訪問介護の仕事が始まるのは、
新たにサービスを利用しはじめる方だけではなく、
他の事業所でサービス提供が困難になった場合に、事業所交代して引継ぎを受ける場合もあります。
先日、他事業所からの引継ぎケースで、サービス時間に同行させていただくことがありました。
他社のことをどうこう言いたくはないのですが、思いやりの感じられないサービスに衝撃でした。
清拭(お体をベッド上で拭かせていただくお仕事)が主だったのですが、
寒い室内でタオル一枚かけて差し上げることなく、ほぼ生まれたままの姿で清拭。
(しかも雪の降った、あの寒い日ですよ!)
全身清拭の途中、お湯を一度も変えて差し上げることもありませんでした。
ぬるくなったお湯を絞ったタオルで体を拭かれるお客様・・・。
拭き方も、「拭けばいい」っていうおざなりな感じが伝わってきます。
見ていて、かなり悲しくなってしまいました。
当社の場合ですと、
ぬるくなったらお湯は即、交換します。
手をつけると、「あちちっ」という位のお湯でタオルを絞り、ホカホカの状態でお客様の体を拭かせていただきます。(皮膚の状態によりそうでないこともありますが)
また、濡れたタオルで拭いた後は水滴が冷たくないように、すぐさま別の乾いたタオルで水滴を押さえます。
清拭中はタオルや毛布をかけ、極力寒くないように配慮します。
手先や足先はそっと包んで温めながら拭かせていただきます。
こういう配慮って、介護技術どうこうという以前に、人としての思いやりの問題のような気がします。
自分の身に置き換えてみたら、「冷たいタオルで体拭かれたら気持ち悪かろう」とか、
「ベッド上で生まれたままの姿じゃ寒かろう」とか、わかりますよね。
床の雑巾がけじゃないんですから!
相手に気持ち良くサービスを受けてもらおう、って思ったら何をすべきか考えられるんじゃないでしょうか。
介護サービスの評価って、経験者が何人いるとか書類が整備されているとか、
そういうことばかり着目されますが、
それも大事だけれど、こういう現場でのサービスレベルもきちんと評価していく必要がある、と切に感じました。
にしても、同じ介護職として非常に悲しくなるひと時でした。
自分の会社でも、今一度、お客様に提供するサービスの意味について話し合おうと思います。