「なんだか世の中、本質がむき出しになってきてるね。」



数ヶ月前に僕の師匠の1人であるMさんと焼肉を食べに行ったときにこんなことを言ってました。


アメリカを始めとして世界規模でのバブルがはじけて、それまでのバブリーな中で見えにくくなっていた本質が浮き彫りになってきたように感じます。


心なしか本屋さんにも、経済のそもそもを考えるテーマのものや、働くことのそもそもを取り上げた本が多くなっています。



「日本でいちばんたいせつにしたい会社」もそもそも会社ってどうあるべきなんだというところで鋭く切り込んだ本です。


その本の中で紹介されたかんてんぱぱで有名な伊那食品 に会社の先輩方とドライブがてら行って来ました。


会社の敷地がオープンになっていて庭園のような広い敷地を散歩して、かんてんレストランで食事して、かんてんぱぱショップでかんてんグッズを買ったり、ややミーハーな雰囲気をだしながら、いい会社の雰囲気にたっぷりあやかってきました。

その敷地内にあったこの記念碑に書かれた言葉がとても心に残りました。




成長軌跡-遠きをはかる

 『遠くをはかる者は富み


  近くをはかる者は貧す


  それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う


  まして春まきて秋実る物においてをや


  故に富有なり


  近くをはかる者は


  春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず


  唯眼前の利に迷うてまかずして取り


  植えずして刈り取る事のみ眼につく


  故に貧窮す』


二宮尊徳 の有名な言葉らしいですが、いろいろ考えさせられました。深いです。


会社経営とか人生とか、そんな大きなこと考えるときの一番ねっこに必要な考えのような気がします。




さ~て、今週もがんばるぞ~。




↓そのあとに寄った小雨の降るヤマで撮りましたv


成長軌跡-しずく






「いい会社にしていきましょうよ!」 とか先輩に言いながら、自分でいい会社ってこういう会社だ!っていう答えを持ち合わせていないことに気づいてしまいました。


いい会社ってなんでしょうね。


やりたい仕事ができる会社? 


お給料がいい会社?


尊敬できる人がたくさんいる会社?


働いてて楽しい会社? などなど



たぶんこうやってあげたらたくさん出てくると思うんですが、もっと根本的でシンプルに「いい会社」ってなんだろうって考えてみると、きっとその会社で働いている人一人一人がふとした時に「ああ、この会社でずっと働きたいな~」って思えるかどうかなんだと思うにいたりました。


ずっと働きたいな~というのは、尊敬できる仲間や先輩がいて、仕事や周りの人を通じて自分が人間的にも能力的にも成長できて、お給料もよくて(=利益があがっていて)、働いていてなんだか楽しい雰囲気で、顧客からも感謝されていて、、、、といういろんな要素が満たされていて、かつ今後も自分が30歳や40歳になったときもきっとこの会社ってそんな会社なんだろうな~ってそこで働くほとんどの人が思っているという状態です。


そんな会社あるかい!ってつっこみが出てきそうなくらいですが、理想を言えばそんな感じです。


さらに言うと今はお給料がよくなくてもきっと5年後、10年後はほとんどの要素が満たされていくんじゃないか、将来、きっとこの会社はよくなるという期待を持てる会社です。



じゃどうしたらみんながそんな期待を持てるんでしょうかね。


今の自分の中にあるそれに対する答えは「文化」と「戦略」というキーワードに集約されるような気がします。



同じ世代の人と話してて「この人将来なんだか大きなことやりそうだな」、とか「きっと将来えらくなるんだろうな」とか思うときって、その人の「性格」がよくて、「考え方」がしっかりしてるなあって思うときじゃないでしょうか。


この場合の「性格」がさっきの「文化」で、「考え方」が「戦略」にあたるイメージです。



会社という組織として、この「文化」と「戦略」を重要なものと位置づけ、現時点では完成されたものがなくても、いつもよりよいその二つを考えていける会社はきっといい会社になっていくような気がします。



じゃあ、「文化」と「戦略」のそれぞれどんなものだったらいいんだ?っていうことですが、

それぞれをいろんな切り口で考えていくのが「経営学」ということになるんでしょうね。


いい「戦略」の考え方は兵法だったり、ブルーオーシャン戦略、なんとか戦略だったり、いろんな考え方がいろんなところで語られていますし、それなりに知っているつもりではあります。


でも、いい「文化」、ないしはその作り方って今の自分にはあんまりぴんとこなくて、いい「戦略」を考えるよりも難しいのかもしれません。ここは要研究ですね。



今度気が向いたら、この「戦略」と「文化」それぞれについて、またこうして頭の中を整理してみようと思います。





最近は速読多読がよしとされがちな風潮がありますが、一方で気に入ったり、心に残った一冊は折に触れて何度も何度も読み返して、考えたり、発想を膨らましてみたりしてみるということも忘れないようにしたいですよね。


