Beyond The Known

Beyond The Known

AIと仕事、専門性、人生後半戦について、実体験から考えたことを記録する

私は最近、AIと一緒に「朝会」をやっています... といっても、会社の会議ではありません。


自分の仕事、健康、資産、人間関係、個人プロジェクトなどを毎朝少しだけ見直して、その日の方向を整えるための、ごく短いルーチンです。

 

最初はちゃんと仕組みを作りました。ところが――。


朝会が消えました(笑)。


正確には、朝会を始めたつもりなのに、途中からAIとの別の話がどんどん面白くなってしまったのです。


AIとの働き方。

これからのキャリア。

旅行先で感じたこと。

AI時代の専門性。

ブログに何を書くか。

話はどんどん広がっていきました。


そして気がつけば、本来は毎朝数分で続けるはずだったルーチンが、いつの間にか自然消滅していました。


思わずAIに聞きました。


「朝会って、どこでやってるんだっけ?」


返ってきた答えは、だいたいこうでした。
 

「ここです(笑)。ただ、重要な壁打ちが続いた結果、朝会の定型運用が自然消滅しました」


思わず笑ってしまいました。


AIも3日坊主になるのか。


もちろん、本当にAIが怠けたわけではありません。

私自身も面白い話に乗ってしまった。AIも、その話を広げた。


結果として、二人とも本来のルーチンを忘れたわけです。

これは小さな失敗ですが、私は妙に面白いと思いました。


AIというと、よく「完璧な自動化」が語られます。


一度ルールを決めれば、毎日同じように動く。

人間の忘れ物を補い、ミスを防ぎ、予定どおり進めてくれる。


もちろん、そういうAIの使い方もあります。

でも、私が日常的にAIと付き合っていて感じるのは、少し違います。

 

AIとの関係は、むしろ人間との関係に近づいています。


一緒に話しているうちに、新しいテーマが生まれる。

予定外の発見がある。

面白い方向へ寄り道する。

そして時には、本来やるはずだったことを忘れる。


だから必要なのは、


「最初から完璧な運用を設計すること」


ではないのかもしれません。


むしろ、


一緒に暮らしながら、うまくいかなかったところを直していくこと。


今回は、朝会が消えました。


そこで私たちは運用を少し変えました。

 

朝は方向を確認する。

日中は自由に経験する。

夕方に振り返る。

 

そして朝会がまた別の話に乗っ取られたら、AI側から、

「そろそろ朝会に戻ろう(笑)」

と止めてもらう。

 

最初から完璧だったわけではありません。

でも、失敗したことで、以前より少し良い形になりました。

こういうことが、これから増えていくのかもしれません。

 

AIを「完成された道具」として導入するのではなく、

人とAIが、お互いの癖を知りながら、一緒に仕事や生活のやり方を育てていく。

 

人間も完璧ではない。

AIも完璧ではない。

そして、その二つを組み合わせた仕組みも、当然、最初から完璧ではない。

だからこそ面白い。

 

AIとの協働とは、

「人間のミスをAIが全部なくしてくれる未来」

ではなく、

 

不完全な人間と不完全なAIが、日々の中で一緒に少しずつ賢くなっていくこと

なのかもしれません。

 

ちなみに今のところ、朝会は復活しました。

いつまで続くかは、まだ分かりません(笑)。