子供の頃インターに通っていて最も辛かったのは英語での勉強でも人種差別に合うことでもなく仲良くなったお友達とのお別れでした。
 
基本国内も海外もインターナショナルスクールはエクスパッド(Expat)の方々のご子息ご息女のための学校なので、スリープオーバーやバースデーパーティーなどを何回かしてお互い家族ぐるみで仲良くなると数年でお別れがきてしまいます。いわゆる長くお付き合いのできる幼馴染や親友といった友人ができにくい環境。
 
やはり、幼少期のお別れは辛いです。私の姉たちはあまりにもこの事がトラウマになったらしく、将来結婚したら自分たちの子どもは絶対に転校しないでいいように生まれた同じ国でずっと育ててあげたいといつも話していました。
(現実はまったくそうはなっていませんが!)
 
ただ、大人になった今となってはアフリカを含めて全ての大陸・世界中に友達がいるのでその点は良かったと思いますし、昔のようにお手紙を通じての連絡ではなく、すぐメールでやり取りも出来るので今はだいぶ違ってきていると娘を見ていて感じます。
 
 
今ではボーディングで女の子同士もめごともありますが、基本仲良くしているみたいで安心しています。
 
だとしても、やはり娘は14歳にして今まで5回も国を渡り歩いて転校しており、その度にインターで仲良くなった友人たちとお別れをしているので、どこか人間関係に対して割り切っている感じがします。国内インターに編入後も仲良くなったと思ったらドイツに帰国、スイスに帰国、サンフランシスコに転校、中国、韓国、シンガポールに帰国とお別れが続きました。ある時に「ここの国には何年いるの?どうせまた引越すならベストフレンドなんか作りたくない、お別れが辛すぎるから」と言われたときには本当に心が痛みました。
 
そのこともあり、なるべくその国に行ったら娘の友人たちにコンタクトをとるようにしており、今では今度の夏休みはどの友人に会いに行くかいつも楽しみにしています。
 

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