僕はもともと「パチスロの神髄は“出目”にあり!」と考えるような硬派なスロッターでした。だから液晶演出などどうでも良くて、純粋に3×3のリール出目にのみ注目してパチスロを打っていました。
そんな僕が液晶に注目するようになったのは5号機時代。初代の「クレアの秘宝伝」。
チャンス目を引いたのでボーナス察知を進めると、小役を連続で引いてなかなか判別が進まない状況になりました。
しかし演出のアツさ的にハズレだろう。
連続演出の最終ゲームでついに小役がハズれ、出目的にもいよいよボーナスはなさそう。
案の定、連続演出はハズレて通常時に逆戻り。ちょうど持ちコインも飲まれたしやめようか、設定も良くなさそう。
…でももう千円だけ打つか、チャンス目を引いて、きっちりボーナス察知でアツくなりたい!
そう思いサンドに千円札を入れてコインを借り、レバーを叩いたところなんと復活演出が発生。
「えっ!?あの演出から当たるの?そんなことある?」という感じでめちゃくちゃ驚きました。
冷静に考えると、危うくボーナスを捨てて帰るところだったので損するところでした。
しかし、こんなにも1回のボーナスで驚いたのは僕のパチスロ人生で初めてでした。
その驚きを演出したのは、何を隠そう小役優先のリール制御と、ボーナスが当選していてもそれを感じさせない演出バランス。
この2つの要素がドンピシャで噛み合った末の驚きだったのです。
この一件以降、液晶演出の奥深さに惹かれるようになりました。
新台でもキッチリ演出を見て低確高確を察知したり、前兆ゲーム数を数えて演出矛盾を楽しんだりするようになりました。
ありがとうクレアちゃん。
あの驚きから数年。
今の時代の復活演出は何なんだよ!!!
明らかに当たる流れなのに!
無駄に復活演出を使いやがって!
前兆中に本前兆濃厚演出が出てるのに!
なんで復活なんだよスッと当たれよ!
通常時を1ゲーム間延びさせるなよ!!!
はい、クレアちゃんとの思い出は、最近の台の復活演出への文句を言うための布石でした、ごめんねクレアちゃん。
復活演出の驚きや感動は、リール上の出目と復活演出までの液晶演出が噛み合って生じるもの。メーカー様にはここを何とかご理解いただきたい…
いまや液晶搭載がデフォルトの時代、出玉設計以外にも、演出についても今まで以上にこだわってもらえたら嬉しいなと思います。