マーキングは簡単に目に見える場所に残されるわけではありません。家主に簡単に見つかるようですと無闇に不信感を増大させるだけになるため、普段あまり見なかったり、日常生活では見えにくかったりするような場所にもマーキングされることが多いです。一例として、次のような場所が考えられます。
・玄関
・ポスト
・表札
・インターホン
・電気メーター
・ガスメーター
・配管
玄関やポスト、インターホンは毎日目にしている場所ですが、小さなキズや模様、記号には気づきにくい可能性があります。電気メーターやガスメーター、配管などは普段あまり意識して利用しないため、見逃してしまう可能性もあります。また、裏側や側面にマーキングされていることもあるため、玄関周りにじっくり調べる習慣がないと見落としてしまうでしょう。
マーキングにはどんな種類がある?
マーキングの種類はさまざまです
具体的なマーキングの一例を紹介します。
例えば女性であれば「Woman(ウーマン)」の頭文字「W」を、一人暮らしの方であれば、「Single(シングル)」の頭文字「S」という記号が考えられます。この2つのマーキングを複合して「W S」というマーキングが施されていたら、「独身の女性が住んでいる」という意味になります。綜合警備保障会社のアルソックは例として次のような表を公開しています。
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マーキング例
意味
M
男性
W
女性
S
独身
F
ファミリー
学
学生
赤
赤ちゃんがいる
w8-20(ル)
平日(ウィークデイ)8時~20 時までは留守
20SW_9・21
20代独身女性、9時出勤、21時帰宅
SS
土日休み
黒いシール
家族、男性、(侵入や販売が)厳しいなど
白いシール
独身、女性、(侵入や販売の)可能性があるなど
黄色いシール
もう一息、赤ちゃんがいるなど
〇
可能性あり
×
ダメ
△
もう一息
出典:『空き巣の手口「マーキング」の実例と対策|ALSOK』より引用