相手の気持ちになって考える。


簡単に言いますが、これって結構難しいものです。



その人が抱える痛み、苦しみ、辛さ、


そういった感情をわかっているつもりでいても、


悲しいかな、自分が経験して初めてどれほどのものだったか本当の意味でわかることも多いのではないでしょうか。



私自身、亡くなった母が昔、「夜眠れない」と訴えていたことを


「そっか」


と聞き流していたことがありました。


でも自分が風邪を引いて何日も眠れない経験をして初めて、夜眠れないことがどれだけ辛いかを痛感しました。


そして初めて、あの時の母の辛い気持ちに寄り添ってあげられなかった自分を悔やんだりします。




「頭で考える」のと、「実感する」のには大きなギャップが存在するものです。




でもだからこそ、私たち介護を生業とする者は、


相手のいう言葉に真剣に耳を傾け、一言一言を聞き逃さず、見え隠れする感情のサインを見逃さず、


相手の訴えに敏感でいる必要があるのではないかと思います。


相手がどれほどの不安感を持っているのか、実際に相手の立場になることはできなくても、相手の立場に自分を置き換える努力をする。


そうすると接し方も変わってくるものです。



相手の訴えに鈍感にならないように気をつけたいものです。