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作品解説直木賞作家・桐野夏生の同名ベストセラー小説を原作に、無人島に漂着した23人の男と唯一の女性である40代の主婦が繰り広げるサバイバル生活を描く。無人島という閉ざされた社会が、やがて現代社会の縮図のように思えてくる展開が面白い。逆ハーレム状態で生きる主人公・清子を演じるのは、『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞主演女優賞に輝いた木村多江。タフさとしたたかさ、直観と行動力で困難を生き抜くヒロインは、まさにハマリ役。共演には窪塚洋介、福士誠治、柄本佑ら個性豊かな若手実力派が揃った。また、日本映画では初タイアップとなるエルメスの色鮮やかなスカーフが色彩を提供しているのも見逃せない。
あらすじ清子(木村多江)と隆(鶴見辰吾)は、結婚20周年を記念して夫婦ふたりきりのクルーザー旅行に出かけるが、途中で嵐に遭い、太平洋に浮かぶ無人島に漂着する。43歳、専業主婦だった清子は、東京では何かと夫を頼っていたが、島で救助を待つ日々を送る中、意外にもサバイバル能力を発揮。一方、隆は島の生活に馴染めず、小屋にこもって食べ物の絵を描き続け、日に日に衰弱していく。そんなある日、16人の若いフリーターの男たちが漂着。彼らは島を“東京島”と呼び、シブヤ、ブクロ、ジュク、コウキョ、トーカイムラと地名を付け、地域ごとに役割分担を決め、それぞれ生活を始める。やがて密航に失敗した6人の中国人も加わり、男23人と、女は清子ただ一人という奇妙な共同生活を送ることになるが、隆が崖から落ちて死亡、清子は島でただひとりの女性として女王のように君臨し始める。しかし、トーカイムラにひとり暮らすワタナベ(窪塚洋介)だけは、清子を敵視するのだった。少しずつ島のバランスが崩れていく中、争いを避け、ルールをつくって島に安住しようとする日本の男たち。脱出計画を立てながらも生存能力を発揮する中国人。相容れない2つのグループの間を渡り歩き、何があろうと脱出しようと決意する清子。果たして、この“東京島”から脱出できるのは誰なのか……。
作品データ 上映時間:129分 公開日:2010年8月28日 制作国: 日本 配給:ギャガ オフィシャルサイト
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多江さんのCMをどうぞ。
13:00 BSプレミアム プレミアムシネマ 大海原を行く渡り鳥 13:25 テレビ東京 午後のロードショー 光る眼 21:00 BSプレミアム プレミアムシネマ マイレージ、マイライフ