「あの、わたし、あなたのブログでいつも癒されてます。
こんなに毎日を心豊かに過ごせる人もいるんだなあって。
自分はといえば、なーんかパッとしないんですよね。大学は特に楽しいこともないし。
だけど一度でいいから、人気者になって注目されてみたいって願望はあって...」

かなえは、自分でも何を言ってるのかよくわからずにいたが、延々と語ってしまったのだ。

萌はしばらく黙って聴いていたが、突然にこっと笑ってこう言った。

「じゃ、なってみる?人気者に!」

萌の提案は、ある一定期間、萌の代わりにブログを更新するというものだった。
ブログでも人気者の気分を味わえるだろうからと。

かなえは、もし萌じゃないことがばれたら大変なことになると思ったが、なぜだか成功する自信があった。
そこで1ヶ月間だけ、萌になりきることを決めたのだ。

~続く~