6号機のスタイルも、いろいろな形が生まれてきました。
直近では、初当たりが必ず本ATである「北斗の拳 宿命」が導入されました。
チャンスゾーン的なATをクリアせずとも、確実にATが消化できるというものです。
6号機の主流の形として「突破型」というタイプがたくさん市場に出回りました。
〇戦突破型ともいわれるもので、リゼロをはじめとする、チャンスゾーン的なATを、継続率に伴って「突破」すれば本ATに突入するというものです。
見た目にわかりやすく「突破型」を搭載している機種としては、最近だと「政宗3」「バイオ7」でしょうか。
しかし、先に挙げた「北斗の拳 宿命」ですが、これも考え方によっては突破型だと言われているのです。
考え方としては次の通り。
まずはATに当選させる。
そのATの一部が「強AT」に振り分けられ、やっとまともな出玉の獲得に期待ができる。
「強AT」に振り分けられなかった場合、単発となり60枚前後の獲得でATが終了する。
こんな感じです。
要するに、ATの単発終了も「出来レース」であり、チャンスゾーン的なATを突破できなかったからそのような結果となる、という考え方のようです。
個人的に、この考え方はよくできていると思っていますが、これを認めてしまうと、この世の大半のATorARTを搭載しているパチスロは「突破型」と言われてしまうのではないでしょうか。
なじみのある、有名5号機から当てはめてみましょう。
「バジリスク絆」ですが、まずチャンスゾーン的なATである「バジリスクチャンス」と突破して「バジリスクタイム」に入れます。
さらにAT突入時の継続率抽選も「突破」して66%以上のATに入れます。
もし最低継続率が選ばれた場合は、しょぼATでがまんしてください。
しかし消化中にバジリスクチャンスや「無想一閃」を突破できれば出玉に期待ができますよ。
「北斗の拳 転生」をはじめ、AT、ARTにレベルがあるものは、初当たりを取った時にATレベルの振り分けを「突破」しない限りしょぼしょぼ出玉で我慢してくださいね。
こんな感じで、結局6号機以前でも、まとまった出玉を獲得するためには狭き門を突破する必要がありました。
機種によっては、その「狭き門」が複数搭載されているものもあるので、目に見えて「突破型」のようには見えませんでしたが、このように考え方によってはどんなパチスロ台でも「突破型と同じだよね?」というように見えてしまうのです。
最近になってこの「突破型」という言葉が浸透してきましたが、パチスロなんて以前から突破してなんぼの世界。
出来レース台はいくつもあるかと思いますが、すべて「どうせ6号機だから」という形で偏見の目を持たずに台の評価をしてみてはいかがでしょうか。
結局突破型と同じだから…と決めつけてしまうには惜しい台がいくらでもあると思うのです。
せっかくなので、パチスロを打っているときぐらいはうがった見方をせず、出来レースだとしてもそれを甘んじて受け入れるくらいの余裕をもってパチスロを打っていければと考えております。