導入前から賛否両論あった「花火絶景」ですが、導入されてからは「思ったよりアリだったけど、特別打ち込む程ではない」というような評価に落ち着いたように思えました。

 

打つ人はいるけれど、終日回されることはない。導入台数多めだけど、設定が使われることがない(使われてても気づかれない)という状況ではないでしょうか。

 

かくいう僕も3回ほど打ちまして、ハズしのビタはほぼ出来るくらいに上達しましたが、朝イチから血眼になって取りに行くほどの魅力は見出せずにいます。

 

 

こんな評価に落ち着いた理由について、今さらまとめる必要もないですが、僕自身が打って感じたことを交えながらまとめていければと思います。

 

 

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①技術介入度が高過ぎる

 

ビッグボーナスでは、獲得枚数を多くするために技術介入が求められます。4号機時代のリプレイハズシを再現したものですね。

リプレイ成立時に、バー中段ビタ押しなら100%3連ドンちゃん狙いなら75%でボーナスを延命できるので、獲得枚数を伸ばすことができます。

 

ビタハズしが完璧なら平均で600枚、3連ドンちゃんハズしなら平均で570枚の獲得が見込めるらしいです。

 

このハズしがしんどい!!

 

 

4号機の再現とはいえ、ハズしの結果によって獲得枚数が状況次第で200枚ほど変わってしまいます。今の市場は、新ハナビのレギュラーの「2コマ目押しを24回やらせる」という仕組みに対してもあまり前向きな声が上がらない温度感です。(出現頻度や価値が全く異なるので比較は難しいですが

 

そんな世の中で「ビタで簡単に数十枚変わる」というリスクのある台を誰が打つでしょうか。

機械割が高ければミスを見越しても打つ人が増えると思いますが、設定6の完全攻略で108.3%、通常の機械割なら105.5%と、何とも控えめな値。

 

技術介入の精度を高めれば十分に打つ価値がありますが、機械割や設定状況を加味するとこのビタ押しを前向きに捉えられないのは仕方ないのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

②勝ち筋/負け筋がハッキリし過ぎている

 

花火絶景の勝ち筋は「コンスタントに当てて、ビッグに偏る」こと。負け筋は「コンスタントにハマって、レギュラーに偏る」こと。

 

コンスタントに当てる

ビッグに偏る

 

どっちもできれば勝ち、どっちも出来なきゃ負け、どっちかできれば微負け。それくらいシンプルだと感じました。

低設定を打つときの出玉推移が明確にイメージできてしまう、且つその推移が現実的に起こりうるのです。

 

仮に一撃の夢があれば低設定でも稼働した可能性がありましたが、花火絶景は極薄のフリーズか絶景チャレンジで引き戻し連打をカマさない限り一撃のロマンはありません。

 

飲み込む時は無尽蔵、吐き出す時はキッチリ600枚。

負け込んだときの勝ち筋が全く見えないのが良くないのかなと感じました。

 

 

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はい、この2点に尽きると思います。

 

実際打ってみると、コンスタントにチャンスゾーン(大花火ステージ/花火百景ステージ)に入りますし、2つのチャンスゾーンが差別化されているので狙いが異なり打っていて楽しいです。

 

ネックと感じていたポイント貯め区間も1周期が短めなのでそこまでストレスではないです。

 

ただ、ゲーム性的には「花火百景の後継機」として売らなくても良かった気がしました。赤ドンとか。

 

色々なところに細かく取っ付きにくい要素があるので、人気には繋がっていないんだろうなぁ、と感じております。