ここ最近アメリカで頻繁にニュースになっているAsian Hate Crime。Times Square近くで教会に向かう途中襲われた女性の映像を見た時に「まさか、日中あそこで?」と驚きました。

 

アメリカ全土に広がりを見せているこのニュースですが、私はニューヨークに住んでいる間なによりも驚いたのが、Asian Americanアジア系アメリカ人のママ、パパ達の気合の入った子育てです。

 

マンハッタンとその周辺には有名な私立校(特に男子校や女子高)がたくさんあります。そしてもちろん日本に比べてニューヨークの多くのものがそうなように学費も日本のインターの2、3倍近くポーン 何もかもが桁違いで最初は親としてこの街でやっていけるかどうか、かなり不安に襲われ、何度もスケールの違いに落ち込みましたが、ここで私を奮い立たせたのがアジア系アメリカ人のママ友たち。彼等の多くは本当に優しくて、暖かく娘や私に接してくれました。

 

我が家は国連本部の近くに住んでいましたが、アッパーイーストやトライベッカのようなお金持ちエリアではなく、辺りはマンハッタンの中では普通エリア。

 

プライベートスクールに入れて習い事などもさせている親御さんももちろんいましたが、そうではなく公立のトップを目指すご家族もたくさんいらっしゃいました。その多くが1世や2世のアジア系の中国、韓国やインドからのご家族。

 

8年生までは公立のGifted Programに通い、SHSATというテストを受け、そのテストの結果をうけて志望した高校に入学します。皆希望するのは、あのスパイダーマンの映画にも出てきた主人公が在籍する理数系天才児たちが通う、Bronx Science!ダメならStuyvesant, Brooklyn Latin, Brooklyn Tech, Queens Science等々続きます。またマドンナのお嬢様のように芸術やダンスなどで有名なLaGuardia

(こちらはオーディション審査有)

 

 

 

 Peter Stuyvesant -1647年からオランダの

ニューネーデルラント植民地最後の総督さん

でニューアムステルダム後の

ニューヨーク市の初期発展に残した功績が

スゴイ。

 

これらの学校はSpecialized High Schoolといい、公立なのでもちろん基本無料(ロッカーレンタル料などはかかるそう)でなんと基本テストの点数のみ!ここでめきめき頑張るのがアジアの血でしょうか?

 

親御さんは小さいコンビニやクリーニング屋さんなどを経営しながら自分自身も血の滲むような努力をして働き、子どもに猛勉強させます。

 

そして無事にStuyvesantに入学するといつ寝てるの?と思うほど子供たちは勉強、部活やボランティアに大忙しの4年間。ここでよく聞くのが「あなたがアイビーに入れなかったらイーストリバーに身を投げて死ぬから」の脅し文句。私はこれを言われたら怖いですが、子供たちは結構慣れっこ…要するにそれだけ気合が入っています!

 

もう本当にアジア系のアメリカ人ニューヨーカーは頑張り屋さんなのです。これがいいことか悪いことかはご家庭それぞれの価値観の問題ですが、私は少なくても異国に移り住み「自分に今できる最大限の努力をする」という生きざまには感銘を受けましたし、だからこそ彼らはアメリカで成功し、次の世代へと富を繋げていけるのだと確信しました。

 

そんなアジア系アメリカ人へのHate Crime!本当に許せませんパンチ!でもここでへこたれるアジア人ではありません。現に上記のBronx Science やStuyvesantの8割近くはアジア人です。気合とテストの点数!負けません!もちろんアメリカで成功するにはこれらだけでは難しいですが、NYはなによりもknow whoコネですので。

 

でもなにかのとっかかりになります!一度でも血の吐くほどの努力をしたことがある人は本当に強いと思います。

 

インターナショナルスクールに進学なさりたいご家族の総合サポートをしています。

 

宜しかったら遊びに来てくださいウインク

https://www.beyond-g-edu.com/