楠 貴弘(くすのき たかひろ)です
似ている日本語はたくさんあります。
興味を持たず調べないままでも
生きていくことはできますが
言葉の違いの定義をしっかり持っておくと
例えば仕事上でのコミュニケーションの中などで
会話のやり取りがスムーズにいくことの方が
断然多くなり
互いに無駄な時間を過ごすこともなくなります。
特に【目的】と【目標】の違いを知ることは
似ている言葉の中でも特に
知った上で活用すると、ビジネス成功への
速度がグッと上がると私は考えていて
今回の記事は
その違いと、その違いを知ることで
どんないい事が待っているかについて
ご紹介いたします。
まず
【目的】の私なりの定義からご説明しますと
目的とは‥‥
(得られる結果)であったり
(得られる状態)であったり
(得られる感情)です
例えば
「会社の存在する目的」ってなんだろうと
考えていくと
それは
お客様や消費者の方に便利を提供したりする
(社会貢献)の為
世の中の人に嬉しく思ってもらえるおような商品を
(ご提供・貢献する)為
また
(働いている社員の方たちが
生きがいを見つける為)
(社員の方達が満足いく生活を送れるよう
利益を生み出していく為)です
つまり
【ビジネス】っていう大きな概念で言うと
仕事をするのは
(社会に貢献する)というのが目的にあたります
他の例えで考えると
英語を一生懸命勉強している人がいたとしたのなら
その人が英語を勉強する目的はと言うと
(世界中を旅して楽しみたいから)かもしれませんし
(字幕なしでの映画鑑賞する人に憧れているから)かも
(通訳なしで外国人と会話をしてみたいから)かもしれません
また
私は大人になってからサックスを習い始めたのですが
その目的は?と聞かれたなら
(ジャズを聴いていてふと、聴く側ではなく自分も演奏する側になれたら楽しそうだ)と答えると思います
さてでは
なぜ人間はこういった【目的】を目指すのでしょうか
それは
【いい気分になるから
自分にとっていい感情に
なれるから】です。
社会に貢献できると「あぁ良かったな〜」という
感情が芽生えるし
海外旅行に行って現地の人とうまく
コミュニュケーションをとれると
恐らくとても楽しい気分だったり
達成感のような嬉しい気持ちになったり
楽器が演奏できるようになると
爽快感なんかも得られますよね
こういう感情が得たくて人間は何かを目指す訳です
人間の最終ゴールは実は感情ですから
これが本当の目的だと言うことです
ビジネスで言うと
社会貢献をする
自分のいる地域になんらかの貢献をしたり
お客様に喜んでもらったり
従業員に充実感で幸せになってもらったり
そう言うことが目的になってきます
ただ
【貢献する】や【喜んでもらう】
と言うだけでは
結構、概念的でぼんやりとしていますよね
ですが
【目的】の入り口としては
ざっくりしていてもいいのです
1番大切なのはその目的内容が
イメージができるかどうか
目的を言葉にした時、
それを聞いた人みんなの気持ちが一致して
「こんな世界が作れたら面白そうだね」
「確かにそれできたらすごい気分いいよね」
「その考え素敵だね」
など、そのように
感情もイメージも共有できるような目的内容かどうかが大切です
ですが
目的が浮かんでいればビジネスや物事が進かというと
実はそうではないんです
何を目指すかって
具体的にきちんと決めることが必要です
それが【目標】です
目標とは‥‥
(数字になっているような達成基準)
これが、目標にあたります
例えばビジネスであったら
目的が社会貢献であっても
どういうビジネスをして、今年何人に商品やサービスを提供して
売り上げがこうで、利益がこれくらい残るとなると‥‥と、
そういう事業計画を立てていきますよね
そういったことが目標ということです
「今年これだけ売り上げるぞ」
と言ったように、明確に今年は〇〇!と、数字で決めることができるものです。
英語の勉強であれば
「TOEICで〇〇点とる」
「〇月〇日のスピーチコンテストに出場する」
など、こういった期限が決まっているようなことや
ある程度数字でわかりやすくなっているもののことです。
では
目的と目標を同時に見ていくと
サックスの場合
【目的】は
(演奏する側になって楽しみたいから)
ですが
【目標】は
(何月中に何曲吹けるようになる)
などと、具体的に落とし込む必要があります
そうすることで
「今からこれぐらい練習するといいな」
「何月までなら期間が短いから難易度を上げすぎない曲の方がいいだろう」
という
(今やることが逆算して明確になる)
