普段からできるだけ、ネガティブな感情を持たないように努めていますが、
ネガティブな気分から抜け出せない時もあります。
そういう時、私は踊ります!好きな音楽を爆音でかけて。
ダンスというよりも、ただ体が動きたいように動かすだけ。
リズムに合わせようともしませんし、上手に踊る必要もありません。
一人で音楽に合わせて動いているという方が合っているかもしれません。
そうすると、少しずつ気持ちが変わっていくのを感じます。
たとえば、おしりをふりふりしてみるだけでも、
なんだかちょっと楽しくなってきませんか?
ほんの少しでも笑えたら、それは感情の流れが変わるサインです。
感情って、不思議と一度にひとつしか入らないんですよね。
「苦しい」でいっぱいになっているときには、「安心」や「喜び」は入り込む余地がない。
だからまずは、今ある感情をちゃんと感じて、体を通して外に出してあげること。
それが私にとっての「踊ること」なんだと思います。
実は、アンソニーロビンズのセミナーでも、定期的に立たされて、踊らされる時間があります。
最初は「え?」と思ったのですが、実際にやってみると、
頭で考えていたことが一気に飛んでいきます。
そして体があたたかくなって、気持ちも前向きになっているのです。
思考よりも先に体を動かすことで、心の状態が変わっていくというのを、
私も何度も実感してきました。
そしてもうひとつ、大切なこと。私たちが「今」感じている感情が、
「これから」の現実を形づくるエネルギーになります。
不安や恐れを感じたまま過ごせば、その感覚に沿った未来が展開されていくし、
安心や静けさ、喜びを感じていれば、それが未来の土台になっていく。
だから、「過去の後悔」や「未来の不安」を感じるのではなく、
「今」の感情をただただ感じることは、未来を大切にすることでもあるのだと思います。
「今を生きる」とは、過去や未来にとらわれず、ただ、いまの自分を感じること。
そのために必要なのは、大きな覚悟や何か特別な体験ではなくて、
音楽をかけて、ちょっとだけ体を動かしてみる、そんなささやかな行為かもしれません。
どうしても未来の不安感から抜け出せないというクライアントさんには
「踊ってみて」とアドバイスをしています。
実際に不安感にかられたら踊ってみたクライアントさんからは、
奇跡ともいえるような収入が入ってきた、仕事が入ってきた、
体調が良くなったといった嬉しいご報告をいただいています。
気持ちが晴れない時、過去を思い出してくよくよしている時、
まだ起こっていない未来を憂いている時、試しに踊って、感情が晴れていくのを試してください!
おしりをふりふりするだけでも大丈夫。
ほんの少しの笑いや余白が、きっと今のあなたを救ってくれると信じています。
石田由起子
最近、お気に入りのノリノリの曲!