越中の国には四つも一之宮がありますが、日本三大霊山のひとつ、立山を御神体にしているのが雄山神社です。雄山神社は立山山頂にある峰本社と麓の立山町にある祈願殿および前立社壇の3社から成り立っています。
越中を代表する風景としては、やはり立山連峰です。富山平野から見えるこの風景は圧巻と言うしかありません。この立山を御神体としているのですから、四つの一之宮のなかでも雄山神社は別格ではないかと個人的には思っています。
峰本社の下の写真は以前、立山に登ったときに撮ったものです。
山頂に着くと、お祓いをしていただき、「神は私以外の何ものにも与えていない大いなる使命を私に与えている。私は神の子として私一人の尊い人生を力強く生きよう。」と書いてあるお札をもらいました。頂上に立ったという高揚感と相まって胸にぐっと迫るものがありました。
今回参拝した日は平地では雨でしたが、祈願殿では雪に変わりました。境内ではまだ残雪が多く、さすが立山だと感じました。
それよりも標高の低い前立社壇では、ちょうど巫女さんによる踊りの神楽鈴の音が聞こえてきて何とも厳かな雰囲気でした。