要するに
【目標】とは【目的を達成するためにやること】
ですので
【目標】と【目的】は互いに必要とし合っている間柄なのですね
第①ステップとしてまず
【目的の意志を見出し言語化する】
第②ステップとして
【具体的に日付や数字などを明確に決めて目標を定める】
目標と目的が互いに必要とし合っている以上
願望実現には
この両輪が絶対に必要なのです
車も、左右どちらかの車輪しかないと
前に進みませんよね
車だけではなく
願望実現においても、この両輪がないと物事が進まないのです
これはなぜなのか
答えは単純なのですが
目的のない目標は少しも面白くないからです
数値目標だけあって、なんのためにやってるの?っていうことに対しては
人間の感情は動かないので、やる気も湧き上がってこないんですね
一方で
目標を設定していない目的もまた、現状は動いていきません
なぜなら具体的なステップや数字になっているような達成基準がなく何から行動すればいいか分からないからです。
以前
全然目標が達成しないと言っている経営者の方に
「ちなみにその目標はなんだったんですか?」
と聞くと
全く覇気のない表情で
「売り上げ〇千万円です」と答えていたので
私が「なんで〇千万円なんですか?」とさらに聞いたところ
「なんとなく」と答えていた。そんな会話を今でも覚えています。
私がその方に、加えて
「〇千万が達成した時ってどんな状態になるんですか?」
と聞いたとしても、恐らくはっきりとした答えは返ってこなかったと思います。
要するにその方が決めていたのは数値目標だけだったのです。
【目標】と【目的】
この両輪が絶対的に必要ですが
中には
この両輪を揃えても、ちっとも楽しくなってこない、現実が全然進まない、ワクワクしないと言う人もいると思います。
そういった場合、原因は以下のような事が考えられます。
【原因①】
イメージが全然できていない
その数値が達成した時、自分がどうなるのかを想像できていない
【原因②】
達成できると思っていない
両輪を揃えても、逆に気が重くなってしまうという人の原因の大半は、そもそも達成できると思っていないからなのではないかと私は思います。
要するに
コミットできていないということです。
目標をただ決めてみただけで、結果を出すことを自分と約束できていない、積極的に関わろうとする意欲が出しきれていないということです。
コミットできない内容の目標設定をしてしまっていると当然
「難しいとは思うけど、でもやればできる!」と思えないんです。
ただ自信を失い自己肯定感を下げ続けるだけとなってしまいます。
①「難しいとは思うけど、やればできそう」と根拠のない自信が持てる内容だということ
②その内容がスッと想像でき、まるで現実で見ている映像かのように頭の中でリアルに再現・再生でき、臨場感まで感じられること
私は以前
究極なまでに八方を塞がれた
精神的窮地に立っていました。
後にも先にもあの崖っぷちな状況はもうないだろうと言い切れるほどです。
今はそんな状態から回復し、どん底を味わった身として
今現在がどん底だという方のお力添えをしています。
というのも
苦境に遭遇していた頃の私は
自分がこんなにも奈落の底に落ちてしまうなんて
想像すらしていなかったんです
自分や家族の将来に
光を微塵も感じられなくなり
自分への憤り、過去への後悔、罪悪感、誰に向けてるのかすら分からない激しい怒り
そんな中、全く自分を愛することも大切に尊重することもできなくなっていきました。
その思いはもはや、限りなく叫びに近いもので
当時の辛さは私の人生の中でダントツに君臨しています。
ですが
「助けてほしい」が本当の気持ちだったにも関わらず、私はその助けの求め方も
何が自分にとっての本当の助けや救いになるのかも分からなくなっていたのです。
精神的にも息苦しく、実際にも胸や肺が苦しく感じる毎朝を迎えながら
私はいろんな学びの場などに出向き自己投資もしましたが
もがくだけで、まだまだだ冷たい海の中に投げ出されたままの状態でした。
それは私がいかに
「自分だけはうつ病にならない」
「自分が精神疾患と関係あるはずがない」と
決めつけていたのかがわかりました。
本当にそうなった時に正しい対処法が、私には分からなかった。
天狗になっていたことをただ悔やみました。
◯自分にとって何が救いなのか分からない
◯理想と現実のギャップで苦しんでいる
◯大きな決断をするのが怖い
◯自分のこれからに希望を持てない
現在そんな思いを抱えている方の
お力添えをいたします
あなたの成功促進剤・楠 貴弘(くすのき たかひろ)