「おぅ!元気にやってるか~~??」
と威勢よく事務所に入って来られるおじさまがいます。
おじさまといっても、もう70歳を過ぎていらっしゃるようですが、でも「おじいさま」とお呼びしては失礼なほど、若々しい元気な方です。
お客様ではないのですが、近所の方で、なんとなく仲良くなった方です。
そのおじさま、いつもなんとなく立ち寄っては色んな話をして帰られるのですが、先日とても参考になるお話をしてくださいました。
ブログに載せてもいいと許可を頂いたので、ちょっとご紹介したいと思います。
---
あのな、高齢者の介護をする会社のものとしてな、ぜひ頭に入れておいて欲しいことがあるんだ。
俺もな、女房を何十年も介護して、女房がなくなっていまは一人で暮らしてる。
周りにも、一人で暮らしてる高齢者がいっぱいいて、そういう人たちと散歩して歩く会を作ったりして、皆で「がんばろうぜ~!」って励ましあってるけどな。
でもな、覚えてておいてほしいんだ。
どんな高齢者でも、一人で暮らしている高齢者ってのは『死』ってものを意識して生活してるってことを。
こんな俺でもな、母ちゃん(奥様)がなくなってから、「どうやって死のう。いつ死のう」って考えてた。
医者に「眠れない」とか適当なこと言っては睡眠薬を出してもらって、それを袋いっぱい貯めておいてな。
で、いつ死のうかって考えてた。
その話を散歩仲間にしたらな、皆「私も・・・」「俺も・・」って色んな話をするんだよ。
口に出して「死にたい」っていう人は少ないけど、皆どっかしらでそういうことを考えてるんだって俺も思い知ったんだよ。
だからな、ヘルパーさんが高齢者に接するときにはな、高齢者は少なからずそういう気持ちを持ってるんだってことを頭に入れておいてほしいんだ。
みんな、寂しいと思いながらも頑張ってるんだからよ。
----
といった内容でした。
高齢者の方は思慮深いです。自分の想いを口に出されない方も多くいらっしゃいます。
高齢者の方が抱えている想いや覚悟、辛さ、そういった感情に寄り添えるよう、ヘルパーも頑張っていかなければいけませんね。
おじさん、ドーナツご馳走さまでした~!
