介護を仕事にするということは、対人のサービスですので、当然のごとく様々な方に出会います。
なかには、自分には理解しがたい方にお会いすることもあります。
でも、絶対に気をつけたいのが、
自分が見た情報だけで、その人を決め付けてしまわない
自分の価値観で相手を評価しない
ということです。
自分の価値観を尺度にその人を決め付けてしまうことって、結構陥りがちなことです。
「この人のすることは理解できない」
「私だったらこうはしないのに」
自分の価値判断基準で物事を捉えてしまうと、相手を理解しようとか、相手を受け入れるとかそういうことができなくなってしまいがちです。
自分でシャッターを下ろしてしまうんですよね。
それよりもむしろ、
「この人がこうするにはどんな背景があるんだろう」
「何がこの人をそうさせているんだろう」
「こういう価値観もあるんだ」
と考え、その人を知ろう、その人を理解しようと考えていく方が大切なのではないでしょうか。
人には生きてきた道筋があります。
何もかもスムーズで完璧な人生でした、なんていう方に私はまだお会いしたことがありません。
誰しも、人に言えない辛い過去や、挫折や、苦しみや、痛みや、そういうことを経ての”今”があるんだと思います。
人生という歴史すべてが、”今のその人”をかたち作っていると思います。
”陽”があれば必ず”陰”もあります。
自分が接した瞬間のその人だけで、その人を理解することはできません。
色んな角度からその人を知ろうと、その人に対する角度を広げていこうと努力した時、
新しいその人と出会えるのではないでしょうか。
追伸:
価値観を押し付けないことと同時に、適切な倫理観を持つことも介護職にとっては不可欠と思います。