今日は当院が在宅医の当番になっていました。在宅医とは休日(日曜)には開業医さんもお休みになってしまうので、患者さんを診る病院が極端に減ってしまうのです。そこで、休日にも平常どおりの外来をひらく病院の当番を決めているのです。


 当然たくさん外来患者さんが来られました。感冒性胃腸炎が流行っているようです。注意してください。


 そんな忙しい外来の最中に、突然看護師さんから、『先生、救急車が1台入ります。腹痛の患者のようですが、もうすでにこちらに向かっているらしいです。○○病院からの患者さんなのですが、何も連絡は入っていません。』


 普通、病院の取り決めとして、患者さんの紹介する際には前もって受け入れ可能なのか連絡するのが常識なのです。


 ???とにかく受け入れてみてから考えようと思い、数分後には患者さんが到着。救急隊からの話では、すでに○○病院に骨折で入院していたらしいが、本日腹痛を訴えられたのでこちらに搬送したとの事。紹介状には、これまでの詳細な記録は全くなく、腹痛の精査を宜しくとしか記載してありませんでした。


 さすがにこれはと思い、○○病院の担当医に電話連絡。すると○○病院は外科当番医になっていて、救急車が何台も運びこまれたため、院内発生の腹痛患者の対応ができなかったとの事でした。


 腹痛の性状や経過を聞いてもはっきりした返答はかえってこず、おそらく診察もしていないのであろうと思われました。患者さんに聞くと、『実は1-2年前から時々腹痛があって、原因は良くわかってないけど、今日の腹痛はいつもより強かった。時間は5分くらい続いて救急隊が来たときには良くなっていた。』との事でした。


 診察した感じでは急性疾患はなさそうであり、緊急でCTやエコーをする気も起きない程。通常であれば帰宅も可能であるが、救急搬送された病院も考慮して入院してもらうことにしました。


 ・・・休日の宮崎は恐るべしです

 

 平日の夜間、休日の急患の受け入れ体制がしっかりしているかどうかで、その町の救急医療の体制が整っているかどうかの「ものさし」になると思います。



 みなさんの町はどうでしょうか。