先日、新ハナビを打っていた時のこと。

 

普段はバーと単ドンのロータリーで順押し氷狙いで消化しているのですが、ほんの気まぐれで赤7狙いで消化していました。

特に意味はないけれど、赤7中段ビタ狙い。ハズレの場合は大半が1コマ滑って赤7が下段に止まる。もしそのままビタ止まりすれば風鈴(or氷?)以上なのでちょっと嬉しい出目。大体どちらかの停止系を取るのですが、ある時突然2コマ滑って赤7が枠下、冗談にブランク図柄が停止しました。

あまりにも不自然な滑りに期待をしつつ中右と止めると、しっかりとリーチ目が出現。恐らくブランク頭の1枚役が成立していて、小役優先制御のため左が2コマ滑ったのだと思います。

 

…という経験をしまして、やはり「リールの滑り」にはそれなりの意味があるのだなと感じました。

 

基本的に5号機以降は、同じところを狙っていると1つのフラグに対して1つの停止系(滑り方)しかとりません。つまりいつもと違う滑り方をした時点で「何か意味がある」と察することができるのです。

 

滑りの察知なのですが、正直僕は直視ができないので雰囲気で大体何コマ滑ったかを推測することしかできません。だからニューゲッタマで滑りコマ数が確認できた時はなんて親切なんだって思いましたね。

僕のパチスロの思い出を遡ると、初めて滑りコマ数を可視化してくれたのは山佐の「トリガーゾーン」でした。獲得期待枚数の異なるBBを2種類搭載したツインBBタイプ。通常時はリール右横の液晶でストップボタンを押すたびに主人公が敵に向かって攻撃するのですが、ビタ止まりだとパンチ、1コマ~3コマ滑りだとミサイル、4コマだとレーザーを発射します。

この演出の区別が非常に直感的で、不自然なレーザー攻撃に思わず手を止めることも多々ありました。これが僕の人生初の滑りの認識でした。

 

当時は1つのフラグに対して複数の制御を持つことができたので、いつもと違う滑り方をしても「制御のせい」という可能性が常にありました。しかし今の時代では、滑りの発生は絶対に何らかの意味がある。そんな設計になっています。

滑り発生=何かが確定という状況下であれば、滑りを見抜く力が備わっていれば完全告知、見抜けなければチャンス告知的な感じで滑りが存在することになるでしょう。

 

最近では「ナイツ」も滑りが重要な意味を持つ台として知られています。(知られてないか。)滑りを見抜いて一喜一憂するというパチスロの根源的な部分の楽しみ方ができる時代に戻ってきた気もするので、やはりどんな台でもリール制御には注目していきたいなと思います。