ということで、「キャピタル」をまた読み返してみました。


キャピタル 驚異の資産運用会社/チャールズ・エリス
¥2,100
Amazon.co.jp

せっかくなのでアンダーラインチェック。。。と思ったらとまらなくてかなり長くなってしまいました。
でもこれを読めばテレビの前のキミも明日からキャピタル通。

●キャピタルが作り上げられた要因を整理すれば、①長期戦略的な思考、②一貫した目的意識、③社員重視の経営、④ユニークな運用体制、⑤弾力的な組織運営、⑥しなやかな報酬体系、⑦非公開会社、⑧個性の尊重

●複数マネージャーシステムのメリットは次の4つ。①報酬に直結した明確な個人の権限と責任、②結果に対する客観的な評価、③プロとしての高い満足度、④高度に分散されたポートフォリオ。


●一流プロの共同作業から生まれてくる個人的な反目を調整するため、強力なリーダーシップを持ったまとめ役が必要


●複数マネージャーシステムはキャピタルのように個人のエゴよりもチームプレーを優先する文化を確立した会社にして、初めて機能する仕組み


●「採用も結婚に似たところがある。うまくいかないときはたいてい自分の方に責任があるものだ。」


●人材採用で求める「C」で始まる特性。①Common Sense(常識)、②Curiosity(好奇心)、③Caution without being stubborn(慎重さ)、④Creativity(創造性)、⑤Confidence without arrogance(自信)


●「人生の奥義を極めれば、仕事と遊び、労働と余暇の区別はなくなっていく」


●「自分のしたい仕事に、これだけ自由に打ち込める環境はほかにはないだろう。キャピタルに欠点がないからではなく、改善していこうとするみんなの気持ちが強いから楽しい雰囲気になっているんだと思う。政治的な動きや官僚的なやり方を目にすることはほとんどないから、本当の意味での成果主義を目指せる職場なのだ」


●客観的に見て正しいということがキャピタルでは最も尊ばれる。


●求めるのは自分自身のことを注意深く分析できて、前向きにとらえられる人材だ。なぜなら人は自分に対しても、同僚に対しても、顧客に対しても、明らかな間違いを犯すことがある。そのとき、自信のない人は間違いを自分で改められず、それを繰り返す傾向がある。己をよくしり、前向きに対処できる人でなければ、運用業務には向いていないだろう。


●成績不振のファンドマネージャーに対し、会社として忍耐強く対応できる理由は、採用時にその能力を徹底的に検証し確認しているからである。だからこそ、潜在能力をまた発揮できるように周りも応援できるのだ。


●他人の意見を汲み取る能力。意見をみんなで前向きにとらえ、お互い利用していこうという機運がないとダメ。そのためにはお互いの信頼感は欠かせない。


●どんなに優秀でも他人を傷つけるようなタイプは採用しない。


●個人的な名声や評判を意識的に避け、外部の評価はあまり気にしないのはキャピタルの基本的特徴の一つ。


●歴史上、今日の機関投資家ほど、企業、産業、経済、政治の状況について幅広く専門的な情報を保有しているグループはないだろう。常時、企業のトップや政府高官、一流エコノミストや産業の専門家と対話し、そこから集めた第一級の情報を蓄積し、世界中のどこからでも瞬時にアクセスできる効率的なデータベースを作り上げている。彼らは同業者とも強力なネットワークで結ばれ、莫大な資産を運用することで社会的にも尊敬を集めている。


●彼らは自由に企業業績を評価し、経営を批判するのが商売なのだが、実は自分たちの会社は、決して彼らが他人に要求するレベルには達していない。というのはよく聞かれるジョーク。


●業界には「資産運用ビジネスは人が財産」という言い古された文句があるが、実態はそれとはほど遠く、ほとんどの組織の統制は乱れ、場当たり的ですらある。


●非公開を続けることは顧客の利益にもつながる。顧客から最も優れた運用会社として認められるために、不況期に採用を増やしたり、新戦略に打って出ることができる。


●キャピタルには組織図というものがなく、フラットな組織である。経営の意思決定はテーマごとに違う数人の決定権者がいる。キャピタルの経営手法は日本的経営のようなコンセンサスづくりを基本にしている。


●意思決定は、できるだけ多くの質問や意見をくみ上げながら、あとから批判がでないようにしていく。


●組織における権限とは、組織を変える権限のことだと思う。運用会社の場合でいえば、運用手法を変える権限のことだ。キャピタルでは、そのかなりの部分が現場の若いアナリストに与えられている。最も有効な投資判断を行うためにどうすればいいのか、彼らは日夜知恵を絞っている。


●唯一の「真理」などないのだから、どんな質問をしようとも臆することはない。


●「異なった意見を受け入れ、時に奨励すること。そして、いつでも決断できて、その結果に対して責任をとる覚悟ができていることが、キャピタルの強さだと思う。」


●「バランスのとれた中庸を目指す経営は、長期的にはあまり面白くないし、ビジョンに満ち溢れたものにも見えにくい。しかし、個人個人のきめ細かい配慮と結びつけば、すばらしい成果が上げられる。」


