前回の記事で「新台のナイツが楽しみだ」と言う話をしました。


https://ameblo.jp/beyondcrushman/entry-12803448649.html


特にBGMや世界観が好きだったのですが、もちろんシンプルなゲーム性も好きでした。

そのゲーム性を再現するって言うもんだから、否が応でも期待度は上がってしまいます。


しかし、成立フラグによって「ATで構成されたコインの増加区間」をリアルボーナスのように見せる台、今回はその総称として「擬似ノーマル」としますが、この擬似ノーマルには弱点があると考えています。今回はその弱点に言及していこうと思います。



まず「擬似ノーマル」の例を挙げようと思います。

新しいところでは「沖ドキ」「マイフラワー」「花火絶景」「ミルキィホームズ」あたり、少し前だと「ハードボイルド」「ギャグダー」などです。

通常時の当たり方を、いかにも純ノーマルマシンのように見せる、かつその当たりで6号機ノーマルの限界を超えた300枚以上の獲得が見込める。かつその当たりはATなので、その気になれば連チャン性を持たせられる、そんな機種のことです。


この擬似ノーマルにもいくつか種類があります。ほぼ完全告知の沖ドキやギャグダー、出目で当選を察知させる花火絶景やハードボイルド、擬似遊技を利用してボーナス当選のチャンスを知らせるミルキィ。


ここで言うのは、出目で当選を察知させるタイプのマシンです。花火絶景の「大花火ステージ」「花火百景ステージ」、ハードボイルドの通常時をイメージしてください。



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擬似ノーマルの弱点、それは「有効ラインが1ラインであること」だと考えています。



5号機以降、小役との重複でボーナスを成立させる事が許され、それを利用してボナ重複率100%、通常通りの打ち方をしていたら絶対入賞しないような並びで「1枚役」と重複させて豊富なリーチ目を出す仕組みが確立されました。


現行の新ハナビでは有効ラインが5つあるので、どの1枚役をどのラインでこぼしたのか一見分からないままゲームが進行するので、ボーナス成立の察知難易度がやや高まります。


しかしATをベースにしている花火絶景やハードボイルドは有効ラインが1つであるため、その1ラインに並ぶ図柄だけ見ていればある程度簡単にボナ察知ができてしまうのです。

つまりリーチ目を頭に叩き込む必要性が低い。


その弱点を解決したのが「液晶演出」です。花火絶景やハードボイルドは、ただ出目だけを楽しむのではなく演出と出目の絡みで期待度を示唆して楽しませる構図になっていました。出目の簡単さを、液晶演出で補うというイメージです。



しかぁし!!!


ナイツ、液晶がない!!!



その代わり、予告音やフラッシュ、バウンドストップなどで期待感を煽るようにしています。

この液晶演出の代わりに実装された演出が、どれくらい演出バランスよく実装されているか。ここにこの台の楽しさを左右するポイントが託されていると考えます。



個人的には、ちょっと危ない。

ハードボイルドはレバーオンで無演出でも、ボーナス期待度がほぼ0になる「捨てゲーム」が存在しなかったんですよね。無演出リプレイ次ゲーム消灯なしシューティングチャレンジ(消灯なしという矛盾なのでボーナス濃厚)とか。

予告音が演出のベースになるとどうしても「捨てゲーム」の割合が高まってしまいそうで、単調になりそうな気がします。



ただ、僕が個人的に期待しているのは変わらないので、実際に導入されてから打ち込んできっちりお金を使ってから台の評価をしようと思います。


捨てゲームがない、ホントこれ大事。