今回はセラピストさん向けの内容です。

最近はもう当たり前に言われている、「ボディメカニクス」。

~Wikipediaより
人間の運動機能である骨・関節・筋肉等の相互関係の総称、
あるいは力学的相互関係を活用した技術のこと。~

介護用語の様に使われていますが、

もちろん施術者にも使います。

簡単に言うと、身体を無理なく使って施術する仕方が

ボディメカニクス(身体力学)です。

しかし、日本では施術の仕方のみをサロンで教えてもらい、

お仕事されているセラピストさんが多く、

負担の少ない身体の使い方を知らずに

身を削りながら、身体に無理させながら、

挙句の果てにはすでに痛みを感じても施術されています。

今回、スウェディッシュマッサージのベーシックコースを

受講されている生徒さんもその一人です。

力を入れなきゃ、強くやらなきゃと、そんな癖が付いている様。

それでは職業病になりかねません。

ひとつ簡単にできる事をお話しさせて頂きます。

それは、「クライアントとの距離を持つ」ことです。

(心の距離は近い方がいいのですが、、、、)

クライアントに自分の目(顔、頭)を近づけすぎないことです。

どうしても、施術に一生懸命になると、

クライアントに近づいていってしまいがちです。

そんな時は、足は棒立ち、背中は丸く、猫背で、肩は上がりっぱなし、

腰、背中、肩に負担をかけている姿勢になっています。

第三者的に自分の姿勢を見直し、

身体を立て直しましょう。

2012年セラピスト4月号p97より

こちらの写真を見て頂くととてもわかりやすいのですが、


クライアントと距離を持つことで、


より圧をかけやすく、身体に負担の無い姿勢が取れます。


疲れて来ると余計に自分の事が見えなくなってきます。


そうゆう時は、余計クライアントさんの小さな変化も


受け取りにくくなりますので、


是非、クライアントさんの為にも、自分の為にも、


正しい姿勢で、負担の少ない施術を心がけて下さいね。