Aさん:「ほらほら、そこにいたら危ないじゃないか。ぶつかっちゃうよ」


ヘルパー:「はい、すみません。こっちでいいですか?」





Aさん:「あーだめじゃないか、そこにいたら他の人が洗えないよ。」


Aさん:「ちょっと待って、僕がよけないとその人が入れないから。僕は浴槽に入るから」




ヘルパー:「でも浴槽はいまはやめときましょう。次の方が待っているみたいだから。(お湯が入っていないから)」




Aさん:「そうだね。お待たせしましたね。さ、どうぞ」




周囲:「・・・・・(シーン)」



Aさん:「なんで何も返事しないのかな。返事くらいしなさいよ」




ヘルパー:「さ、後がつかえてますから、あがって体を拭いて洋服を着ちゃいましょう」







あるヘルパーさんの入浴介助のワンシーンです。





このAさんは、レビー小体型認知症。





レビー小体型認知症は、「幻覚」「大きな寝言」「転びやすい」「うつ」などを特徴とする、三大認知症の一つです。




まだまだ一般的な認知度は低く、正しい診断を出来る医師も少ないとか。







この時のAさんには、はっきりと何人もの人が見えていたようです。



話から察するに、どうやら3人はその場に見えていることが判明。



ご自宅の浴室に、5人(ご本人、ヘルパー、見えている人3人)いる状況下での入浴介助となりました。



Aさんにとっては、その時見えているものが事実。



だから、ヘルパーもその事実に添って対応しました。



Aさん、いつもは隠さない前も、しっかりとタオルで隠していらしたようです。



ヘルパーは、ときに女優になったりもします。

疾患に対する正しい理解も必要ですね。



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