前回のあらすじ

岡山の玉野競輪場にはホテルが併設してあり、そこに宿泊すればなんと客室からレースが見られるかもしれないとのこと。しかもその日はミッドナイト競輪の開催があるということで夜中の12時までギャンブルし放題。

負け続ければ地獄の底まで連れていかれるような旅行に、腹括って行くよ!


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5:00


眠気を帯びた体に喝を入れ布団から抜け出す。仕事のある日は常に5時起きだから、早起きは全く苦ではない。しかし、しかしだね、ギャンブルをしに行くために5時に起きることはないよね。

言ってしまえばパチスロも、ボートレースも、競輪も、全て遠くまで行かなくたって楽しめてしまう趣味。なにもこんな早起きして遠出する必要ないのでは


なんてこと思ってる奴、いねぇよなぁ!??????


ギャンブルなんてライブ感が重要だろ。その地にしかない勝負を、その地で堪能し、その地で死ぬ。それくらいの魅力はあるものだ。


とか色々考えていたら新幹線乗り場まで到着。乗り換え駅で旅を共にする相棒と合流。まずは岡山県まで向かい、ヤマサ直営店のエンドレス水島へ、そして時間があればボートレース児島へ向かう予定だ。

道中、ネット投票でボートレースを堪能。まだ頭が働かないうちにサクッと5,000円負けたので、一回冷静になって事前に買い込んだ駅弁に手をつけたのだった。


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10:30


岡山県の倉敷に到着。

せっかく遠出してきたからには、やはり有名どころは観光として巡りたいというのが人情。まずは倉敷で白壁の街並み(美観地区)を散策することに。しかし、どうしても目に入ってしまうのは、お土産売り場にあるガチャガチャなど運に身を任せる要素のあるものばかり。どうやら我々はミッドナイト競輪を心待ちにしているようだ。


レンタカーを借りて倉敷を出発。

ここからは玉野競輪に向かいつつ道中でエンドレス水島に立ち寄り、一戦交えようというところ。

今回一緒に旅行をした相棒は全くパチスロに触れたことがなかったので、なんとパチスロの初陣を岡山で飾ることになった。

道すがら、相棒にパチスロの仕組みをじっくりレクチャー。倉敷にいる間は「ニューパルでも打ってちょこちょこ当たればいいや」と思っていたのだが、やはり相棒も大きめの勝負を所望している様子。こうなったらもうニューパルとか言っていられない、ヤマサ直営店で打つ大勝負、そんなもの「モンキーターンVに決まっているだろ!!!


途中でご飯やら寄り道やらで結構時間を使ってしまった我々。冬の季節だと暗くなるのが早い、そんな日が傾きかけた頃。




あっ





まさか??





エンドレス水島、到着!!!





なんと、外観がもう可愛い。パチスロと交わることのなさそうな、屈託のない笑顔。一歩踏み入れれば通常のパチンコ屋さんと大きな差はないというのに。


すごい!


ホールに神社がある!




ホールをぐるっとみて回るうちに、自分が浮き足立っていることに気づきました。

一度気持ちを落ち着けて、相棒と共に打つ台を吟味。いよいよ台を決めて、2人並んでサンドに一万円札をぶっ込んだ。


次回に続く