「ポジティブ思考が大事!」ということはよく言われますが、
これは、正しい理解のもとで使う必要があり、ある意味危険な教え。
僕は以前、この痛い罠にはまっていました。
ポジティブ思考というのは、
「ネガティブと捉えられることをポジティブな解釈をして理解する」
という形で表現できるものだと思いますが、
これをすべての物事に100%適用するという習慣化によって、
「物事のネガティブな側面が見えなくなってしまう」
という副作用が発生してしまいます。
ネガティブな考えや、その考えを持つ人の気持ちが理解できなかったり、
危険が迫っているのに、それを回避する行動を起こせなかったり、、
でも一方で、ポジティブに捉える能力というのは素晴らしい人間の能力です。
辛い辛い人生を生き抜くために、希望の光を見出すために、
遺伝子に埋め込まれた才能です。
この能力は、ネガティブを直視した上で、解釈を変えるために使うべきものだと思うのです。
ネガティブを直視することを恐れるばかりにポジティブ思考を使う、というのは、自分や周囲を危険にさらすことになりかねません。
逃げずにネガティブを直視することができるようになるためには、ポジティブ思考が必要。
ポジティブ思考をうまく操るには、ネガティブを直視する能力が必要。
この2つの能力は、両輪で鍛えていく必要があるものなのでしょう。
僕の好きな言葉(フレーズ)の一つに、
---
どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。
そして同時にそれがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視しなげればならない。
---
というものがあります。
ベトナム戦争時に捕虜になり、拷問に耐え抜き生還したアメリカ軍の将軍の言葉だそうです。
これこそが、真のポジティブ思考と言えるでしょう。
「生きるか死ぬか」を経験した人の言葉の重みを感じます。
今自分は本当に逃げずに向き合うことができているだろうか?
「もしかしたら、向き合っていないかも・・・」
と、なんとなく気付くことが、成長のきっかけになるんだと思っています。