美術館に行ってきました。
私は絵画を見るのが好きで美術館に度々行きます。
そこまで絵画に詳しくはありません。
ただ、絵画を見ると、頭のぐるぐる思考がなくなり、時間の感覚がなくなり見入ってしまうのです。その感覚が好きで美術館には時間があれば行くようにしています。
私は学生時代に美術部に所属していたのですが、一切絵を描くことなく、部室にある画集をずっと見入っていました。いつも気づけばあっという間に下校時間です。
今日気づきました。
絵画を見ている時は私はいつも「今ここ」にいることに。
どれだけ悩んでいても、仕事が忙しくても、未来を憂いていても、絵画を見ると「今ここ」に自然に固定されます。
全く思考がないわけではありません。
「この色彩はどんな感情で描いたら出てくるんだろう」
「この余白の意味は何?」
目の前の絵画に関する思考だけが溢れてきます。
タイムウェーバーでは「今ここにいなさい」という文言がよく出てきます。
「今ここ」はとても大切です。
心配事にフォーカスしていると、その意識が未来を創ると思っています。
だから、何事も起きていない「今ここ」にフォーカスをすることが重要。
タイムウェーバーから「今ここにいなさい」と出るたびに、クライアントさんには
「今の感覚だけ感じてください。心配ごとも、将来の不安も今は起こっていません。今だけに集中してください」とありきたりの言葉で伝えていました。
でも、それが簡単にできないことは承知していました。
頭から心配事を払拭しようと頑張れば頑張るほど、頭の中は心配ごとを意識してしまい、
心配事を完全に排除できない自分を責めてしまう。
今日の私の学びは、誰でも「今ここ」に簡単に戻れるスイッチがあるのではないか、ということ。
実際に今日は美術館に入るまでは珍しく感情が揺さぶられており、少し情緒不安定でした。
しかし、美術館に入るやいなやすーっと引いて、絵画に夢中になっていました。
絵画は「今ここ」に戻れる私のスイッチです。
他にもスイッチを探してみました。
「空を見る」ことです。
水色とピンクのグラデーションの空、
動物の形に見える雲、その先には何がある?
と想像を掻き立てられる漆黒の夜の空、飽きずにずっと見ていることができます。
空を眺めている間は悩みなんて頭にありません。
beyond the cloudsと空に関係ある名前を屋号にしたのも、
無意識に私は「今ここ」スイッチを知っていたのかもしれません。
あとは、自然に囲まれた露天風呂。
3つスイッチが見つかりました。
人によっては、音楽を聴くこと、走ること、漫画を読むこと、裁縫をすること、畑仕事をすることかもしれません。
自分の「今ここ」スイッチを知り、意識してその世界に浸ることで、
世界中の全て人は簡単に幸せな未来を創造できるじゃないか!
それは世界平和に繋がるんじゃないの?と考えて、今日はとても気分が良くなりました。
皆さんの「今ここ」スイッチ教えてくださいね。
石田由起子