こんにちは!

自己理解でみんなの強みを引き出すキャリアコンパスコーチのmikiですニコニコ

 

今回は「やりたいこと」を探すための大事なコツのお話をします!

キャリアやお仕事を選ぶ方向性や選択基準として超超超重要なので、覚えておいてまったく損はないです。

 

まず知らない方は覚えておくべきはこちらです!


マズローの欲求5段階説

とても有名ですね。これはエイブラハム・マズローという心理学者が提唱したもので、人間がどのような動機で行動するかを段階で説明した理論です。

(最近では7段階まで発展してますが、今回は5段階でご説明しますね)


マズローは、人間の欲求には「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」という階層があり、低次元の基本的な欲求が満たされることで、その上の欲求が行動を支配するというものです。

 

  生理的欲求とは

排せつしたい、腹減ったからご飯食べたい、眠い、など、どんな状況でも避けられない欲求です。動物でも持つ本能的欲求です。

 

  安全欲求とは

心身の健康が脅かされる心配がなくて、経済的な心配もしないでいい状態、安心で安全な状態を保ちたい欲求です。

 

  社会的欲求とは

「どこかに属したい」「愛されたい」「家庭や友人、会社に受け入れられたい」「人とつながりたい」という欲求です。

 

  承認欲求とは

人に「認められたい」「尊敬されたい」などの欲求です。

この承認欲求が満たされず妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じます。

承認欲求は実は2段階あり、「自分以外の人」に認められたいというのが低次の欲求、そして自分自身で自分を認めたいというのが自己解決型でより高次の欲求といわれてます。

 

  自己実現欲求とは

最上位の欲求ですね。これこそがホントの高次の欲求といわれており、「自分の価値観に基づいて自分らしく生きていきたい」という欲求です。

マズローの欲求5段階説の中の最高位であり、この欲求だけは他の欲求とは質的に異なり、下の4つの欲求を満たすことで実現が可能とされているのです。

 

皆さんはすごくトイレ行きたい時に、誰かに褒められたいと思いますか?

褒められるより「トイレ行かせて!」ですよね。

皆さんは戦争状態の場所に住んでいる時に、眠ることを我慢できると思いますか?

どんなに命が危険な状況でも人は眠ってしまう…。雪山で遭難して眠ってしまい亡くなる方も。

皆さんは、家族や社会とのつながりがない中で「自分らしく生きよう」なんて思いますか?

誰も周りにいないなら、誰かに褒められたい、認められたい、と求めるんでしょうか?


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そうです。まずは下から、より低次な欲求に支配されます!

「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」の下の4つは全部「欠乏欲求」といい、ないものを補おうとする欲求で「低次」の欲求です。

 

一方で「自己実現欲求」は、自分の内側から溢れ出てくる豊かさから生じる欲求「成長欲求」といい、「高次」の欲求です。

 

「やりたいこと」を探すときには、この欲求の階層を意識することがコツ、なんです。ここが基本。

最上位の「自己実現欲求」がまさに「本当のやりたいこと」になります。

 

とはいえ、自己実現欲求を見つけることって1人では難しく、おそらくほとんどの人が自覚していないのではないと思いますびっくりマーク

 

あなたのやっているその行動は

「やりたい」からやってるのか?欠乏を埋めるために「やらなきゃ」だからやっているのか?

そして、それに「自覚的かどうか」ということです。


仮に「たくさんお金が欲しい」という物質的な欲求は、どの欲求分類だと思いますか?

それを満たして何を得たいか、がポイントです。

  • お金持ちになって人や社会に認められたい→承認欲求
  • お金で生活を安定させたい→安全欲求

満たすものが違いますが、いずれも「低次」の欲求で、その人を動かすモチベーションであることは間違いないです。


ちなみに、自分はどっち?の判別は、欲求を満たしたイメージをした時の感情でわかります。


この場合は、「ワクワクするか」「ホッとするか」です。

安全欲求ならワクワクしません。どちらかというと「ホッとする」です。そしてお金を失うことを考えるとゾワゾワと不安が襲います。

「ワクワクする」なら承認欲求かもしれません。承認欲求を満たすとドーパミンという脳内物質が出て一時的に興奮します。喜びの感覚とも似てますが、長続きしません。

 

さて、しかし。

この承認欲求や安全欲求を満たしても、心から深く充実を感じる楽しい人生は送れないんです。なぜならば何度も言うように「低次」の欲求だからです!


もちろん「他人や社会に認められたい」という承認欲求は誰でも持っています!

そしてそれは、満たせばより高みに行けるただの階段の一つであり、低次なだけで「良い悪い」の意味づけはなく否定するものではありません。ただ「ある」と受け入れるだけのものです。


私も分野別で、承認欲求が全くない部分とある程度強い部分と分かれてます。満たせばドーパミンも出るんで、ゲーム感覚でワクワクできます。

 

しかーし!それとは別に

キャリアを考える上では「欠乏欲求」を主軸とはしません。

「成長欲求」である「自己実現欲求」を満たすコトを主軸として考え、あくまで承認欲求は副次的に(おまけ的に)満たすスタンスで設計することが大事なんです。

 

ちなみに、私自身の描く世界観はこんな感じ。

一人ひとりが全員主人公のワクワク世界

それを満たすための自己実現欲求はこちら。

一人ひとりに合わせた戦略的アプローチで個々の可能性を拓き、自分らしくイキイキ生きる人々を増やすこと

これは、18年間のマネジメントや育成経験の中で満たしてきました。

ここ数年は、その実現のためのスキルに「投資」して、(投資→勉強と経験で磨きをかけてること)キャリアコンサルやらストレングスコーチングをしてるわけです。

 

だからこそ、私の実施するキャリアコンサルティングの自己理解の工程では、私の自己実現欲求を満たすためにも、形だけではなくしっかりサポートしていきます!


普通のキャリアコンサルティングの場合、自己理解についてはそこまで深くやらないです指差し

何故ならキャリアコンサルタントだからといって、みんな自身の自己理解が深いわけでは全くなく…当然自分が感覚的にわからんもんは、他人にも形式的にしか提供できないからです。

(人間に関心が深い私としては「もったいない!」と思いますがそれぞれの追求したい部分や、満足するポイントが違うんですよね)


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自分って、どんな人間で何がやりたいのか?


ネット検索すればいくらでもキャリアや自己分析の知識や情報はあるけど、テキトーな切り貼り情報もチラホラ。しかも、幅広すぎる。

自分にとって必要な情報の取捨選択も面倒。


それに、自分自身のことは結局、自分だけではよくわからない
同じ時間やお金を使うにも、アレコレ寄り道して無駄な動きはしたくないなぁ。

…と、いう方!

自己理解のキャリアコーチングによって、

「自分」というものを認識することで、自分の価値観を軸に人生の主人公になることは、いつでもできますよ指差し

 

本日もお読みいただきありがとうございました!!