「禁書目録」に続いて「スマスロ 大工の源さん超夢源」も打ってきました。
前評判はATにぶち込むまでが相当しんどくて、疑似ボーナスを連荘させている間は「沖ドキ!」ライクなゲーム性と聞いていましたが、そのボーナスループの箇所よりも他の部分が気になってしまいました。
まず、僕はこの源さんでヤレたのかというと…
ガッツリやれました。そのうえで、酸いも甘いも経験してきました。
そして得た結論としては「今回の新台の中で一番低設定での平打ちができる、でもしたくない」というものでした。
まず通常時の話ですが、想定していたよりも頻繁に何かしらは起こります。通常時はさすがハズレでもボーナス抽選をしているといったところで、特に何もレア役を引かなくてもボーナスの前兆に移行します。
通常時のボーナス契機は、割合でいうと「ハズレ」「レア役」「天井orチャンスゾーン」の3つの契機が大体1:1:1のようです。通常時はハズレが仕事をするらしいんですよね。まあ僕は強チェリーと天井でしか当たりませんでしたけど。
それぞれのフラグに、明確な役割が与えられているのは非常にいいと感じました。
リプレイ・共通ベル…通常時のベース担保
ハズレ…ボーナス抽選
弱チェリー…高確移行
スイカ…規定回数の成立でチャンスゾーン突入
チャンス目・強チェリー…ボーナス抽選
台によっては「何で存在しているの?」というようなフラグがあるじゃないですか。その無駄なフラグが源さんにはない。高確移行も、ハズレでボーナスの抽選をしているからこそ意味が大きくなりますし、ただ強小役待ちというわけではないんですよね。
打っていた感じ、スイカ2回でチャンスゾーンに突入したりと割と浅い回数での当選振り分けもあるのではないかと思っています。
次にボーナス中のAT抽選ですが、ここは正当に評価できないので省略しようかなと思います。だってBIGを2回引いて2回ともATにつながったんだもの。1/819.2の強チェリーを叩きこんでAT高確をもらって、高確中にフリーズをぶちかますという理想的な流れで2回ともATに入れました。それ以外の初当たりは全部REG単発だったので、源さんの魅力のひとつであるボーナスループを一度も体感していないのです。昼過ぎから打ったのですが、僕の前任者はそのボーナスループでプラマイゼロ辺りを何とかキープしていたようです。
そして注目のATですが、これ完全に理解できました。「幼女戦記」のATですよこれ。
「幼女戦記」は超高継続率のATを搭載していて、純増2.6枚/1セット10GのATをループさせまくって出玉を伸ばすゲーム性です。
源さんもおんなじ。継続抽選の仕方は全く違いますが、純増2.7枚/1セット15ゲームの細かいATをひたすら獲得し続けて出玉の塊を狙う台でした。
源さんの抽選システムは以下のイメージです
1ゲーム辺りの期待度が約50%の抽選を3ゲーム、そこをスルーした場合は9ゲーム継続する引き戻しゾーンに突入。その引き戻しゾーンで戻せる確率が約50%。つまり大体1/2の抽選を4回受けられます。これらを合計して継続率は約93.75%(15/16)となるのです。
1度継続をさせると15ゲームか30ゲームのATを獲得でき、再度継続抽選を行う、これを延々と繰り返していく台です。
1ゲーム辺りの期待度が50%という部分ですが、おそらく抽選は2段階となっていそうです。
まず成立役を参照して継続抽選を行う、順押しで入賞可能なフラグが立てばその時点で継続確定。フラグを引けなかったときに一発抽選を行い、そこで当選したら小役を引いていないけど告知を入れる、それをひたすら繰り返しているのだと思います。
小役が入賞する確率は、リプレイ・共通ベル・レア役の合算なので以下の通り。
1/7.3+1/9.3+1/41.2=約26.88%
つまり一発抽選は約23%で行われているのであれば納得できますね。
実際はストック込みの継続率となるかと思うので、23%よりも低い値で抽選が行われているかと予想します。
仕組みのイメージはできましたが、正直どこに設定差があるのかあまり分かりませんでした。
ボーナス当選率は高設定優遇と見ていいでしょう。出玉性能にも差があるのならボーナスのループ率が優遇されていたり、ボーナス中のAT高確の突入率が優遇されていたりといろいろ考えられそうです。しかし、結局ATの継続システムがフラグを参照した抽選である以上、フラグを参照する抽選は設定差がないので低設定でもやれちゃう気がしました。小役確率は全設定共通ですからね。
そう考えると、ボーナス当選までの通常時はやはり高設定ほど優遇されてしまうと思いますが、ボーナスを引いてからは単純に打ち手のヒキ勝負となる場面が多そうでした。この部分から、冒頭に書いた「低設定で平打ちできる」という結論に至ったのです。
そのほか、気づいた箇所を箇条書きにしておきます。
・SNSで言われていた「リールとボタン位置のずれ」はそんなに気にならない。というか5.5号機の星矢からそんな感じじゃなかった?
・低速スベリは効果音が鳴るので簡単に見抜ける。
・連続演出はチャンスアップが出ても全然外れる。前兆中のステップアップ緑、連続演出の2ゲーム連続チャンスアップの流れでハズレだった。
・ATの継続ジャッジの時、小役入賞が確定する停止系を取った時は効果音&レインボー発光で派手に祝ってくれるの気持ちいい。勝ち確定の第三停止。
・継続バトルの9ゲーム間でレア役を引ければおそらく継続濃厚。
・桐島組、町の大工かと思ったら大手ゼネコンみたいな案件を請け負っていそう。マジで現実世界の清〇建設とか大〇組的な企業なんじゃね?
あと特筆すべき内容としては、「最悪のパターンが簡単に想定できる」ということでしょうか。個人的にこれは重要な要素だと思っていて、打つ前からすべてが悪い方に転んだ場合はいくら使う羽目になるのかというのが計算しやすいんですよね。シンプルに天井までハマってREG単発。もし短縮天井の600ゲームを追うならさらに…という感じで。いくら使えば勝負の土俵に立てる、というイメージをしやすいと手を出しやすいです。
結果上げ気味に書いてしまいましたが、今回の実戦でやることはやったのでしばらくは打たなくていいかな…結局通常時、暇なときは暇だし、ATに入らないときは入らないという最悪のビジョンも明確に見えたわけですから。4万くらい勝ってるときに「最後もうひと勝負!」とかなら楽しいかもしれないですね。
短縮天井は意外と拾えるかもしれないので、勇気と財力のある方はフルスイングして狙ってみてください。AT抜け後の1回目とボーナス単発終了後は天井が600ゲームになるそうですよ。