量が少なく、体も薄く細いなあ~と、

良く感じていました。

スウェディッシュインスティテュートのカレッジ時代から、

マッサージの練習相手が男女を問わず、

白人や黒人、ヒスパニック系の日本で言う「外人さん」

だらけだったので、

時々アジア人のクラスメートと組むと、

薄いなあ~って思っていました。

男性だけでなく、女性もふくよかな人だと、

筋肉もあり脂肪もあり、日本人のぽちゃぽちゃとはまた違い、

分厚く、弾力性があり、指が沈み込む感じなのです。

直接オイルを使って施術するのに、

キチンとした手や指のボディメカニクスを使えないと、

繰り返して間違ったやり方をしていたら、

必ず指や手首を痛めます。

もちろん、ほんの1回の施術でもその危険性は高くなります。

日本人と比べて、海外の方はしっかりとご自分の圧の好みを

伝えられますので、「弱いから強くして」と言われて、

がむしゃらにやるのはとても危険ですね。


また、日本人の手は小さいので、

ガタイの大きな西洋人にオイルマッサージを施すのは、

それだけで不利かもしれません。

でも、その手を大きく感じさせる方法もあります。

それは、手の力を抜く事が大事です。

手の力を抜いて大きく感じるの

と疑問に思う方もいるかもしれませんが、

スウェディッシュマッサージなどのオイルマッサージが

慣れていない方はどうしても手に力が入ってしまい、

上手くクライアントの体の曲線に

手が沿わない事があるのです。

そういった小さなことも、クライアントのリラックス度や

満足度に大きく関わって来るのです。

FLOWボディセラピースクールのスウェディッシュマッサージと

ディープティシューマッサージのクラスでは、

そういった手の使い方やボディメカニクスなどを

しっかりと基礎の段階から修得していって頂きます。

特に今後外人さんへのマッサージをする機会のある方には

注意点や違いなどもお伝えしています。

日本人は感覚が優れ、向上心もあり、気遣いのできる

世界でも一番と思えるくらいの素晴らしい国民なのです。

ですので、ちょっとしたコツややり方を修得すれば、

どの国で施術をしようと、どの国のクライアントであろうと、

必ず唯一無二の素晴らしいセラピストになれる

太鼓判を押せます。

その為にも、体の使い方、ボディメカニクス(身体力学)は、

とってもとっても大事なのです。