●彼らのような偉大のプロの優れた点は、次の世代を育てながら経営を進めていけることだ。ここの意思決定に若者を参加させることで、企業の文化や価値観は受け継がれていく。先輩たちのが現実の問題を前にして、時に相反する価値観やデータをもとに難しい判断を下し、時には失敗する姿を目の当たりにして生きた勉強をするわけだ。


●ラブラスは物事を単純に決めすぎることの弊害を十分に認識していたので、結論を急がず、途中のあいまいな議論のプロセスを大切にした。業界でほとんどの会社やっていることを「やらない」という意思決定を幾度となく行ってきた。事実キャピタルの重要な意思決定のうち「8割」は「ノー」というものである。


●困難なときになればなるほど、リーダーはその能力を試される。・・・「激しい下げ相場に遭遇すると、その人が過去に何を学んできたかが一目瞭然となる。そうしたときに、長期的な視野を失わずにいるのは誰か、周囲の人への配慮を絶やさないのは誰か、じっくり観察している」・・


●「私はキャピタルが筆頭株主を引き受けてもいいと思う企業でなければ、投資を提案しない。我々は長期投資家であり、投資先企業の経営陣と本当の意味でパートナーとして協力する。」


●「一人前のアナリストにはるには、最低でも10年はかかるでしょう。しかし、一人のアナリストに、それだけ長く1つの産業を担当させられる会社はほとんどありません。そこにキャピタルの競争力があるのです。」


●「・・・アナリストにとってはコミュニケーションの能力も大切だ。そのためにはユーモアのセンスが欠かせない。なぜなら、一流のアナリストでも10回に4回は間違える。時には重大なミスが避けられない。そうしたつらい時期を乗り越えるには、自分で自分の欠点を認識し、周りの人から付き合いやすいと思われているほうがよいのだ。」


●キャピタルと他社の運用面の大きな違いの一つは売買回転率。低い回転率と長期投資とが組み合わさるとアナリストにはそれだけ時間の余裕が生じ、より詳細な分析が可能となるが、その分責任が重くなる。


●「世の中には、自分は絶対にミスを犯さないと思っている人種もいるが、そうした人は運用には向かない。ミスを犯してはいけないと思うような人が、この仕事をすれば命を縮めるだけだ。投資には失敗は避けられず、しかもその失敗は誰の目にも明らかになる。だからそれを乗り越えられる気持ちの強さが絶対に必要だ。」


●「投資に成功するためには、判断を間違えないだけではダメだ。いわんや正しい判断がミスよりも多ければよいというものでもない。的確な判断からもたらされる利益が、ミスによる損失を圧倒的に上回るときに大成功となるのだ。」




中国の公共投資を始めとする世界同時公共投資が声高に叫ばれたあたりから、スクラップ価格やバルチック運賃指数が底入れし、中国港湾に溜まっている鉄鉱石在庫も減り始め、中国の中小鉄鋼メーカーの稼働率はかなり戻ってきていていました。ただ、旧正月を明けてその動きにも一服感が出てきています。


熱しやすくて冷めやすいと言われる中国の中小鉄鋼メーカーはほとんど投機家に近いものがあって、実際に需要が出てこない段階でも、将来公共投資が行われるという見通しがつけば、足元の安くなった原料市場でスポットで購入し生産を開始するわけです。


ただ、生産したはいいが本当に需要がすぐに出てくるのか?


中国の鋼材の在庫は増加傾向に入りつつあります。


米国のイールドカーブの動きなんか見ててもそうですが、ちょっと政府頼み&期待相場は終わりつつあるのかもしれませんね。


そうは言っても中国をはじめとする公共投資以外に主だった頼みの綱はないことも事実。。



しばらくは「期待」と「現実」をいったりきたりで、上下どちらかの方向感は出てこなさそうですね。




一方で日本は金融機関もそんなに痛んでないし、相対的には大丈夫とか言われていたのに、

実際に出てくると思われるGDP統計および見通しはなんだか世界でも最も悪い内容となりそうな感じです。。


マクロ環境的には引き続き悩ましい展開が続きそうですね。



経済と戦争はコインの表裏の関係だったりします。

こんな時こそ世界平和を祈らねばと思う今日この頃です。




さてと、寝よっと。

多くの人には意味分からないと思いますが、まあいろいろありました。(笑)


個人的に悔しい思いもしました。

様々な人間の弱さ、傲慢さなどの本質、自分の未熟さも身を持って感じることもありました。


その結果改めて分かったことは、その状況をブレイクスルーするには圧倒的に努力し、圧倒的に結果を出すしかないんだということです。


再度初心に戻ってどん欲に結果を出しにいこうと思います!


悔しいという気持ちを踏み台にしていきます。