出雲大社(島根県) | yampoo 御朱印集めの旅 

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御朱印を集める旅を始めました。

念願の出雲大社に参拝することができました。

とにかく出雲大社はスケールが大き過ぎます。はるか昔、本殿は約50mの高さにある空中神殿だったとの言い伝えがありました。

最近になって、それを支える大きな柱の一部が発見されて、その言い伝えが本当だったことが証明されました。

今でも社殿やしめ縄など巨大なのに、以前はお社全体が想像を絶する桁違いの大きさだったことがうかがえます。

 

私は、この「御朱印集めの旅」を始める前は、国を譲った側の大国主命は出雲大社のみに祀られているものと思っていました。

ところが、全国各地の神社で御祭神として崇められているということを知りました。

 

ところで、出雲大社には謎が多いです。

そもそも、都にある御所や伊勢神宮よりも大きな日本一の建物が何故出雲にあり、それが許されたのか?

何故、正式な作法として柏手を4回打つのか?

何故、しめ縄の向きが普通の神社と違って逆なのか?といったことです。

 

柏手を4回打つ理由としては、観光バスガイドさんはよく「幸せの"し"」だとか、「四季」を表しているとか、「東西南北」のことだと説明しているようです。

本当は8回柏手を打つところを簡略化して4回にしているという説もあります。8とは「多い」という意味で、例えば「八雲」とは雲の多い様のことで、「八百万の神」というのも8を百倍しているので、ものすごく多いということでしょう。

しかし、それにしても4というのは縁起の良い数字ではないですよね。以前読んだ本には、4回の柏手は大国主命が黄泉の世界から出てこないようにするための呪いの作法かもしれないと書いてありました。

しかし、全国各地で「大国様」としてこんなに親しまれているのに、そんなことがあるのかと思ってしまいます。

 

日本人は敗者に対するいたわりの気持ちがあります。憐憫の情とも言えます。もちろん「祟り」が怖いということもあるかもしれません。

大国主命は因幡の白ウサギの逸話にもあるように優しい性格ですし、日本の国造りに貢献された神様です。

古代から現代に至るまで大国様に感謝し、崇拝するというのは日本人の精神性の特長であり、素晴らしさであると思います。