ある認知症のお客様。


家に、全く同じコートが3着掛かっているのをヘルパーが発見しました。


お客様に「これどうしたんですか?」と聞くと、


「あらー気がつかなかったわ」と。





このお話、どう思われますか?



ブティックでは通常シーズンごとに服のデザインも変わるでしょうから、そのブティックの販売員さんは同じシーズン(3~4ヶ月の間)に同じ人に同じコートを3着売ったのではないかと思われます。



販売員の人は気がつかなかったのでしょうか?



一人ひとりの顧客を大切にしないといけない小さなブティックであれば、コートを買ったお客様を忘れることはないのでは。。。と考えてしまいます。





しのびない話だなと思います。




そのお客様は、なぜブティックに出かけていったのでしょうか。


コートが欲しいのではありません。



寂しい。



誰かとつながりたい。



そんな想いだったのではないでしょうか。





担当のヘルパーからは、「一度も袖の通っていないコートを見るのは切ない」と訴えがありました。





これからの社会、福祉従事者だけで高齢者を見守ることは難しいと思います。



地域の見守りネットワークが必要です。



そう。



販売員さんにも売上目標等もあるのでしょうが、せめて違う服をお勧めするなど、高齢者への優しさや、見守り意識を持ってもらえれば、と思います。



地域みんなで高齢者を支えていく街づくりが急務だと思います。