甲府の武田神社は、武田氏居館であった躑躅ヶ崎館跡地にあります。御祭神はもちろん武田信玄公です。地元山梨では必ず「公」を付けなければなりません。
宿敵であった上杉謙信と死闘を繰り広げるわけですが、日本アルプスの美しい山々を背景に、武田軍の「風林火山」と上杉軍の「毘」の旗がたなびく風景を想像すると本当にロマンを感じます。
この二人の武将は価値観が全然違うので激突せざるを得なかったのでしょうが、中世タイプのこの二つの最強軍団が、近世の扉を開く織田信長をもっと圧迫し続けたら、日本史はもう少し変わっていたかもしれません。
以前、「武田の杜トレイルランニングレース」というのに参加したことがあります。
武田神社がスタート地点だったのですが、レース前にランナー全員で安全祈願をしました。一斉に柏手を打つ光景は壮観でした。