今回は『原因不明とされやすい疾患シリーズ編』で、『腹痛』を取り上げます。
普段、私達が日常で経験する腹痛の代表疾患は、『胃腸炎』や『腸炎』ですね。症状は急性で、嘔気や下痢などの症状を伴うことで、診断は難しくありません(もちろん、下痢を伴わない非典型的な腸炎は少し難しいですが)
症状も自然軽快しますので、病院を受診されない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
一方で、『慢性的』で、『繰り返す』腹痛の代表疾患は、『過敏性腸症候群』ですね。
試験前にお腹が痛くなることありませんか?
仕事のプレッシャーがかっかると下痢や便秘になりませんか?
過敏性腸症候群は、お腹の腸の動きが活発になりすぎたり、鈍くなったりすることによる『機能性の腹痛』で、自律神経やストレスとも関連しています。
さて、今回取り上げる腹痛は、こうした慢性の腹痛で、『原因不明』であり、しばしば過敏性腸症候群と診断されてしまうこともあります。
他には、心因性、ストレス、自律神経失調症、慢性骨盤痛などいわれていることが多いです。
お腹にはたくさんの臓器があって、診察だけでは正確なことが分からないことも多いですが、この病気は血液検査やCT検査、内視鏡検査などの各種検査でも異常を指摘することができないのです(だから原因不明とされてしまうのです)
さて、何でしょう?
それでは動画をお楽しみください
ドクターP
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